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7. つじのカレーレトルト化計画と、そこから生まれていくもの



大変過ぎるカレー作りの現状
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、現在「つじのカレーレトルト化計画」を進めています。市内キッチンカーで人気のつじのカレーと多機能型事業所うきわく(福祉)とのコラボレーション。このプロジェクトでは利用者さんがパッケージの挿絵を描いたり、レトルトカレーの梱包を行ったりする予定です。

いい試みでしょ?(自画自賛)

つじのカレーさんは、うきわくの貸店舗を借りてくれて事業展開しているオーナー様で、そういった関係からお話をする中で意気投合。つじのさんにあってうきわくにないもの、うきわくにあってつじのさんにないものを話しているうち、「レトルトカレーで展開したら自分たちにもいいし、みんなの思いもカタチにできるのでは?」という話になりました。

つじのカレーはオーナーの辻野さんが一人で毎日カレー200人分を作るといった現状。仕入れから調理、片付け、梱包資材やお金の管理までを行う、めちゃくちゃタフでハードボイルドな世界
調理する手が腱鞘炎でボロボロ。それに加えて時間も全くない状態で。
つじのさん曰く

「もうカレー作りたくない‼でも楽しいから販売はしたい♡」


じゃ、レトルトカレーにしたら良いんじゃない?
・・・毎日200人分はそりゃ大変だよ。。( ̄▽ ̄;)


利用者の表情がかわる、そして職員の…



パッケージ制作に向けて初打ち合わせ。利用者さん少し緊張気味♡


そう考えた時、せっかくだったら絵を描くのが好きなうきわく利用者さんにレトルトカレーのパッケージを任せてみようということになりました。
いつも絵を描いている利用者さん、ただ書いているのではもったいない。
カタチにしてあげたい。
そこで・・
「無理しなくていいけど、もしやってみたかったら、ぜひ♡」といってみました。
そういったら目をキラキラさせて
「やってみたい!」

表情や表現があまりある子じゃなかったから、この瞬間に感じました。
「この子の何かが変わる」と。

ちなみに、先日パッケージの打ち合わせに現れた利用者さんと担当職員の職員の方。
同じく、利用者さんの変化を感じ、それがとても嬉しかった様子で、その内容をラインに書いて長文で私に送られてきた。

どうやら、この職員も「秒」で変化しはじめてる。20代のこの職員、利用者の変化が本当に嬉しかったのがよくわかる。
それ以降、仕事での報告や声掛けが、少しずつ意識的になってきてるのもわかる。

なってほしいと思ってた、素敵な効果がすでに起き始めている。

つじのカレーレトルト化計画、カレー以外の副産物がとっても多い予感でいっぱいです。



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