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外資系ワーママの思う、老若男女働きやすい会社。アンコンシャスバイアスをご存知ですか?

「今日お子さん大丈夫?」

飲み会に来た。残業している。休日出勤している。

そんな時、この質問をされる情景を思い浮かべてみてほしい。

さて、この会話の続きは何でしょう?

「はい、今日は夫が見てくれています」(モヤッ)
「はい、シッターさんをお願いしました」
「はい、実家の親が来てます」

このどれかが頭に浮かぶ人が多いのではないかと思う。

さて、私は先日、コロナも挟んでいく年かぶりに開催される組織の年度集会に行ってきた。
開催日は社員の顧客対応がない土曜日。

そして話は冒頭に遡る。

「今日お子さん大丈夫?」

そんな声が聞こえてきた。
私も内心ドキリ。

そしてその答えは…

「はい、妻が見ています」

実は、聞いているのも聞かれているのも男性社員である。

会話の続きはこんな感じだった。
「はい、妻が見てます。ほんと、助かります。」

この話が、「えっ、すごい!」でも「進んでる!」でもなく「へー、別に当たり前だよ」になりますように。

誰かがいる。
その人の事情がある。
その事情をわかり合おうとする。
そんな会社なら働きやすい人が多いと思う。 
なかなか数字には現れない。
(男性の育休取得率も、実態は微妙でも数字をよく見せるのは可能)

「お子さん大丈夫?」
と聞かれている人が母親ではないかと無意識的に思ってしまう、あるいは、無意識的に女性社員にだけ聞いてしまう。

それはあるあるである。

意識せずに男女で異なる反応をしてしまうのは無意識のバイアス、アンコンシャスバイアスというそうだ。
男女限らず、学歴、年齢や宗教など、何にでも使える考え方だという。

よくある例題は、子どもが事故に遭い救急搬送されたというもの。救急車で父親が付き添う。
病院に着くと医師は言う「我が子なので治療できません」。

答えは簡単で、医師は子どもの母親だ。
医師が男性というアンコンシャスバイアスがあると、医師の言葉の意味が分からない人が出てくる。

こういう、自分にかかっているバイアスを外して世界をより良く見られたなら生きやすくなるだろうか?

せめて、子どもに柔軟な発想を!と叫び自分は頭が硬い人にならないようにしたいと思う。
 
✏️

働きやすい会社のマインドについて最近では別の記事も書きました。

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