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ポジティブムーブメントとネガティヴムーブメント

今回も基本的なトレーニング用語についてのまとめです。

ポジティブムーブメントネガティブムーブメントもトレーニングを理解する上では必須の知識となります。

【ポジティブムーブメント】

コチラは

・筋肉が収縮しながら働く動きになります。

ベンチプレス→バーベルを上げる
スクワット→立ち上がる
デッドリフト→身体を起こす

といった動きがポジティブムーブメントにあたります。

ポジティブムーブメントは等張性収縮の短縮性収縮(コンセントリック)ともいいます。

やや専門的な言い方ではありますが『同じ張力で筋肉を短縮させながら働かせる』という事になります。

トレーニング時にはこのポジティブムーブメントでいかに張力を逃さずに素早く、

バーベルを挙げる(ベンチプレスなど)
立ち上がる(スクワット)
引っ張る(ローイングなど)

事がポイントとなってきます。


【ネガティブムーブメント】

コチラはポジティブムーブメントの反対の動きで、

・筋肉が伸びながら働く、動きとなります。

ベンチプレス→バーベルを下げる
スクワット→座り込む
デッドリフト→お辞儀する

といった動きがネガティブムーブメントにあたります。

ネガティヴムーブメントは伸張性収縮(エキセントリック)ともいいます。

ポジティブムーブメントとは逆の『張力を働かせながら筋肉を伸ばしながら働かせる』動きとなります。

トレーニングにおいてこのネガティヴムーブメントは筋肉に強い刺激を与えられるのでとても重要となります。

具体的にはポジティブムーブメントとは反対にゆっくりと丁寧にスピードをコントロールしながら動作を行います。

ネガティヴムーブメントではポジティブムーブメントより大きな筋力を発揮させることができます。

具体的には

ベンチプレスなどで

100㎏のバーベルを上げる事はできないがゆっくりと下げることはできる。

といったことになります。

懸垂ができない方も

飛びついて肘が曲がった状態からスピードをコントロールして下げる事で広背筋や上腕二頭筋を鍛える事が可能となります。


【ランニングでのネガティブムーブメントの活用】

日常生活動作のなかでは

階段や坂道の登りはポジティブムーブメントにあたり、下りはネガティブムーブメントに当たります。

ランニングにおける坂道トレーニングは

・下り→着地筋(大腿四頭筋や下腿三頭筋)の筋トレ

・登りは→心肺機能のトレーニング

の要素が強くなります。

私も坂道トレーニングを200メートルぐらいの緩やかな坂道を下りメインで5〜10本、週1〜2回程度実施しています。

オススメのやり方としては、

筋トレにおいてはネガティブはゆっくり丁寧に行うことがポイントと伝えましたが、ランニングの下り走は

動き作りやより強い刺激を与える為に気持ち良くスピードを上げて行います(ダッシュではない)。

心肺機能にはインターバルやビルドアップ走で負荷をかけているので登りはゆっくり息を整えながら登ります。



【まとめ】

①ポジティブムーブメント、ネガティヴムーブメントはセットとなるのでどちらが重要というわけではない。

②ポジティブムーブメントは意識しやすいがネガティヴムーブメントは雑になりやすい。

③ポジティブムーブメントは素早く、ネガティヴムーブメントは丁寧に行う

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