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チャンスの神様

世の中は平等じゃない
格差だ格差だとニュースで騒がれるずいぶん前から思っている

どんな遺伝子を受け継いだか、どの地域に生まれたか、どんな家庭で育ったか、どんな人と出会ったか、どんな教育を受けたか、みたいな要因を土台にして、その時どんな感情が芽生えたか、どう考えたか、どういう選択をしたかみたいな要素も加わった掛け算で、まず社会人として出ていくまでの間に立ち位置が違ってスタートラインが違ってくる

その後も、不公平で理不尽で、その中で上手くいくこともあり、いかないこともありながら、やる気を出してみたり、落ち込んだりしながら、気持ちに折り合いをつけて生きている

嬉しいことがあったら心に沁みて感謝し、辛いことや哀しいことがあったらとことん泣いて時間の経過に少し癒され、悔しいことがあったらどうしたらいいか対策を考え、次に備える

いい結果を得られる要素は、努力と運とタイミングで構成されているんじゃないかなぁと思ったりする

努力だけではなかなか日の目を見ないし、運やタイミングが巡って来てたまには上手く乗れたとしても備えていなければ次は間に合わない

こんな世界をあきらめて流されるか、準備しながら掴みに行くか、護りに入るか攻めの姿勢で行くかは自分が決めると思っている今日この頃

「ねえ、チャンスの神様って知ってる?チャンスの神様って、前髪しかないんだって。だから、不意にチャンスの神様が前から歩いてきたらその前髪をしっかり掴まないとダメなんだって。くるっと向きを変えちゃったら掴めないから」

横に座っている娘に話すと・・・返事がない

「ねえ、聞いてる?チャンスの神様はさあ・・・」
横を向くと、ご機嫌よくスマホを見ている娘
「え? 前髪がなに? どうしたって?」

・・・そっか、そんなにサバイバルに考えなくてもいいのか
もっと気楽に、柔軟に考える割合を増やしていかないとなぁと『ユルさ』を忘れずちりばめていこうと思う今日この頃


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