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あなたの強さ

人は生きているだけで
存在する価値があります。

普段はそう思えても
心がざわつくとそうは思えなく
なる時もあります。

なんで自分はダメなんだろう?
落ち込んでしまいます。

しかし、そこにあなたの強さが
隠されているかもしれません。

誰しも、成功したから
お金がたくさんあるから
強いわけではないと思います。

誰かに自分の弱音や苦しいことを
打ち明けた時
その人に受け止めてもらうだけで
十分に幸せを感じられます。
まさにGood enough「それで良い」のです。

私は小さい頃から
感受性が強い子供でした。
自分ではその気持ちを周囲に隠しながら
生きていました。
勉強して本を読んで知識をつければ
なんとか生きられると思っていたのです。

対照的な人が、私の祖母でした。
祖母は義務教育も満足に受けられませんでした。
それでも私たち孫の世代まで
逞しく生きていました。

この世の知識やつけやきの処世術なら
祖母には負けない自信があります。
しかし、生きる知恵や強さを比べると
もういない祖母には、
私は今からどんなに頑張っても
敵う気がしません。

そんな祖母は私に優しく接してくれました。
私の今の自己肯定感はそこから来ていると
思います。

なぜ、祖母はそこまで強い人に感じたのでしょうか?
それは、生きることにあがなうことを
していなかったからだと思います。

「神よ、変えることのできないものを
静穏に受け入れる力を与えてください。
変えるべきものを変える勇気を、
そして、代えられないものと
変えるべきものを区別する賢さを
与えてください」

ラインホルド・ニーバー(本書よりp107)

アメリカの神学者、「ニーバーの祈り」です。

私も含めて
苦しい時は「代えられないもの」を
人はなんとかしようとしてしまいます。
それが苦しみを生むと思えるのです。

ただ存在するだけで価値がある。
今日という日にも意味がある。

本書p152より

人は私も含めて誰しもが
「死」を免れません。
だからこそ
今日という日にも意味があります。
変えられるものに勇気も出せます。

どんなに辛い日でも
それで自分を「弱い」と
決めつけることはいけません。
そんな「弱い」自分でも
受け入れられれば
周囲に気づくことが増えて
真に強くなれるのです。

後悔のないよう、今日という一日を生きていく

本書p172より

弱い自分だからこそ
真に本当に強くなれるのです。

今夜はここまで・・・
ありがとうございました。

では また

おわり

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