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認知症の母 用意したお昼は食べず…

 2019年に認知症であることがわかった母。2020 年頃から激ヤセし、自宅で自力ではまともな食事をとってなかったことが発覚しました(詳細は、「認知症の母が激ヤセ その原因は…」を参照。)そこで朝食はロングライフパンに牛乳か蛋白質強化スープ、夕飯は宅配弁当を手配。
 昼食は週に4回はデイサービスで、週3回は冷凍の弁当等を用意し、すべてに電子レンジで何分温めるか付箋に簡潔に書き、本体に貼り付け、母が自力でチンして食べられるようにしました。
(「自力で食事ができず激ヤセ 認知症の母に、こうして食べさせました!」参照。)

 8月上旬に実家に行くと、7月下旬に購入した昼食用の冷凍食品がほとんど食べられないまま残ってました。冷蔵庫の冷蔵室を見ると、消費期限が切れたコンビニ弁当が2個も入っていました。即、廃棄です。
 7月下旬までは、冷凍食品を順調に消費してたのに、昨日は猛暑の中、近所のコンビニにわざわざ昼食を買いに出かけたようです(それも賞味期限切れ間近の値引き弁当ばかり…)。これまでずっと食べていた冷凍食品のことをすっかり忘れ、ここ2週間、食べるものが無いと外に買いに出かけていたのか…。

 冷蔵庫の冷凍室のドアには、「デイサービスの無い曜日に、昼食で冷凍食品を食べる」と貼り紙をしているのに。母の脳みそから“昼食に冷凍食品を食べる“がごっそり抜け落ちたようでした。
 母はもともと味が濃いものが好きなので、コンビニで購入した弁当は味が濃そうなものばかり…、塩分摂取量が増えれば身体に悪影響がでます。足を見たらむくんでおり、食事の影響もありそうです。
 母に冷凍食品をほとんど食べていないと指摘すると、言う事が一転二転するので、「デイサービスが無い日は、昼食に冷凍食品を食べる」と書いた紙を母同意の上でリビングに貼りました。

 ところが翌日夕方に実家に行くと、貼り紙は剥がされ台所の机の隅に。この2週間、食事を買いに出かける生活サイクルができてしまったようで、冷蔵庫のチルドルームにはキュウリ4本があり、また食品を買いに出かけていました。生ゴミを見るとトマトとキュウリを食べた形跡が。冷凍食品は減っておらず、またコンビニで何かを買って食べたようです。生野菜を食べるのは良いことですが、包丁やまな板をろくに洗わないので、衛生的にはとても危険。

 この昼食のことだけでなく、いろんなことが欠落してきています。貼り紙が増え、どれが重要だかわからなくなってきました。一人暮らしができなくなる日が近づいているのかな…。体調は安定していますが、欠落には歯止めがかかりません。

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