モネ 連作の情景展~大阪中之島美術館
モネの絵が人の心を惹きつける大きな要素が,色彩の鮮やかさと,形の不鮮明さ(まさに「印象!」)だろう。絵具をとことん混ぜ合わせ,輪郭をはっきりさせて描くことが画壇の伝統であった時代,印象派の絵はなかなか認められなかった。「絵具が足りなかった?」「朦朧体」「描きかけで放置」等々,ずいぶん酷評されたそうだ。
モネの絵は,今も新鮮で力強く感じられる。モネは単に「自然豊かな環境でのんびり絵を描き続けた人」ではない。批判を恐れず,自分がいいと思うものを新しく取り入れていく勇気と,さまざ