記事一覧
「自分ごと」として共に生きていくために~第20回水俣病記念講演会を聞いて
大阪で開催された水俣フォーラムに参加して以来,会費は納めているものの,開催地に行くことがなかなかできない。せめてオンライン動画を購入することで運営に少しでも貢献したかった。
特に,患者家族の杉本肇さんのお話はぜひ聞きたかった。私と同じ昭和36年生まれの杉本さんは,祖父母と両親が病気を発症して亡くなったり長期の入院をしたりしなければならなかったことで,小学生のころから,家を支えてきた。朝,漁をし
モネ 連作の情景展~大阪中之島美術館
モネの絵が人の心を惹きつける大きな要素が,色彩の鮮やかさと,形の不鮮明さ(まさに「印象!」)だろう。絵具をとことん混ぜ合わせ,輪郭をはっきりさせて描くことが画壇の伝統であった時代,印象派の絵はなかなか認められなかった。「絵具が足りなかった?」「朦朧体」「描きかけで放置」等々,ずいぶん酷評されたそうだ。
モネの絵は,今も新鮮で力強く感じられる。モネは単に「自然豊かな環境でのんびり絵を描き続けた人」