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結局は自分との闘いなんだと思う

10月もたった2週間しかたっていないのに
ワタクシたち家族ひとりひとりに
それぞれ個人的ニュースなことが起きた。

小さなことから大きなことまで
本人には一大事だった出来事。
これらの日々が
ミルフィーユ状になったときには、
きっと出来事の厚みはなくなり
薄くうすーくなってしまうだろう。
そんな日が来る時のために、記録する。
noteさん、長く続いてくださいね。

連れ合いの話(;´Д`)

連れ合いは、真面目で少し天然。
仕事に関しては、
情熱も知識も十分すぎるほどある。
そして、責任感もある。

こんな同僚がいたら、
本当に安心して働くことができる。
そして、自分も頑張ろうと思える。

そんな連れ合いに起こった出来事は、
大事な共同研究発表の前日
相棒がはやり病に倒れる。
学校なら、出席停止になるヤツだ。

もちろん、原稿や各所との打ち合わせなどは
終えている時期なので、その点においては心配はいらなかった。

本来、複数人でいくつかの発表ブースを担当するはずだったのに、共同研究者たちがいない。

つまり、来場者は連れ合い一択で見に来ることになった。
100人近い人の注目をたった一人で浴びることになった。

さぞ、気持ちよかったことだろう。
あがり症の胃腸弱い系でなければ(;´Д`)

氏曰く「緊張はエグかった」
しかし、その緊張がアドレナリンを呼び起こし
好評のうちに終わったらしい。

ワタクシなら、
ご褒美にアレやコレやをたんまり買い込んで
帰るが真面目な彼は違った。

自分の反省点(伸びしろともいう)を
わざわざ来場者の先生方から
ご指導賜ったそうで、
それらの言葉をご褒美として
たんまり抱えて帰ってきた。

なかなかの気質をお持ちの連れ合いでした。

息子ちゃんの話(@_@;)

息子ちゃんについては、別の記事で少し触れた。

詳しい経緯は省くが、息子ちゃんは今後、
眼鏡での生活をしなくてはならない。
本人は、ブルーライトカット眼鏡と
同じ程度の話だと思っていた。
そうだよね。だってまだ5歳だもん。

いくらワタクシが、
わかるようにかみ砕いて説明したとしても
眼鏡がやってきて、お風呂と寝るとき以外は外せないことを経験しないと実感がわかないよね。

だから、息子ちゃんは泣いた。

息子ちゃん
 「いつになったら眼鏡をはずせるの?」
ワタクシ
 「お風呂と寝る時だよ」
       と言っても同じ質問をする。
息子ちゃん
 「違う、いつになったら眼鏡を
       はずせるかを聞いているの!」
ワタクシ
 「だから、お風呂と寝るときだよ」
息子ちゃん
 「違う・・」
同じ質問を3回したところで、
娘ちゃんが意味を伝えてくれた。

娘ちゃん
 「眼鏡は、小学校になったら
         はずせるのか聞いてるよ」
 「何歳になったら眼鏡が
         終わりか知りたいんだよ」
と通訳してくれた。

息子ちゃんは、ずっと眼鏡なんだ。
小学生になっても中学生になっても、おじいちゃんになっても。眼鏡をして生活するよ。
体の一部になるんだ。

大きな瞳から涙がいっぱい落ちた。
しかし、声をだして泣かなかった。
シクシクと泣いた。
娘ちゃんも、泣いていた。
心が痛くなる泣き顔だった。

ワタクシもちょっとウルっとした。
でも泣かない。
ここでは泣かない。

泣いてしまう話ではなく、
息子ちゃんのこれからの日々が鮮明で美しくなる話だから。泣かない、ここでは。
泣いちゃだめなんだ。

いま、息子ちゃんは自分のことを一つ知った。
今まで知らなかったことを知ることは、強くなること。

息子ちゃんが
眼鏡を買い替えるときに聞いてみよう。
 「かあちゃんとおそろいにしない?」

娘ちゃんの話( ˘•ω•˘ )

小学生の世界も社会の縮図のようだ。
1年生は、6~7歳。
6年生は、11~12歳。
上級生と下級生の差が大きく、
特に1年生から見ると全てがかっこよく、すごいと感じる。だからこそ、正しくあってほしいと思うのだろう。

素直でまっすぐだからこそ、融通が利かない。
まだまだ、自分のことが見えていないから、
自分のことは棚に上げてしまうところもある。

自分たちにルールを守るべきだと説いた上級生が、そうしないのはなぜか。腑に落ちなかったらしい。勇気を出して伝えてみた。
注意ではなく、疑問・質問という形でね。
けれど、返事をもらえなかったらしい。
娘ちゃんの言葉は、どこかにおいやられてしまったらしい。

帰ってきてから悲しくて
悔しくて泣いていた。
家族なら、絶対に話を聞いて返事をしてくれるのにね。初めて無視されたと感じたのだろう。

これからも同じようなことは起きる。
何度目かに気がつくのかもしれない。
自分で自分の心を守る術を。
学校では、教えられない術で
保護者から伝承される術だ。

母のわがままを言えば、
そこに他人への諦めのより
自分を大切にするという考えが多めだといい。

娘ちゃん、これからも一緒に悩むからね。

ワタクシの話(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

息子ちゃんの話も娘ちゃんの話も、
ワタクシには一大事。
息子ちゃんの眼鏡はワタクシの視力が影響しているのか。とか考えてしまう。

娘ちゃんは、先生に話してほしいという。
返事をしなかった理由を聞いてほしいと。けれど、週をまたいで話しても子どもたちは忘れているだろうし、これはわざわざ学校に電話することなのか?先生に迷惑にならない?とか、うちの子の一方的な話だけで言ってはいけないぞ とか。
こちらも初めてのことで悩んだ。
冷静に考えているつもりが、娘ちゃんより世間体を気にしているのではないかと迷走する。

正しいことは何なのか、何だったのか
その決める過程で自分と闘う。

家がゴタゴタしている時に、職場でのワタクシの仕事量が1.5倍に増えた。幸せな報告と共に、仕事の増量が報告された。喜ばしいことなのに、この先の忙しさを考えるとダークサイドが心に広がる。

心は、はっきり白黒つけないほうがいい
49対51でいい
河合隼雄先生も『心の処方箋』で言っていた。

今日は、ダークサイドなワタクシ多めの日。
たったそれだけ。
明日はもしかすると、ライトサイドのワタクシかもしれない。

弱くて、
逃げ出してしまいそうで、
全てを投げ出したくなる。

それでも、闘い続けて生きていく。
闘いながら自分が強くなっていることがわかるから。

また一つミルフィーユの層を重ねていく。

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