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初めてのタイミング療法、妊娠反応、そして2回目の流産

2021/11に流産をし、その後、念のため不育症の検査をした私は、2022年3月以降、タイミング指導による妊娠を目指すことになります。クリニックは引き続き、病院の口コミ評価の高い都内のクリニックで診察してもらいました。不育症の検査も踏まえたタイミング指導を受け、妊娠陽性が確認でき、胎嚢まで確認できたものの、残念なことに結果としては2回目の流産となりました。私は2回流産したという事実から、自分が不育症であることを疑うことになります。また同時に、自分だけではなく、夫側の原因も疑うことになります。今回はその経緯についてお話させていただきます。


タイミング法による妊娠確認

排卵誘発剤を用いたタイミング法

  • 流産を経験し、不育症の検査も行った私は、クリニックのタイミング指導のもと、自然妊娠を目指すことになります。私が通っていたクリニックは、口コミサイトの評価がとても高く、いつも大変混み合っていましたが、私は自分の流産の手術を安全に行ってくれたという安心感もあり、同じクリニックで自然妊娠を目指すことになります。

  • クリニックで定期的に卵胞の確認をしてもらったところ、私の卵子は順調なペースで育つ感じではありませんでした。ただ、当時は流産の手術をした後ということもあり、「少しリズムがおかしいのかな」程度にしか感じていませんでした。

  • 私が通っていたクリニックの先生は、大学病院と協力して研究も行なうような方で、性格が研究者っぽく、診察では患者に寄り添った分かりやすい説明などなく、気難しい雰囲気のなか、対応方針が淡々と示されるものでした。卵胞確認では、私の卵の成長が順調ではなく、クロミッドやHMGという排卵誘発剤を用いてタイミングを図り、以下のような時間軸で妊娠が確認できました。

排卵誘発剤によるホルモン・バランスの乱れと通院のストレス

  • タイミング療法において、今回、初めて排卵誘発剤を使用しました。排卵誘発剤によるホルモンバランスの乱れによるものだと思いますが、身体が何となくだるくなり、肌荒れもひどくなりました。何となくダルいからか、些細なことでイライラし、夫にあたってしまうなど、気持ちが大変不安定になりました。

  • また、私は都内でも有名なクリニックでタイミング法を行いましたが、仕事との両立も大変難しいと感じました。上のスケジュールでご覧の通り、卵子の確認だけで4〜5回はクリニックに行っています。適切なタイミングを取るために、クリニック側は、有無を言わさず、「平日に来てください」と指定してきます。

  • 私は都内の会社に勤務する普通のOLですが、そのたびに上司に時間休の申請をするのが大変ストレスでした。また、同僚にどう見られているのか、周りの目も気になります。そして仕事自体も遅れていくため、そのストレスもかなりありました。

  • また、「いついつにタイミングをとってください」というタイミングの指示もなかなか難しいものがあります。夫も仕事をしており、急にタイミングを取るために予定を合わせるのはなかなか難しいものでした。夫に「今日、明日でタイミングを取らなければいけない」とスケジュールを調整するストレスに加え、妊娠をするためにタイミングを取るというプレッシャーを夫にも与えることになりました。夫も協力してくれますが、精神的にはプレッシャーを感じていたようでした。

  • 当時はこれらのストレスに対して免疫がなかったことから、ストレスを感じたまま、何とかタイミング療法のスケジュールをこなすことに必死で、夢中で突き進みました。今思うと、不妊治療に伴う精神的、肉体的なストレスを事前に把握し、それに対する対応策や対策ができていれば、もう少し負担感を感じることなく取り組めたのではないかと課題を感じます。

2回目の流産が確定

  • クリニックの尿検査で陽性反応が出たものの、私は自宅で妊娠検査薬を用いて自分でも確認をしており、妊娠検査薬の線が消えていることに気づいていました。従って、クリニックの尿検査で妊娠反応が出ても、「今回はダメだろうな」と薄々気づいていました。そして、案の定、生理痛のような痛みがやってきて、血の塊が出てきました。これで2回目の流産となります。

  • 前回のように手術を伴うような流産ではなかったため、手術に対する不安は今回はありませんでした。ただ、2回流産した場合、これは不育症に該当します。私の場合は事前に不育症の検査も行い、その対応も行なっていたため、一体どこに流産の原因があるか分からず、とても不安になりました。

  • 2回の流産という事実から私は自分が不育症だということを再認識すると同時に、一般に不妊の原因は男性側にあるケースも多いことから、夫にも検査を受けてもらうことにしました。

まとめ

まとめ

  • 私の2回目の流産の経験について読んでいただき、ありがとうございました。「まとめ」は以下のとおりです。

タイミング療法による排卵誘発剤により、体調が不調になったことに加え、頻繁な通院、そのための会社への時間調整の申請、職場の同僚などの周囲からの目、仕事の遅れ等々、体力的、精神的にかなりストレスを感じました。(不妊治療にストレスはつきものだと思いますが、後から考えると、ストレスは妊娠にとっては大敵だと思います。このストレスをどう柔らげるか、難しい課題だと感じます。)
そして、2回目の妊娠が確認できましたが、今回も流産という結果になってしまいます。

皆さんと一緒に考えたいこと

  • 私は、タイミング療法において、排卵誘発剤による体調不良に苦労しましたが、皆さんはこれらのストレスはどの程度だったのか、そして何か工夫したことなどがあれば教えて頂けると嬉しく思います。

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