こちらは、さとゆみライティング道場で「推しをすすめる」課題の元となった記事。道場ではこのnoteの記事を圧縮して執筆した。

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映画が大好きな私。
だけど、最近は昔に比べて映画に行く回数が減ってきてしまった。
土日も仕事をダラダラとやってしまいがち。
だから、これが観たい！と思った映画は、なるべく先に予定を立てる。めずらしく、2週続けて映画館に通うことに。（2024年2月4日）
先週はこちらを観てきた。

『響け！情熱のムリダンガム』というインド映画である。以前『RRR』を観て、情熱的なインド映画のとりこになってしまった。

今回これを選んだ理由は、新聞記事を読んだから。「この映画を観て人生救われた」と、インド料理店の店主が言っていた。そんなにいい映画なの？と、思わず検索して席を予約した。

また娘と一緒。
前回のインド映画も娘と盛り上がったから、喜んで一緒に行ってくれる。
それも今回はマサラ上映。
マサラ上映って何？　ここでまた検索。
インドでは映画上映中に、紙吹雪をまき散らしたり、手拍子を叩いたり、歌ったりして、大盛り上がりなのだとか。それを日本の映画館でもOKなのがマサラ上映だという。

なんだそれは！楽しそう！
いそいそと映画館に行ってみる。
受付に「マサラ上映の場合は清掃代として150円いただきます」の表示の箱がある。思わずお金を入れようとする。

その前に店主に確認してみる。
私「マサラ上映が初めてなんです」
店主「紙吹雪の紙は持ってますか？」
私「え？　自分で用意するんですか？」
店主「そうです。紙吹雪用の紙をここで売っているわけではないです。好きな人は夜どおし紙吹雪を作って、スーツケースなどで持ってくるんですよ」
私「え、そうなんですか？」
何も知らない私は口を開けてびっくり。
なんだ、紙吹雪できないのか。

店主「でも、常連さんがタンバリンを持ってきますので」
私「そ、そうなんですか。それは楽しみです」
他に、スーツケースのお客がいないかと、目をキョロキョロさせる。

インド映画特有の、リズムカルな音楽で映画が始まる。
体が音楽に合わせて揺れてしまう。インドの伝統楽器のリズムが頭から離れない。

途中でタンバリンを叩く人がいた。私も精一杯手拍子を叩く。
ちょっと控えめな空気……。
定員が28人の映画館で、客入りが5人だから仕方がない。

いつか、会場が満員のマサラ上映で一体感を味わいたい。
紙吹雪が舞っている中で、皆が喜んで踊っているインド映画みたいに。