Cameron

日々思ったことを書き留めます。 こどものこと、大好きな漫画のこと、勉強している英語&教…

Cameron

日々思ったことを書き留めます。 こどものこと、大好きな漫画のこと、勉強している英語&教育学のこと、美味しいものとか、あと恋のお話も少々。

最近の記事

父とモンブランと息子

昨日は同居の兄(バツイチで出戻り。男性でも出戻りっていうのかしら)?の誕生日だったので、老齢の父が杖をつきながら、バースデーケーキを近所のケーキ屋さんに買いに行った。父は長い間海外に単身赴任をしていたので、家族の誕生日を祝うようになったのは、ここ数年の話である。だからなのか、誕生日=特別!という気持ちが強く、どうしてもケーキを買わずにはいられない人なのだが、さすがに兄はもうとっくにイイ歳なので、ホールではなくバラで人数分買うのが定番となっていた。しかも全員同じモンブラン! こ

    • なぜ「学校」に行くのか

      その日は息子の持久走の日で、私は朝からなんだかソワソワしていた。 息子の通う高校は“マラソン大会”なるクソかったるいものが毎年この真冬の時期に行われる。 高校生にもなる子の、持久走ごときでなにをそんなに心配するのかと呆れられそうだが、今回の走行距離は彼にとって未知の世界である6キロ。しかも走る場所は、2つの県にまたがる広大な敷地を誇る公園の外周だ。かなりの彼だけでなく、ほとんどの生徒たちにとって初めて走るコースで、小高い丘に位置するために、かなりのアップダウンがある。 走る

      • 「憂鬱」って書けますか?

        自分の子にどうやって漢字を教えたものやら……というようなことをフォロワーさんの一人がつぶやいていた。 何を隠そう(⁉)私も漢字を書くのが大の苦手。 タイトルにある「憂鬱」なんて書けるわけがありません。 以前テレビアニメ『毎日かあさん』で“鬱”の覚え方をやっていたのを観て以来、『リンカーンはアメリカンコーヒーを三杯飲んだ』と呪文のように唱えながらならなんとか書けるけれど💦 自分の担当は英語だから、漢字はあまり必要ないとはいえ、授業中に板書することはあるわけで、 完了形?完了型

        • 歳をとるのも悪くない

          年の瀬。 バタバタしているのはいつものことだけど、 さらにテンパる12月の我が職場よ。 さらにさらに今年は、クラス担任をしていて、尚且つ『生徒支援』という 学校の要となる分掌も担当しているM先生が、急病で数週間不在となった。 そこですぐに代理の教員が配属されるなんてことはなく、 現場の教員で授業をあれこれ分配し、 分掌仕事もなんとか手分けして回していかなければならないのが 辛いところ。 仕方がないので、学年主任のS先生が代理でクラス担任をすることとなり、 M先生と同じ教科を教

        父とモンブランと息子

          プロフェッショナルとは……

          今年の夏、手術をするために1週間ほど入院した。 お腹の中に“のう胞”がいくつかできてしまい、その中の一つが大きくなってしまったので、それを取りましょうということになった。 のう胞自体は悪性でない限り、無理して取る必要は無いらしい。 事実、私ののう胞も発見したのは一昨年だったのだが、経過観察のために半年に一度受診する度に、担当のN先生(女性、おそらく私と同年代)と、「どうする?取る?」「まだいいか?」というようなやり取りをしてきた。いよいよ件の巨大化(?)したのう胞を取ろうかと

          プロフェッショナルとは……

          懐かしい人との再会

          みなさん、家電って普段使っていますか? っていうか、そもそもまだおうちにあります? 私の家には一応まだ固定電話ありますけれど、 たまに鳴ってもセールスの電話ばかりなので、 普段は留守電状態にしてあります。 先日、とある土曜日の夕方、我が家の電話が鳴った。 どうせまた太陽光だの屋根の吹き替えなんかのセールスの電話だろうと思い、そのまま放っておいた。 留守電に切り替わり、「タダイマ、スルニシテオリマス。ゴヨウノカタハ、ハッシンオンノアトニ……」と機械の音声が流れ始めた。 いつも

          懐かしい人との再会

          卒業式前日の風景

          明日は息子の中学校の卒業式だ。 前日の今日は、学校で卒業式の最終確認をして、生徒たちは早めの下校となった。私も仕事は午前中で終了なので、帰り道にタイミングよく(?)、息子の中学校の制服を着た生徒たち何人かに遭遇した。と言っても私は普段車通勤なので、信号待ちをしていた時、車窓越しにちらりと見かけただけ。ところが、思わず二度見してしまう風景に出くわしたのだ。 背の高い男子生徒が1名。それを取り囲むようにして、女子生徒が卒業アルバムを片手に彼の周囲に群がっていた。その構図はさなが

          卒業式前日の風景

          『先生』ってなんだ?

          先日、同じ英語科のI先生と打ち合わせをしていたときのこと。 授業中にある生徒が質問をしてきたけれど、うまく答えられず、咄嗟に適当なことを言ってしまったと落ち込んでいた。 彼女は、生徒から質問されることが『怖い』と言う。 自分の知らないことを聞かれたらどうしよう? 質問の答えが間違っていたらどうしよう? と、毎回授業の度に気が気でないという。 そんなI先生の言葉を聞いて、私は心底驚いた。 I先生は誰がどうも見ても“美人”の部類に入る(北川景子似のクールビューティー)素敵な先生

          『先生』ってなんだ?

          必殺!サプライズ返し!

          つい先日配信された漫画『正反対な君と僕』。 今回は主人公鈴木さんがカレシの谷くんにバースデーにサプライズを仕掛けるというお話。 ところが谷くんはサプライズをされるのが大の苦手。 鈴木さん谷くんを喜ばせようと、何かしようとしているのを薄々感づいているのだが、谷くんは、どんな反応が「正解」なのかわからず、上手に驚ける自信がないと自分の誕生日を前にして悶々としてしまう。 わかる!わかるよ、谷くん!!! そもそもこの“サプライズ”とはいつどのようにして始まったのか? 字面からし

          必殺!サプライズ返し!

          仙台育英学園高校硬式野球部・須江監督

          TVerで昨日放送の情熱大陸を観た。 今回出演したのは、今夏の全国高校野球選手権で春夏通じて東北勢で初めて優勝した、仙台育英学園高校硬式野球部・須江 航監督。 そう、名言「青春って、すごく密なので」が、今年のユーキャン新語・流行語大賞で選考委員特別賞を受賞し話題となった、あの監督だ。 この番組内でも、須江監督の一言一句が心に響く。 だから、忘れないように、このnoteに書き留めておこうと思う。 甲子園出場を果たすような強豪校の監督というと、昔ながらの厳しくどっしりとした

          仙台育英学園高校硬式野球部・須江監督

          studyとlearnの間で

          来週は後期中間テストだから、生徒たちは皆、お疲れモード。 ただでさえ最近寒くなってきて、朝起きるのがつらくなってきているし。 授業の冒頭で、"How are you?"とたずねると、生徒から聞えてくるは、 ”I’m tired."とか"I'm sleepy"とか、そんなのばかり。 疲れてますね、今どきの中学生は……。 疲れているところ申し訳ないけれど、今日はテスト前最後の授業だから、 テスト範囲となっている物語文の新出単語とか表現のまとめをしなければ。 楽しいペアワークや

          studyとlearnの間で

          “どゆこと星人”に物申す

          私の所属する自治体の中学校は、週に4時間英語の授業がある。 まあほぼ毎日あるのだが、勤務校はクラス数も多く、その分時間数も多くなるので、もう一人、M先生という、とてもおっとりとしていて品のある優雅なマダムと分担することになった。 彼女が文法メインで教えており、私はリーディング、ライティング、リスニング、そして、スピーチなどのプレゼンテーションを担当している。 英語の授業は、基本英語で行うべしというお上からのお達しがあるにもかかわらず、日本語で進めることが多い。特に文法の場合

          “どゆこと星人”に物申す

          10年ぶりに眼鏡を新調した話

          今日、近所の眼鏡屋さんへ行き、眼鏡を新調した。 「久しぶりなので、『度』もちゃんと測ってほしいんですけど……」と店員さんに伝えると、「かしこまりました。メンバーズカードってまだお持ちですか?」と言われたので、カード入れの奥底に眠っていたむかーしのメンバーズカードを渡した。調べてもらうと前回このお店に来て眼鏡を作ったのは、なんと10年前。 言い訳させてもらうと、普段コンタクトレンズを装用している者としては、眼鏡屋さんへ行くというのは、なかなか覚悟がいることなのだ。だって眼鏡屋

          10年ぶりに眼鏡を新調した話

          Happy Birthday to ME! (Part 2)

          さわやかな秋晴れ(まだ夏?)の涼しい朝。 今日私は誕生日を迎えた。この歳になるとめでたくもなんともない。普段から自分の歳と向き合いたくないせいか、何かの書類に年齢を書き込まなければならないときなんか、実年齢をすっかり忘れてしまっているため、書き間違えたりしますからね、大真面目に。 起きて早々、もう四半世紀以上の付き合いになる親友からLINEが来ていることに気づいた。毎年、誕生日当日に必ず送ってくれるHappy Birthdayのメッセージ。短いやり取りをして、年内にもう1回

          Happy Birthday to ME! (Part 2)

          その数式に物語はあるのか?

          あっという間に夏休みが終わりましたね。 今年の夏は暑かったなー!昨夜あたりはだいぶ涼しくて寝やすかったけど。 2学期制が導入されて以来、多くの公立中学校では、かわいそうに、夏休み明けはすぐに前期の期末試験が始まる。しかも中間試験とは異なり、試験科目は全部で9教科。3教科ずつ3日間にわたり行われる。つまり夏休みのラストの週は『テスト1週間前』となり、自由研究や読書感想文などの夏休みの課題は一刻も早く仕上げて、テスト用の勉強を始めなければならない時期となるのだ。 我が家の場合

          その数式に物語はあるのか?

          夏の終わりと恋のはじまり

          ※ネタバレあり。敬称略。 「夏が、終わろうとしていた」 これは、敬愛する作家森瑤子のデビュー作『情事』の、あまりにも有名な冒頭の一文である。この作品が世に産み落とされたのは1982年、今からちょうど40年前のことである。当時私はけっこうなマセガキで、恋人どころか恋のかけらもまだ味わったことはなかったけれど、通っていた英会話学校の先生(ロバート・レッドフォード似の金髪青い目で、いかにもといった甘い顔立ちのアメリカ人男性)に夢中だったため、“外国人”との恋愛を扱った小説を読みま

          夏の終わりと恋のはじまり