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スナップボタン


ニュー五百番

石崎プレス工業さんのニュー五百番スナップ。
昭和な雰囲気の台紙、質実剛健な使い心地。
時間が巻き戻るかのような佇まいに惹かれます。
小さな中に込められた技術、そして現行品であることにも。


昭和のころはあらゆる家庭の裁縫箱にこうしたスナップボタンやスカートの脇をとめる三角ホックや小さなパーツのあれこれ、当たり前に入っていたんだろうな。
もう着ない洋服から取ったボタンを詰めたビンやカンも。
タイパとかコスパとかファストファッションとか、そういう言葉ではない時代。
モーレツ社員と言うのはあった。
縫製もデザインも丁寧で凝っていて、時間も手前も惜しまずに作られた、おしゃれなものが基本だった。
そんなことをつらつら考えながら縫い物をしていると、現実の今の自分がここではないどこかにワープしているような気分になり。

これは手芸屋さんで買ったスナップボタン。
500と刻印があるので石崎プレス工業製かな?
510番はゴンドラ商事さん、こちらも素敵な台紙にときめきます。
手芸用品、改めて見てみると長持ちする物やロングセラー品も多いですね。
久しぶりに裁縫箱を開けて「あのころ」に一瞬でワープする方もいるんじゃないかな。と思ったり。
そして、私もだよーと思ったりしています。

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