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私の中のネガティブさんとのお付き合い②(出没時間考察・肯定編)

はじめに

 前回は、私の経験談に伴う「ネガティブさん」の登場についてお話しした。20年以上生きてきてようやく最近分かってきたことだが、どうやら彼(ネガティブさん)は、常時付きまとってくるわけではないようだ。

 そこで今回は、いつ、もう一人の私がネガティブと化すのかを分析することにする。

1人、部屋にて

 このケースが一番多いと思う。

 すべてのタスクをこなしたあとであるこのときの脳内は、たぶんとても暇なのだと思う。この時に「明日のごはん何がいいかなー」「そうだ、ゲームしよ!」などと楽しいことを考えていたら良いものの、よりによってその時に限ってマイナスなことを考えてしまい、「ネガティブさん」が降臨する。

 しかし、辛いことに、こうネガティブなことを考えていても自分の部屋には肯定してくれる人・物は何1つ存在しない。

 こうした自身に対する劣等感や、部屋から感じる孤独感などに押しつぶされそうになってしまい、精神的ダメージが蓄積されていくのである。

他者との関係

 例えば、友人と飲みに行ったとしよう。そのときに聞いた、恋人や友人と行ったところ、自分の仕事の話等に耳を傾けつつ、自分の生活と比較してしまう。

 「へーそうなんだー」程度で良いものの、なぜか自分の孤独であまり充実していない日常と比較してしまう。

 これと同じ状況がSNSでも起きてしまう。「あの人は友達とワイワイできてていいなー」「あいつは恋人と幸せそうにやってるなー」と思うだけならまだしも、なぜか自分の近況と比べてしまう。

 投稿者はその日がただ「特別な日」であって、毎日がそう輝かしいものばかりではないうえ、何より自分の日常を誰も比べてないし、ただ自分が勝手に比較対象として捉えているだけだ。

 だが、私は劣等感孤独感をひたすら自分の中に蓄積していく。こうして、じわじわと自分を苦しくさせていくのである。

いいところもあるかも…

 この世の物事は一長一短であり、「ネガティブ思考」も然り。事実、マイナス思考によって勇気ある行動が制限されたり周囲の人々に不快な思いをさせてしまうこともあるかもしれない。

 最も、「ネガティブさん」の見方は、超ポジティブ人間や周囲を落ち着いて分析できない人にはない見方といえる。

 例えば、今自分がジェンガを積み上げているとしよう。20段目に差し掛かり、少しぐらついており、少し触れれば忽ちくずれ落ちそうな様子だ。その様子を見て、我々は「あれ、意外と余裕じゃない?」とか「よし、この調子でいける!」と考えるのみならず、必要以上に「ああ、危ない、落ちたらどうしよう…」などと考えてしまうい、寧ろ後者の思考が強く備わっているかもしれない。

 我々は望んでいるか否かは別として、幸か不幸か、何もしないで冷静な視点を確保することができてしまっている。

 先ほどの例では「ここのぐらつきをなくそう」「とりあえずまっすぐになるように整えよう」などと考えることができる。

 また、幸か不幸か、自分がダメだという視点から少しずつ「負のエネルギー」が貯蓄されていっている。それを、ぶちまける機会があれば、同じ時間内比較的成長スピードが速い。

おわりに:少し良くするために

 前半は主に「ネガティブさん」の出没時間帯である。振り返ってみると、自分はなんて小さくどうでもいいことに深く悩んでいるのだろうとあきれてくるほどだ。

 一方で、この時間帯がわかったのなら、対策をするのも容易であろう。つまり、単純に1人部屋で過ごすことや、SNSを覗く時間を減らせばいいのである。このことを知った現在の私は、例えば部屋に入ったらすぐに寝る、スマホを触る時間があれば好きな本やマンガを読むなどを心掛けている。

 特に、すぐに寝ることは頭を変な方向で使うことのできない、最高の選択だと感じている。こうした習慣から、現在は余程の激務や失敗などがない限り、まったくネガティブさんが降臨する気配はないのが現状である。

 当然「ネガティブさん」にはよいところもそうでないところも持ち合わせている。自分の「悪いところ」を見た後に、必ず1つ「いいところ」「頑張ったところ」も探してみてほしい。

 後は、時折自分に都合の良い言葉をかけてあげることが有効である。このことについては、「ゆっくり・ぼちぼち」編と称して別の機会にお話ししたい。


 最後まで読んでいただきありがとうございました。少し共感する部分があれば幸いです。今の自分にあまり自信が持てない方、落ち込んでいる方、少しずつかもしれませんが、私と一緒に前に進んでいきましょう!

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