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午前中に映画を見る。至福。

朝ご飯を食べて、身支度もそこそこに、部屋着のまま映画を見る。

すごく贅沢な時間の使い方してるなぁ。と、優越感にひたりつつ、必ず思い出すのは、小学生くらいの頃の記憶。もしかしたら、もっと小さい頃かも。

季節は多分、冬。まだ寝間着のまま、昨晩レンタルしてきた好きなアニメの映画を、毛布にくるまって見た記憶。
リビングには母もいて、一緒に時間を過ごしたはず。

小学生とか、中学生のとき。学校以外の日の午前中は、基本的に宿題をやる時間。夏休みとかの長期休みも、午前中に宿題とか家の手伝いをやって、午後からはフリータイムという制度をとってきた母。

だから、午前中にゆっくり映画を見るなんていうのは、とっても贅沢な時間の過ごし方。

そんな母が、なぜかあの日は朝からビデオ見るのをオッケーしてくれて、子供心に特別感を感じて嬉しかったのを覚えてる。このこと母に話しても、たぶん覚えてない〜って言われるのが関の山だけど、わたしにとってはなぜか特別な思い出。

何を見ていたかも、すごく鮮明に覚えているから不思議。デッキがビデオテープを飲み込んでいく瞬間とか、ありありと思い出せる。

こういう特別って、大人になった今ではすこし薄れてしまうけど、幼心に感じた特別だと思った気持ちが、記憶と一緒に蘇ってきて教えてくれる。だから今も、午前中に見る映画は、とても贅沢だと感じられる。


ノスタルジーで、エモーショナル。

おわり

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