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人間関係のつくり方|カナダ高校留学日記 Vol.05

カナダに来て1ヶ月の頃は、色々な発見があって、新鮮で楽しい時間を過ごした。

ホストファミリーも優しくしてくれている。

学校では、ご近所さんでフランス語と英語のバイリンガルのエラ、台湾からの移民のベティ、青髪が特徴のフィリピン系のジェイデン、K-POPファンのキャサリン、中国からの移民のスーと時間を過ごすことが多い。

他にもエラの幼馴染のジョシュ、4限目で同じ授業のメドウ、スクールバスで一緒の中1少年イヴァンなど、様々な交流のある人も増え、少しずつ馴染めてきている気がする。

ただやはり言語の壁も文化の壁もあり、誤解されることも少なくない。

多くのアジア人は本名とは違う英語名を使って生きているため、日本語の名前を貫いていると名前も覚えてもらいづらい。

対人関係では、英語の上手さももちろんだが、それよりかは「どれだけカナダ人っぽく振る舞えるか」がキーとも言えるような気がする。

アジア人でも元々欧米のノリについていけるタイプの性格の人もいるような気はするが、やはりかなり難しい。

また大人や小中学生はまだしも、現地の高校生に好奇心から話しかけてもらえるようなことは全くと言っていいほどなく、基本的には「新入りだ」的な目で見られるだけ。

シャイなのか、一時的に学校にいるだけの新入りとわざわざ仲良くするのが面倒なのか、「また移民か〜」くらいに見られているだけなのか分からないが、ただ自分から話しかけてみないと本当に何も始まらない。

少し話してみて「自分はこんな人間ですよ」というのをオープンにしてみると、警戒心を解いてくれる人もいる。

ただこちらの人は基本的にみんな知らない人に対しても褒め上手で、目が合うと微笑みかけてくれる人も多いし、絵や音楽やダンスなど様々な特技を持った人が圧倒的に多い。


大変なことも多いが、色々な人がいて個性が溢れている環境がすごく新鮮で面白いので、もっとたくさんの人と接点を持って知り合ってみるのが楽しみで仕方がない。

何せすでにグループが完成しているので、そこにのこのこと入っていくのはかなりハードルが高いが、親友や仲良しグループを作るというよりかは色んな人と友達になるのを目標に頑張ってみようと思う。

著者:ぴーなっつ
新しい世界が見たい。新しい自分が知りたい。そんな思いから留学を決意し、長年の憧れだったカナダ・プリンスエドワード島にて10ヶ月間の高校留学を経験。留学先での新たな出会いや気付き、挫折や失敗、そして苦難を乗り越えて手にした成長など、人生を変えた10ヶ月間の日々を綴ります。