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Small Giants Awardの話②

Forbes Japan4月号が発売されたという流れでうっかりnoteを少し書きたくなった。中小企業はもっと表舞台に出るべきだという事と一つのきっかけで大きな自信になり、会社の業績も劇的に変わるということで少しでも共感してもらえればと思います。
ただ自身には文才はなく、ただただ当時を振り返りながらということで少し記せればと。

九州·山口ベンチャーマーケット第二創業部門大賞

Forbes Japan主催のSmall Giants Award対象大会として九州·山口ベンチャーマーケットは結果として第二創業部門の大賞をいただくことになった。審査方法、得点方法というのはその次の年でこういう風に大賞が生まれるのかと勉強になったが、ここではあえて触れないようにします。

ちょうどその頃はミュンヘンに向かう飛行機に乗る直前で、羽田空港にいた。全く状況が飲み込めてなかった。そもそもプレゼンがうまくいっていなかった。声は思った以上に上ずってましたし、これで果たして伝わったのか?という疑問だけしかなく、会場を後にしたからだ。
それから自分の発表をYouTubeで確認をした。自分が想像した以上に全然話たい内容が伝えられてないと思っていた。
特に息継ぎが下手なのです。途中で息切れをし、話がプッツリと切れてしまっている。凄く勿体ない。もっと上手に伝えられていたのではないのか?など色々と考えさせられるプレゼンでした。

これはあくまでも自分が思っている感想だった。しかし周りの話を聞くと思った以上に反応が良く、Tシャツは反則だなんて言われていましたが、自分が思っている以上に伝わっていることに気付くのです。
特に普段から早口で言っているつもりではなくても、早口になっている。
5分、7分、10分ピッチになると「あれも、これも」を伝えたくなりすぎて情報量が多くなり、聞いている人達は結局何が言いたいのだろう?という形になっているので、もう少し修正は必要だとは感じていた。

それを踏まえて、今回のプレゼンのピッチは7分だ。超えることは基本的許されない。超過することは減点対象なのだ。しかし素人に7分のピッチの難しさに本当に苦労をした。
2012年にMBA取得時の最終試験のプレゼンは10分。80枚以上のパワーポイントを8枚に集約し、大前研一先生の前で卒論である代替え燃料における新規事業説明をした。(2012年の卒論内容)
この短い時間でどう説明するのか?しかも世界のコンサルタントにどう理解してもらえるのか?重圧しかなかった。その経験はあったが、中々難しい。7分でどうやって知らない人にキャニコムの事をどう知ってもらえるかが、課題だった。ただそれでも意外にも伝わったようだ。いや、気がします。

農業機械業界、建設機械業界であれば知っていることを、全く関係のない業界の人に7分間で説明し、共感してもらわなければならない。

Forbes Japan賞:海外進出と当時のトウモロコシ畑の話を中心に、大量生産を辞め、高付加価値の製品生産に切り替えた話、それを横展開したという流れになった。傍流市場が主戦市場に変わった話となった。Side Stream to Main Stream。そして傍流人材だった自分が大きく変わるきっかけとなった大会となった。
Forbes Japan賞

本人不在の授賞式になったようですが、キャニコムとしては露出が多くなるのではないのか?もしかしたらもっと世の中にアピールできるチャンスが到来するのか、はたまたいわゆる「優勝者は決まっているのか?」なんて邪推なことを考えながらForbes Japan Small Giants Awardの本戦に臨むことになります。

この時期の2021年の売上実績は70億円。海外比率もまだ50%も突破できておらずまだ円安効果もなく、船積みにおける問題もまだなかった。ただただ静かにキャニコムの売上は7年連続業績はは拡大して、2022年12月に決算を迎え、また過去最大の売り上げを記録することになる。87.7億円(2022年決算)、海外比率が53%と国内を抜き、海外が国内の販売を超えていくのがこのピッチの2か月後となります。
やっとSmall Giants Awardの話に繋がっていきます。

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