captain_nemo

captain_nemo

マガジン

最近の記事

受け継がれた血統 戦後を生きのびたナチスは如何にしてウクライナで復活を遂げたか①

はじめに ウクライナ情勢を調べていくと、遅かれ早かれナチスにたどり着く。 かつては欧米はもちろんのこと日本のメディアですらアゾフ大隊の事を極右テロリスト集団と紹介していたくらいだが、ロシア叩きがはじまってからは、省庁の当該ページが消されたり、メディアはあれはただの愛国者集団だのと都合のいい報道をするようになってしまった。今はしかし、主要メディアによって一般には「ない事」にされているナチスの存在も、独立系メディアの努力により少しずつ知られるようにはなってきた。最近ではナチスド

    • 臓器売買、小児性愛ネットワーク - ウクライナに誘拐された子供たちの地獄

      ドンバス・インサイダー 2023/8/16 https://www.donbass-insider.com/2023/08/16/organ-trafficking-paedophile-networks-the-hell-of-children-abducted-by-ukraine/ ドンバス・インサイダーのジャーナリスト、クリステル・ネアンの記事。 Twitter(x)に公開された情報を記事中にリンクした。 同じくネアン女史による関連記事(※1)および元SBU(ウクラ

      • 国際刑事裁判所によるロシアのプーチン大統領とマリア・リヴォヴァ・ベロワに対する戦争犯罪の告発を検証する

        著者Declan Hayesデクラン・ヘイズ: アイルランド出身。ブダリン大学トリニティ・カレッジで文学修士、オーストラリア、トローブ大学でPh.D.(博士号)取得。日本在住歴10年に及び上智大学国際教養学部教授として財政学、金融学を教えた。東アジア分析の専門家。元英国サウサンプトン大学財政学講師。キリスト教思想家、活動家。 日本語翻訳は、ドイツ・ミュンヘン在住のさいぞうさん。 元記事https://strategic-culture.org/news/2023/07/2

        • 米国の非営利団体によるウクライナの障害児人身売買の証拠

          著者:エリック・デ・ブール。オランダのフリージャーナリスト。2019年からオランダの様々なマスメディア(LLN.media、Frontnieuws、Vrijspreker、Want to Knowなど)に寄稿している。 私エリック・デ・ブールは、アメリカの団体EXITUSの元従業員から、アメリカの非営利団体がウクライナから障害児を誘拐したことを裏付ける内部文書を渡された。さらにその文書には、子どもたちに対する性的搾取と暴力の証拠が記されている。 子どもたちはどこに消えたの

        受け継がれた血統 戦後を生きのびたナチスは如何にしてウクライナで復活を遂げたか①

        • 臓器売買、小児性愛ネットワーク - ウクライナに誘拐された子供たちの地獄

        • 国際刑事裁判所によるロシアのプーチン大統領とマリア・リヴォヴァ・ベロワに対する戦争犯罪の告発を検証する

        • 米国の非営利団体によるウクライナの障害児人身売買の証拠

        マガジン

        • ネモのノート
          14本

        記事

          ウクライナ言語分布に関する考察

          最近(2023年8月)、とある「ウクライナに於けるロシア語話者の割合に関するデータ(言語分布)」についての議論が沸騰している。 現在ネットで入手できる言語分布図は数多くあり、それぞれ、様々な角度からの分析データをもとに民間、政府組織やメディアによって作られている。 いくつかを分析し、現状を最もよく反映するデータはどれかを検証してみる。 まず、最初に議論の的になった言語分布図を挙げる。 ソースはtranslators without borders、人道的翻訳サービスを提供す

          ウクライナ言語分布に関する考察

          プーチン大統領とオンブズウーマンであるベロワ女史に対するICC逮捕状の背景

          ドイツのジャーナリスト、Thomas Röper 氏のICC逮捕状に関連する記事を時系列を遡る形で紹介する 国際刑事裁判所 プーチン大統領に対する逮捕状:客観的であるべき国際機関の評価は低下する ハーグの国際刑事裁判所は、ウラジーミル・プーチンに対する逮捕状を発行した。それによって西側諸国は国際刑事裁判所の評価を下げ、国際法に新たな深刻な打撃を与えた。Anti-Spiegel 2023 /3/17 国際刑事裁判所がロシアのプーチン大統領に対して発した逮捕状の発付は、法的に

          プーチン大統領とオンブズウーマンであるベロワ女史に対するICC逮捕状の背景

          米議会がオランダを侵略すると脅す

          オランダの議会と政府は憤慨している。アメリカ議会の両院は、アメリカ市民がハーグの国際刑事裁判所によって起訴された場合、NATOの同盟国であるオランダへの侵攻まで想定した法案を承認したのだ。 Steven Geyer 著 Der Spiegel 2002年6月12日 ここに『オランダ侵攻案』と書かれた図がある。「この図には、海や空から、あるいは空挺部隊を使って侵攻することが書かれている。テキサス出身の紳士にハーグの場所を知ってもらうために、地図に印をつけてあります」。 国

          米議会がオランダを侵略すると脅す

          ダニエレ・ガンサー著『違法な戦争』第15章 2014年のウクライナに対する違法な戦争①

          ダニエレ・ガンサー博士が、国連とアメリカ、NATOの戦争犯罪を暴いた名著『違法な戦争』(2016年上梓)からウクライナ紛争の章を紹介する。 博士は2016年当時すでに今日の紛争激化を予見していた。 第1回は NATO 東方拡大から2008年のブカレストNATO首脳会談まで ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ダニエレ・ガンサー博士はスイスの歴史家、平和研究者。スイス平和エネルギー研究所(SIPER

          ダニエレ・ガンサー著『違法な戦争』第15章 2014年のウクライナに対する違法な戦争①

          「ばかばかしいアイデア」

          ロシアのメドベージェフ大統領は西側諸国が約束を破ったと非難した。NATOの東方への拡大は、1990年のドイツ統一交渉での約束に違反した。西側の記録文書はロシアの正当性を裏付けている。 Der Spiegel 2009/11/23 第48号 Uwe Klussmann, Matthias Schepp, Klaus Wiegrefe、著 ロシアでは、ヴィクトル・バラネッツほど、数百万人の聴衆の前でNATOの東方拡大に対する怒りをぶつけることができる人はいない。タブロイド紙コ

          「ばかばかしいアイデア」

          穀物協定の行方

          2023年7月17日、クリミア大橋が水中ドローンによって攻撃を受け民間人が2人犠牲になった。その日、ロシアは穀物協定を延長しないことを決定した。ロシアはミサイルでオデッサを報復攻撃し、協定のない状況で穀物が輸出されないようにするため港湾のインフラを破壊した。当初ウクライナに協力的だったトルコのエルドアン大統領は、情勢が不安定になった事で穀物輸送船に護衛艦隊を付けるという申し出を引っ込めた。ロシアは更に、以後オデッサに出入りする船舶は軍事目的とみなす、と発言し、ウクライナの動き

          穀物協定の行方

          2023年サンクト=ペテルブルク国際経済フォーラムSPIEFで上映されたウクライナ・ナチズムの記録

          1941年9月、キエフの郊外にあるバビ・ヤール地区。 この地で2日間で3万人のユダヤ人が銃殺された。 SS*は、ウクライナ民族主義者組織(OUN)の戦闘員を積極的にこの虐殺に参加させた。 ブコビンスキーOUNは、この虐殺事件で特別な役割を果たした。 そしてファシストは、これらの卑劣な連中からいわゆる補助警察を結成した。 第115大隊と第118大隊である。 この警察は、地元住民に対応し、強制収容所を警備し、その他の汚れ仕事をこなした。 1942年、ウクライナの民族主義者はすでに

          2023年サンクト=ペテルブルク国際経済フォーラムSPIEFで上映されたウクライナ・ナチズムの記録

          アドレノクロム?

          究極の麻薬? 悪魔崇拝の証拠? 2022年7月、映画「アドレノクロム」がリリースされたことは、まだみなさんの記憶に新しいのではないだろうか。 https://eiga.com/movie/97127/ 「アドレナリンの酸化によって形成される化合物で、強烈な麻薬効果や若返り効果があると信じられている「アドレノクロム」。抽出のために幼い子どもが誘拐されて人身売買の犠牲となり、流通には秘密結社や悪魔崇拝者が絡んでいるという噂も絶えないことから「悪魔の薬」とも呼ばれ、その存在は

          アドレノクロム?

          ビル・ゲイツによるワクチン薬害はデマ?:追記

          先回の記事では、なぜ、ゲイツと彼の財団が起こしたワクチン薬害事件(特にポリオ)がメインストリームメディアから隠されており,さらにファクトチェックサイトによってもみ消されていると推測されるか、その根拠を述べた。 今回は追記ということで、もうひとつ興味深い例を紹介しておきたい。 よくよく調べてみると、実はポリオワクチンによる薬害そのものはちゃんとメインストリーム・メディアでも報道されていた。 „More polio cases now caused by vaccine th

          ビル・ゲイツによるワクチン薬害はデマ?:追記

          ビル・ゲイツによるワクチン薬害はデマ?

          あなたが知っているビルゲイツは、どんな人? 天才的なハッカー&プログラマー、マイクロソフトの創業者,慈善事業者、最近は人類を破滅から救うための環境問題へ取り組みなど人類の発展に貢献してきた人、というポジティブなイメージが強いのではないだろうか。しかしながらメディアがこぞって彼の功績を讃える裏で、彼の財団が推進した破滅的なワクチンプログラムによって負傷し苦しんでいる人々が世界中にたくさんいることはあまり知られていない。それはそのような事実はメインストリームではあたかもなかったこ

          ビル・ゲイツによるワクチン薬害はデマ?

          警察の呼び鈴で不具合に気がついた「亡命首相」

          Lars Wienandによる2023年3月23日のt-online記事 2023年3月22日(水)ラルフ・T・ニーマイヤーが家宅捜査を受けた。この、自称ドイツ「亡命首相」は「ライヒスビュルガー(帝国臣民)」プリンツ・ロイスのために、プーチンに文書を届けることになっていた。しかし家宅捜索は、文書を捜している捜査官達をかえって混乱へと導いた ハインリヒ13世ロイス王子、元エリート兵士のリュディガー・フォン・ペスカトーレ、元AfD連邦議会議員のビルギット・マルザック・ヴィンケ

          警察の呼び鈴で不具合に気がついた「亡命首相」

          ハインリヒ十三世はなぜ逮捕されたのか 1

          2022年12月、ライヒスビュルガー(帝国臣民)運動に属する二十五人がクーデター未遂の容疑で逮捕された。首謀者とされるハインリヒ 13 世プリンツ ロイスは、「ドイツの実業家であり、極右で君主主義者の活動家。元貴族でライヒスビュルガー運動と反ユダヤ陰謀論の支持者である。」という事だが、証明できる襲撃や誘拐のプランも見つかっておらず、具体的証拠は乏しい。 また、逮捕者のうちの多くは年金生活を送る高齢者で、体力的に、彼等が国家転覆のクーデターを起こすのは難しいだろうと言われている

          ハインリヒ十三世はなぜ逮捕されたのか 1