山で遭難しかけた話
前日は、仕事を終えて、居酒屋に行ってビールと梅酒を一杯ずつ飲んでいました。夜は、明日の登山に備えて早く寝ようと思ったところ、アルコールのせいか、トイレに行きたくなって、何度か目が覚めてあまりよく眠れないまま、朝が来ました。
天気は曇り。標高約300mの登山口は、街よりもかなり空気が冷えていました。「さっさと登って、さっさと帰って、銭湯で温まって、ビール飲みたい」登る前からこんな気持ちでいました。
新年初登山の場所は、誰しも一度は耳にしたことがある、標高1200mほどの山です。