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桜と白樺花粉とチョコレートの密なる関係

ゴールデンウィーク突入前の4月下旬に、満開となった札幌の桜。
だけど札幌は、面積がそこそこ広い上、区によっては高低差もかなり激しい。だから、あちらの桜はもうほぼ散ってしまったのに、こちらはまだ殆ど蕾なんていう事象も、毎度のこと。
例によって今春も、我が家から徒歩30秒の緑地では、約10日遅れの今がまさに満開。

やっと訪れた柔らかな陽気を頬に感じながら、ピンクの花びらに彩られた青空を見上げては春に浸る、とびきり嬉しいこの季節。だが一方でこの時期は、北海道ならではの白樺花粉飛散が徐々にピークを迎えるシーズンでもある。
元々のアレルギー性鼻炎が、更に暴れるこの季節。薬で抑えてはいるものの、朝から夜までスッキリという日はそう多くなく、それこそ昨年から世界中を席巻する病の症状の1つ「匂いを感じにくい」ということに関しては、この季節に限り、私に限り、もうずっと前から、わりとありがちな普通のことである。

そんなことから、この季節だけは、おやつ作りに対してのモチベーションも若干下がる。特に、季節のオーラを瑞々しく放つような、フルーツを使うお菓子からは多少距離をおきたくなる。
作るとすれば、常備品だけで出来てしまうもの。材料を言うなら、粉とバターと砂糖、または卵や牛乳。それだけだと作れるお菓子が限定され過ぎてしまうから、あとは頼みのチョコレート。

そんなこんなで、バレンタインでも何でもないこの季節に、何故かチョコレートのお菓子の登場が多くなる我が家のおやつ事情。
おそらく家族は、このカラクリに気づいてはいない。



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