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読書感想文 何でもないことで心が疲れる人のための本

意外と、タイトルにあるような感じの人、多いのではないだろうか。

会社から帰ってくると、ぐったりする。
土日は起きられない。
3人以上で会うと、途端に疲れる。
会社の飲み会は、何の拷問だろうと思う。
などなど。

私はずっと↑な感じだった。
だから、会社の飲み会とか
「みんな嫌なはずなのに、なんであんなに開催したがるんだろう」
と不思議だった。

私自身は特別に自分が内向的だとは思ってなかった。
コミュニケーション力は高いし、
割と初対面の人でも、打ち解けて色々話をしてくれるし。(私が「する」のではなく、「してくれる」がポイント)

なるほど、これを読んでわかった。
私は間違いなく「隠れ内向」だ。
生きるために外向的を身に着けた(変換ミスじゃなくて、本当に着用してるイメージなの)、内向型。

だって、内向的なままでは生きづらいから。
親からも「みんなと仲良くしなさい」って、言われるでしょう。
これも、外向的を身に着けるきっかけよね。

だけど、外向的・内向的は、遺伝的要素があるのだと。環境ではなく。
脳の機能自体にも、外向的・内向的で、違いがあるんですって。
だとしたらいくら外向的を身に着けたって、それは疲れるよね?って、話。
だってそもそも、そういう生き物なのだもの。

だからといって「よし、今から内向的な面だけにして生きます!」というわけではなく。
だって今まで、外向的な面を身に纏ってでも、外の世界とうまくやろうと頑張ってきたんだから。
今までの自分は、ただただ健気に生き抜いてきただけなんだから。

ただ、遺伝的要素や、そういう脳機能がある以上は、ある程度逆らえない本質ってあるはずで。
それに抗おうとするから、疲れてしまう。

だからようするに、
「内向型なのは持って生まれたものなので、諦めて受け入れよう」と。

だって受け入れてないと、
「こんなことで疲れてしまう自分は、ダメなやつ」
「周りのみんなは全然平気なのに、自分は変だ」
とか考えちゃうじゃない。

諦めて受け入れちゃえば
「あぁ、今日は外向的な面を出して頑張ったな。けど疲れたから、明日はゆっくりしよう」とか
疲れた自分を認めて、
それを回復させる方に意識を向けられる気がする。

だからやっぱり、自分の中の声に気付いてあげることが、きっと、大切なのだね。



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