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モヤキャリ相談室VOL14

リクルートスーツで就職活動をする違和感

就職活動中の大学4年生です。
この時期になるとほとんどの友達が就活を終えています。
何気なくSNSを見ていると髪を染めていたりします。
就活をおわったんだなぁと勝手にひとりで落ち込んだりしています。

また、就職活動をあきらめた友達は、休学をしてカナダやオーストラリアなどに留学に行ってしまいました。

そんな友人を羨ましく思いながらも、勇気も行動力もなくモヤモヤしている日々です。
就職活動を早く終わらせて遊びたいと思いつつも、現状は何もせずに月日が過ぎています。

部屋のハンガーにかけたスーツを見てはため息が出ています。
私は同じ格好をして、髪の毛を決めている就職活動を違和感を感じています。

しかし人事を目の前にして、みんなと同じ格好をしている自分がいます。
なぜ就職活動をしているのか?と聞かれたらみんながやっているからと答えてしまう。

私の中に周りと同じは嫌だという気持ちと、周りと同じことをしているから安心している気持ちがあるからでしょう。

「誰か私を拾ってくれ!」という気持ちで過ごす日々。

はっきりしない自分が嫌になります。
小さなころから自分で決めることはなく、のらりくらりしながら周りから言われるように選択をしてきたような気がします。

それはそれで後悔をしたことはありませんが、どこかで自分の人生の舵を取らなきゃという気持ちもあります。

就職活動に対して何かいい方法はあるのでしょうか?

立派に分析できている!

ここまでわかっていれば、問題ないんです!大丈夫なんです。

周りと同じことは嫌だということは自覚していて、周りと同じことをしないと安心しないことも自覚しているから、ちゃんと自己分析をしていると感じます。

「誰か私を拾ってくれ!」ということまでわかっていれば、大丈夫!
やりたいことがわからずにビジネスパーソンを終える人が9割いるのですから、全然安心してください。
焦る必要は全くありませんから。

キャリアは川の流れのように考えてください。
あなたは時代という流れに乗りながら、会社から言われたことをやっていたら流れ着いて、キャリアの軸になったりします。
逆に、いつまでたっても自分探しをしている人もいます。

人生の選択という無意識のバイアス

人生を選択したり、舵を切ることは主体性をもってやるというイメージがあります。

人に意志の決定を任せることはよくないけど、自分で流れていくうちに利益のあるほうを選択していく。
決断をするというより、選択をして流れ着いた先で能力開花、才能開花をすることもあります。

社内の出世レースであれば、会社の方針でやれといわれたことをやっていたら実績が出て出世レースでいいポジションを獲れたりする。

仕事をしながら困っていることに気づいて、これをやってみようということで始めたことで成功をするケースもあります。
こんなことをやりたいと発信をしていたら、周りを巻き込むことができて仕事として成りたっている。

努力をすることができるのであれば、誰かが見ていてくれるから、困った時に手を差し伸べてくれたりする。

人に会うことによって、これをやってみないか、あれをやってみないかということを言われて、やってきたときに自分の財産になることができる。
ホイホイとついていくうちに、いろいろな人と知り合うことができるようになり、印象に残っていると有利になることが多い。

コロナショックの影響でテレワークになってしまったので、なかなかできないかもしれないけれど、人とつながっていろいろなチャレンジをすることができる。

素直さと謙虚さを持っていれば大丈夫!

誰か私をひろってくれ!という覚悟があるのであれば、自分から発信していろいろなことに挑戦をしていくうちに、大きな流れができる。

いろいろなことをやらなきゃいけないという時に、正直でいられるかどうかがのポイントになる。
何かをやるとなると見栄をはったり、話を盛ったりするから、どんどん拾ってくれる人との関係を切ってしまっている。

単に流れていくことができ、拾われるということは、流れているところで両手両足を広げて上を向いていられるかどうかである。
拾うことをするには、最適なポジションがある。

就職活動や転職活動では、見栄をはったり、話を盛ったりするから、お祈りメールが届いてしまって、気分が沈んでしまう。

企業の担当者によって違うので、一概には言えないけれど、スキルがあるなしではなく、「こいつおもしろそうだなぁ~!」「こいつが入ればおもしろそうだなぁ~!」「化学反応が起きてチーム内が活気づくなぁ~」と感じたら、内定を獲れることは間違いありません。

新卒の際には枠が決まっていますから、上位にランクインできるように、ネットや就職の赤本でシナリオを描いて、面接に臨む学生が多くいます。
自分のキャラクターを押し殺してでも、その会社に入るためにはどうしたらいいのかというゲームになっています。

逆に相談者さんのように、誰か拾ってくれ!というように両手両足を広げて上を向いている学生は本当に少なくなってしまった。
私が採用責任者をしていた時に出会えたら、一緒に仕事をしてみたいと思います。

素直さと謙虚さをもっており、伸びしろがハンパなくあると感じるからです。
そこそこの努力をすることができるようであれば、上位20%に入り込む人材の特徴の1つでもあります。

大手企業に入ることで社会的有益性を獲ってブランディングしたとしても、これからの時代は仕事ができない人はどんどん代謝されていく時代です。

就職活動や転職活動が恋愛関係に例えられることが多いのは、いいところだけを見せようと必死になったり、自分と違うキャラクターを設定してしまったために乖離してしまうことから、どんどん落ち込んでしまうこともあります。

つくろってしまった自分と本来の自分との乖離があるから、心の金属疲労を起こしてしまったりするのです。

じぶんらしく、ありのままをうまく伝えてください。
企業が気づいて引っ張り上げることもあります。
面接は出会いですし、お祈りメールが届いてへこむことはありません。

運がなかった、見込がなかったということで次に行きましょう。
反省をすることはあっても後悔をすることはありません。

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