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転職理由を聞く3つの勘違いとは!?

前回から続けている、転職活動の誤解シリーズ。
今回のテーマはこちら。ポジティブな転職理由を言わないと面接に落ちるという勘違いについて。

転職理由を聞く3つの勘違いとは!?

転職をする理由を紐解いてみたいと思います。
転職を考えた時の理由は3つに分けられます。

1つは人間関係
とくに上司や同僚、チーム内の人間関係に疲れてしまう。
上司が評価をしてくれないなど。

2つ目は労働時間、労働環境
最近では残業について規制が多くなりましたが、
昔は深夜12時を回るのが当たり前。

下手をしたら、朝着替えるために帰るという業界や会社もあったくらいです。
今の流行語で言ったら、ブラック企業でしょうか。

最近ではメンタルヘルスの観点から、残業時間を月40時間程度に抑える企業が増えています。
そのため、長時間労働は悪であるという考え方もあります。

3つ目が賃金が低いということ
同じような規模の会社で同じような仕事をしているのに、
年収が50万円~100万円も違ったら、
こんな会社より違う会社に転職したほうがいいと思うでしょう。

ただし、面接官はこの3つの理由を聞きたいのではありません。

私もエージェントとして仕事をしていた時に、この法則に気づいてしまいました。

過去は消せないし、プライドとして残しておいても、あの頃は良かったと言って変化を恐れてしまう。
変化を恐れていては現在に太刀打ちできない。

転職の目的をしっかり持つことが大切!

転職の目的を明確に持ってもらいたいんです。

今までのスキル、経験を基にして、今後何をしたいのか、どうなりたいのかを考えてください。

また、どんな環境で働きたいのか、どんな仕事をしたいのかなど、思いっきり具体的に考え抜いてください。

例えば、社内の出世レースに参加をして管理職から役員を目指していくのか、コミットメントマスターを目指して、その道のプロを目指すのか、仕事と趣味を掛け合わせてコンテンツマスターを目指すのかを考えてください。

本業一本で頑張るという人もいますし、本業で得たスキルをうまく活用していくことができるようになって副業をしていくのか、趣味から仕事につなげていくなど、働き方もいろいろ、人生もいろいろ。

正解がないので無数の働き方が存在する

正解はありませんから、自分が信じる道で才能を開花させることができるのかどうか。

考え抜いたことが現職の職場では実現が難しいのかという判断をしてほしいのです。
会社の公募制での職種変更であったり、人事、上司へ掛け合うことによって人事異動をしてもらうことなども検討をしてください。

できないと判断をしたのであれば、その理由がそこにはあると思います。
それがあなたの転職理由なんです。

キャリアは色々な形があって、パラレル型、専門型、マネージメント型など
その人がやりたいこと、できることをベースに考えぬかないといけません。

会社が求めているものと自分がやりたいことを切り離して考えないと、意味がありません。

会社は給与の対価として労働をしてもらっており、それなりの結果を求めてきます。
結果が出せない人はリストラになったり、出世レースから脱落をしてくわけです。

会社が求めていることに合わせられないのであれば、転職を考える理由にも変わっていきます。
社内ノマドになることを私はオススメします。

フリーランスになると、規模が大きなプロジェクトは参加できない。
社内ノマドになると、規模が大きなプロジェクトへの参加ができる。
億単位の予算を組んで、色々な人との出会いがそこにはある。

もちろん、プレッシャーもあるが、成功したら、大きな名声を手に入れることができるし、新しいことへどんどんチャレンジするチャンスをもらえるからである。

会社の方向性に自分が合わせられなくなったというのも、転職理由としては立派なものである。

会社を利用してやるぐらいの勢いがないと転職をしても成功する確率は限りないく低くなるだろう。

45歳定年制やリストラに怯えて、会社にぶら下がるよりも、20代、30代でしっかりと実績を残しながらも、どのように働いていくのかをこれからは想像していく時代になっています。

会社にキャリア権を握られずに、実績を残して、他社に転職というストーリーもありますが、会社に頼らない働き方も考えておく時代になってきています。

ライフイベントでキャリアの中断も怖くない

結婚、妊娠、出産、育児、介護というように長い人生の中ではいろいろなライフイベントがありますし、自分自身が病気や事故により想定していない人生を送る可能性もあります。

疲れたときは立ち止まってもいい。
完璧な人はいないわけですから、少し立ち止まって疲れをとり、また走り出すこともできるようになってきている。

ブランクがあると気にする人もいますが、その期間に何をやってきたのかということをしっかり自信をもって言えるようにしていれば問題ありません。

今までは1つの事が正解とされて、それを子供のころから教え込まれてきたから、それが正解と思い込んでしまっていることも多くあります。

働き方もいろいろ、人生もいろいろ。
その人が後悔をしないのであれば、それがその人の正解である。
こうであるべきという価値観の押し付け、先入観の押し付けはこれからの時代には合わない。

次回は、職務経歴書には時間をかけたほうがいいという勘違いについて。

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