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モヤキャリ相談室VOL21

効率性を求めて、スピードが上がっている!?

最近、「タイパ」という言葉がある。
「タイムパフォーマンス」の省略形で、時間対効果という意味合いがある。

「コスパ」という「コストパフォーマンス」から発生したのかもしれない。

1999年から2019年までの間に効率化をする人が2割増えているという。

「タイムイズマネー」という言葉が昔から言われているけど、最近では特に効率化、生産性を重視するあまりに、ムダを省く傾向が多くある。

最短距離で最大の効果を得られなければ、時間の無駄、お金の無駄と考える人が増えているのは事実である。

キャリアについても同じことが言える。
最短距離で最大の効果を目指すあまりに、効率化を求めたり、自分自身が成長していないと感じる人も増えている。

他者評価があって、会社に評価をされることで、成長を実感することができるようになる。

また、ちょっとした成功体験をすることでも、成長を実感することができるが、最近では少し変わってきている。

肩書って何でしょう!?

怒鳴ったり、威張ったりする上司は部下を守ってくれる傾向が多くあったが、最近では意見を言わず、同意する上司が多く、いざという時は切り捨ててしまう人が増えている。

管理職としての役割を忘れてしまっていると感じることも多く、リストラの対象になりやすい人も増えているのが現状です。

肩書って意味がないのではないだろうか。
肩書で判断をする人もいる。
一種のステータスなのだろうか。

では、誰もが認めるあなたの肩書って何だろう!?
(会社名)+(氏名)で認識をされていることが多い。
(会社名)+(役職)+(氏名)という人もいるだろう。

トップ営業〇回獲得!、〇〇年度売上№1など、いろいろな賞を肩書代わりにしている人もいる。

最近では自虐的に借金〇〇万円→年収〇〇万円!という書き方をしている人もいる。

誰もが認める肩書となると、(会社名)+(氏名)が9割。
会社名をとって個人名だけになると、威力の9割を失ってしまうだろう。

誰もが認める肩書を手に入れるためには、どうしたらいいのだろう。
会社の看板に威力をもらっているうちに、それを手に入れなければ、独立した瞬間に路頭に迷うことはないでしょう。

自分は誰なんだ!?

初回のセッションの中ではここからはじまっていきます。
宿題として簡単な年表とエピソードを教えてもらい、職務経歴書を見させていただきます。

そこから自分は誰なんだ!?ということをテーマにして、スタートをしていくことになります。

自分自身の内面をしっかりと知ることで目の前の壁を越えていくためにはどうしたらいいのかを考えていきます。

自らの心の奥底へ踏み込んでいくので、トラウマだったり、地雷だったりすることも臆せず質問をすることになります。

強い防具や剣をもって戦いに行くわけではなく、あなたという人を徹底的に分析をして丸裸にしていきます。

今までに知っているあなた、隠しているあなた、気づいていないあなた、知らないあなたなど、いろいろな角度から考えることで見えてくることがあります。

終わることのない自己探求

自己分析をしていくときに、自らの心の奥底に踏み込んでいくのは、樹海の中をさまようように、ちゃんとした自分を持っていないといろいろなところをグルグル回っているだけで、成長していないことに気づけない。

周りの評価を気にすることなく、自分というものがあれば生きていけるという強さがそこになければなりません。

未知に対する不安は持っているけど、探検、開拓をしていきたいという自分と、既知としてなんとなく知っていることやわかっていることをやっていきたい自分がいる。

既知の自分については、狭く深くなり、掘っていくしかなく、広がらないイメージがついて回っていく。

評価を気にせずに、自分というものがあって生きていける強さを持っていると、軸を持った自分がいる。

迷ったときに戻ってこれる場所があるということはすごく大切なんです。
自分は大したもんだと感じてしまったり、思ってしまったら、成長することはなくなる。

せっかく上ってきた坂を数十倍のスピードで下っていくだけになり、ブレーキがきかない状態でどこまで行くのかわからない。

自分はどう見られたいのか?

あなたのアイデンティティは何だろう?
これはあなたの原体験から実績や肩書がそれにあたるのかもしれない。
十人いれば十通りあるわけで、個性でもある。

Who am I?→自分は誰なんだ!?
「もっとも人生で素晴らしいことはあなた自身でいること」っていうけど、自分自身でいることって何だろう?

ここは人それぞれ違う回答が返ってくることになる部分でもある。
過去にどんな体験をしてきたのか、どんなことを失敗してきたのか、どんなことを成功してきたのか、目の前にある壁を超えるために何をしてきたのかによって変わってくる。

「正解がない」ので一番難しく、セッションをしていくうちに見えてくることがよくある。

人より上に立ちたい自分がいて、人より上にいることでメンタルが安定することは誰もが持っていることです。

みんなから褒められたい、賞賛されたいなどの承認欲求を満たすために頑張っている人もいる。

そんな評価を気にすることなく、自分というものがあって生きていける強さがあるのではないだろうか。

人それぞれにやり方も結果も違うもの

キャリアをイメージする時にいつもの話をしていることがあります。
就職、転職をする会社で誰とどういう仕事をしていくのか?ということです。

会社の規模や年収などに目が行きがちですが、実はどんな仕事をして、どんな経験をしてきて、今後どうなりたいのかを考えてほしい。

過去、現在、未来をつないだ時に、あなたのやりたいこと、できること、やらなきゃいけないことがどんどん出てきます。

電車やバスなど公共交通機関にも行先があり、始発や終点があるように、キャリアについても目的地が決まっているから最短距離で向かうことができるようになります。

モヤキャリでは目的地を決めて、最短距離で向かうことはもちろんですが、それがのちのあなたのキャリアとしてプラスされることになるでしょう。

モヤキャリで不測の時代に備えてほしい
転職しようがしまいが、自分がどの看板を背負うのか?
どの看板を背負ったほうが自分のやりたいことができるのか?

ここを真摯に考えるべきです。

考える問いはシンプルなんです。

『自分は今、やりたいことができているか?』

この問いに対してYESといえるならば素晴らしいことです。
そのまま行きましょう。

NOならば、これはすぐに準備に入らなくちゃいけない。
今の仕事が順調でも関係ない。

その順調さは自分が「強く、賢いもの」だから生まれているだけであって、変化に対応できているとは到底言えない。

やりたいことは言葉に定義しなくちゃいけない。
その言葉は、力強く、人を巻き込むパワーがある。
だからパンチが効いてて、切れ味があり、ワンフレーズで覚えられる聞きやすさがあるもの。

だから人々の注目を集め、期待値が高まる。

自分のやりたいことを明確にできる人はいつの時代も、どんな変化が起きても大丈夫です。

だって、その言葉に人々が注目し、リソースが集まってくるから。

これが一番変化に対応しやすい形です。

環境がどんなに変化しても自分のやりたいことが明確であれば、変化に対応できると思っています。

『自分は今、やりたいことができているか?』

これを言葉にできているか。
つかみになっているか?
構想を話しただけで「面白そう」って言われているか?
お金を払ってもらえるものになっているか?

誰もが不安を抱えて、前へ進んでいる

コロナショックの影響のように、予定されていたものが何度も先延ばしになり、いつ行われるのかわからない状況のままでいるということは、すごく緊張と不安が募ってしまい、ストレスフルの状況が続いていることになり、こういう状況からは早く解放されたいという気持ちが大きくなる。

モノゴトには自分の力でどうにもできないことと、自分の力で変化をすることができるものがある。
自分の力でどうにもできないことを考えるよりも、準備をすることに集中をすることをオススメする。

チャンピオンが賞賛されるのは、全力で目の前の課題に対して戦ってきた結果であり、勝ち負けだけでは判断されにくいものが多い。

負けた人々も本気で死に物狂いでやってきた結果、ベストを尽くしたけどかなわなかったということもある。

負けたほうについても本気で負けたという気持ちにならないと、その経験や自信が次の挑戦へつながっていくわけですから、本気で120%の力で目の前の課題や問題に対してやりきる力が必要である。

ワークショップで得られるもの

ワークショップを通して、「〇〇なことに気づきました!」という、取り組んでみての意外な発見というか、改めて感じる何かに出会えるのが醍醐味です。

ですが、ワークショップを軽視する人は多いです。

ビジネス書や自己啓発書などに付録しているようなワークに、まともに取り組んだことはありませんでした。

「めんどくさい」と思うし、「どうせ、やっても意味ないでしょ」と自分でその価値を判断してしまっていました。

ワークの価値を知ったのはフリーランスになってから、ビジネスのセミナーに出てその場で皆と一緒にワークに取り組んだときです。

ワークのための時間を取ること、質問に真剣に向き合って、頭をフル回転させること、紙にペンで書いてアウトプットすること…

これがそんなに意味のある豊かな体験だったなんて!
「思い知る」体験をしました。

結果を出す人は、ワークの効果をよく知っています。

当たり前のようにしっかりワークに取り組んでいますね。

結果を出さない人、出せない人はワークに取り組まない。

「そんな時間がもったいない」とかそんなことを思ってしまう。

モヤキャリ相談室では、ワークショップを通じて、
知っている自分、
気づいていない自分、
隠れている自分
知らない自分など
自分の内面と徹底して対話をしていきます。

ぜひ真剣に、時間を取って紙とペンを使って取り組んでみてください。

それ以外の方もビジネス書や自己啓発書にあるワークに、しっかり取り組んでみてほしいです。
きっと、新しい発見があるでしょう。


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