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迷っている就職活動をしている学生さんたちへ。やっておきたい5つのこと

何を基準にして決断をしますか?

新卒採用をしていると学生さんから相談を受けることがあります。
それは大手企業へ行くべきか、ベンチャー企業へ行くべきかという問題があります。

これは毎年起こる論争であり、正解がないのでみんな悩んでしまうもの。
ここでちょっと考えてほしいのは、あなたが何を基準にして判断を下すのかということになります。

一番間違った方向に進む答えは『人事の人が優しくしてくれて、困ったときには相談にのってくれたから決めました!』という答えである。

人事は入社をさせて、会社の採用計画にのることができればいいのですから、それだけ優しく接したり、寄り添うのは当たり前のことです。

また、人事は入社後に定期的に面談をする会社もありますが、新卒研修が終わったら顔を合わさない確率が9割以上あるということ。

一緒に働くことができるまでは数年以上時間がかかってしまうことになるので注意が必要です。

利益のあるほうを選ぶ

人は無意識に利益のありそうな選択をすることが多い。
例えば将来起業をして一儲けしたいという人であれば、修業期間としていろいろなことが経験できそうとか、裁量権が多いからいろいろな経験が積めそうだと感じて選択をすることもあります。

また、大手企業で新卒入社することができれば、新卒パスポートをフルに活用して出世の花道にチャレンジすることができる。
実績を残して、会社に信頼されることができれば、将来の幹部候補になるチャンスもある。

というように、どこにキャリアの目的地を持っていくかで選択する会社が変わってくるというのが現状である。

大手企業に新卒で入れなかったら、中途採用をしている企業であるということがわかれば、数年後に実力をつけてリベンジ転職をして、キャリアの軌道修正をしようとする人もいるだろう。

親や親せきの意見は関係ない

人事の間ではよく言われているのが、親ブロックということです。
最後の最後でいい子でいたいことが仇となり、親と相談したうえで内定を辞退したいというケースがよくあります。

学生さんの周りにいる大人は、両親や親戚が多く、社会人との接点が少ないことで判断の際に親軸で判断をしてしまうケースが多くなります。

バブル期やバブル崩壊後の時代と令和の時代では大きく違うため、世間の常識が大きくズレている可能性が大きいからです。
そのズレで最初の選択をミスしてしまうと、取り返しがつかなくなってしまうこともありますし、何のために就職をしたのかわからなくなってしまいます。

人の意見を聞くことは悪いことではありませんが、最終決断については自分の意思を通すことが必要になるでしょう。

いい大学に通い、いい会社に入って、終身安泰で右肩上がりの経済成長ではありませんから、親の価値観で物事を考えてしまうと、非常につらい時代になってしまっているのが現状です。

時代の流行に流されるな

コロナショックの影響で変わった働き方で、リモートワークが当たり前、福利厚生で育児休暇や有給休暇の取得率、復帰率、離職率などを気にしていても始まりません。

転職サイトの口コミなどを見ても辞めた人が、恨みつらみを込めて書いているため、色眼鏡で見ているということを事前に気に留めておかないと、間違った情報でチャンスを逃すことになってしまいます。

インターネットでググればいろいろな情報が出てくることになり、真偽問わずに検索キーワードにかかった情報が無作為に出てくるわけですから、ちゃんと情報の軸と本物の情報を見抜く力がなければ、チャンスを逃してしまうような間違った選択をすることになってしまう。

時代の流れに合わせられない会社、時代の流れに合わせて急成長する会社いろいろあるけど、福利厚生と給与と看板を見て決めることはしないほうがいい。

仕事は人徳(にん)でやるもの

副業・兼業したいという人もいるだろう。
会社として制度が取り入れられている会社に行けばいいというのが結論ですが、副業・兼業については誰もなにも教えてくれない。

自分たちがフットワーク軽く、常にやってみなはれの精神で、たくさん失敗をしながら原体験を積んでいくもの。
その会社を足掛かりに会社を利用してやろうと意気込むことも否定はしないが、自分のキャリアをしっかり見定めて、やりたいことをやるんだという覚悟がそこには必要。

時代の流れでノマドになった人もいるし、フリーランスになった人もいますが、会社員に戻っていたりする人も多くいらっしゃいます。
覚悟なきままに流されてやり始めたはいいけど、戦術と戦略がないままやることはローリターンでハイリスクなだけです。

学生時代にチャンスがあると思うのであれば、いろいろなプラットフォームを利用して、自分で起業をしてみてください。
そうすることで周りの学生と比べて独自性を出すことができますし、プレゼンテーション能力も身につきます。

そのため、入社をした後に吸収することができれば成長は半端ない。
そうすることで出世の花道を一気に上り詰めることができるかもしれません。

キャリアの自走を求められる時代

入社後、3年、5年、7年、10年という区切りでどうなっていたいのか?ということを想像できるようにしておきましょう。
入社してからある程度は教育研修をされるため、社会人としてのマナーや立ち振る舞いはできるようになるかもしれませんが、その後のキャリアについては、上司があなたの才能を開花させられるかどうかによって、才能の係数が決まってしまう可能性があります。

努力の係数についてはあなたがどれだけ覚悟を決めてやりきることができるかどうかがポイントになります。
目の前にあることを徹底してやりきることができるかどうかで努力の係数が決まってしまいます。

キャリアとは運と才能と努力とスキルの掛け算であり、それぞれ10点満点だとしたら、10000点満点となる。その係数がいくつになるかで、上位5%の天才といわれるクラス、上位20%までの秀才といわれるクラス、60%中間層、20%底辺層に分けられてしまう。

どこかにゼロが入ればゼロになるし、10点満点以上の力を持っている場合もあるから、個人差によるというのはここである。
計り知れない部分もあり、才能をつぶされるか伸ばすかで大きく変わってくるから、運も必要ということ。

何かをやりたいと思っても、好きなことを仕事にできている人は1割ぐらいである。
その1割に入るためには何をしたらいいのか、入社当時から逆算をしていかないと、その運をつかむことができないだろう。

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