ビジネスパーソンは35歳で一度死ぬ!?

これはキャリアの話であり、転職の話ではありません。
企業のカラーによって異なりますが、新卒からのプロパーが出世レースでは優位にあることは間違いありませんが、これからの時代はこのパワーバランスが壊れてくると推測されます。

今までは新卒入社でほぼ3年に一度は人事異動をすることによっていろいろな部署を経験することが出世レースの参加条件だった。
ジョブ型へ移行する企業が増えてくると同時に、専門性を持ったスキルとキャリアを積み重ねていくことができるようになると、今までのように人事異動のカードを切ることができず、1つの階段を上っていくことになる。

出世レースの形態が一気に変わってしまうのはもちろんですが、評価方法も変わってくるので、今までの成功体験が全く通用しないことはもちろん、出世の行列が職種によっては長くなってしまうことが推測されています。

雇用の流動化が進むのであれば、欧米のように解決金制度の整備や現在の労働三法でがんじがらめになっている解雇権についても整備をしないと、現状のルールではジョブ型はきついルールになっている。

日本型の雇用についてルールの過渡期が来ていることは、誰もが感じていることではないでしょうか。

現在では40歳前後、入社5年前後が早期退職の規定ルールになりつつありますが、これはいびつになった社内の年齢ピラミッドを正三角形に戻すための措置であり、同時に新卒採用や30歳以下の若年層を中心とする採用を進める会社が増えています。