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「ふるさと」はココだった。

10年ぶりに行った
地元の歯医者での話を書く。

青年海外協力隊の派遣前訓練が終わって
実家に戻っていた時だ。

出国までの間に
歯医者に行けと言われていたので
診察券を引っ張り出してきて
10年ぶりくらいに
地元の歯医者に行ってみた。

医院長は弟の同級生の親だし
歯科衛生士は妹の同級生の親

とはいえ、
流石に10年経ってるし
気づかれることなく
一患者としてサラッと
診察を終えるのだろうと思っていた。

けれど、
そんなことはなかった。

診察券を出してしばらくすると
受付の方から大声が聞こえる。

「リカちゃーーーん!」と嬉しそうに
抱きついてくる見覚えのある顔の
歯科衛生士さん。

診察台に乗って口を開けている間も

頭の後ろあたりで
「あら!〇〇のお姉ちゃんなの!」
「○○小学校の子よ」などと
スタッフで大盛り上がりだ。

「げんきなの?」
「今何してるの?」
「結婚は?」

口を開けた状態で、
そんな質問攻めにあいながらも、
なんだか嬉しくなっていた、わたし

ふと思ったのだ

私を知る人がいる
街を歩けば知っている顔を見かける

ああ、わたしのふるさとは
ココなんだなあと

東京で生まれ、就職も東京。

実家に帰ること自体に
そんな特別な感情を抱くことがなかった


ふるさとが地方にある人が
羨ましいとすら感じていた。

でもわたしにも
ふるさとがあったらしい

今は中米ベリーズにいる。
2年いるうちの僅か3か月しか
経っていないのだけれど、

異国の風に吹かれながら、
ふるさとをふと思う瞬間がある。

育った街だったり、
国だったり、家族だったり。

離れてるからこそ
余計に大切に思う瞬間がある

ここベリーズも
わたしにとってのふるさとのような場所に
なっていくのだろうか。そうだといい。

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今の気持ちをどんどん言語化していかないと
消えていってしまいそうな感覚はある
活動のこともたくさん書きたいけど
頭のなか、グチャグチャで言語化できない

とりあえずの一歩として
書きかけてたこの記事を仕上げてみた。

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#青年海外協力隊
#派遣前訓練
#歯医者
#ふるさと
#故郷