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『へんしん不要』感想文

最近読んだ本がどれも大事なので記録しておきたい&おすすめしたい。

餅井さんからのお便りという体のWEB連載時間から楽しく読んでいたものが一冊に。一冊で読めるのは嬉しい、かつ、まとめて読んだりゆっくりと読んだりで読んだ感じも変わってくる。タバブックスのシリーズ3/4はサイズだったり、装丁も素敵だ。

今年は望外の喜びもあった(子が産まれた)。時を同じくコロナウィルスの蔓延もあって生活が変わった。その中で辛い事、しんどい事もあった。未だに上手く飲み込めないし、時々その事を考えるて哀しさに襲われる。

心も体も防御力低め、四季折々の不調にやられ、挨拶代わりに「元気」?と聞かれるとちょっと困ってしまう。

というダウナーな餅井さんは、それでもなんとかやっていますというお便りを重ねてくれる。その行為自体に元気を貰える。
上手く立ち回れない話、季節や気候に振り回されたり、時に自転車を漕いだりゲームをしたり、お菓子を食べたり。ままならないけど、生きていますと。

大好きなサニーデイサービスの『青春狂奏曲』を想う。

そっちはどうだい うまくやってるかい
こっちはこうさ どうにもならんよ
今んとこはまあ そんな感じなんだ

ぼくもぼくで1日1日を重ねて、毎日をなんとか生きていこうという元気がもらえました。
あと、お便りって良いなぁと思いました。自分の元気がない時も、相手の元気がない時もお便りっていうのは優しい気がする。

今、この時に読めて良かったなと思う。地に足をつけて、自分のペースで1日を重ねる。

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