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過去事例なんて聞き飽きた

過去にこんな事例がありましたよー、他社ではこんな事例がありますよーってセールストークを聞くことはありませんか?または事例紹介を依頼してませんか?
そしてこれらの事例ってピントはずれだったりしませんか?
私は数年前からRPAのエンジニアとして、最近はマーケティングオートメーション導入プロジェクトのPMもやってます。
そして事例を紹介する立場で上記のことを強く感じます。
今回はこれらのなぜ?について考察します。

真に欲してるのは成果

クライアントは最短距離で成果を出したいのです。そして現在は何をすれば成果が出るのかが分からないのです。VUCAの時代ですから。
よって、事例(=成果が出る方法)を教えてくださいなとなっているわけです。
確かに自社のホームページで事例紹介とかしてるベンダーは成果を出してると思います。がしかし、これらは特定の状況下で成果が出たという話です。
全ての企業に当てはまる事例ではありません。

はい、これが事例を紹介してもらってもピンとこない理由です。

問いを定義する

では、どうすればベンダーから欲しい答えを引き出せるか?もしくはクライアントに響く提案ができるか?
つまり、『ベンダーが持っていて、クライアントの役に立つもの』は何なのか?
この問いについて考察を進めます。

近道はない

これまでの流れからそれは「成果に結び付く何か」です。
しかし、万能な答えを見つけるのは不可能でしょう。今の複雑なビジネス環境を考えると、業界を絞っても万能な答えに辿り着くことは不可能だと思います。
私はある意味で人件費抑制の万能薬だと思われていたRPAを取り扱っているのでよく分かります。

結局は地道な調査とアイデア出しとR&Dを繰り返すしかないのです。

結論

直前にネタバレしました。
『ベンダーが持っていて、クライアントの役に立つもの』はアイデアです。

DXなんてデジタル技術の適用範囲が広過ぎて、何から手をつけたら良いかは各社違います。
そんな時には事例を紹介してもらうのではなく、アイデア出しに協力してもらってください。そしてR&Dにも協力してもらってください。

おわりに

リスクヘッジを目的として失敗事例を集めるのはアリだと思います。

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