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海外に出たからこそ見えてきた日本の教育の良いところ。

海外に出ると良くも悪くも日本の事を語る機会が増えます。

いわゆる外から内を見るってヤツですね。

一歩外に出たから見える景色ってのは確かにあります。

政治や、週間、文化、働き方、そして教育。

私には3人子供がいるので、殊更教育については関心があり、昨今はいつからこの「塾ありき」の学習が根付いたのか知りたいところです。

というと、また日本の教育批判か。と思われてしまうと思いますが、

いやいや、日本の教育捨てたもんじゃない。というか、捨てたもんじゃないではなく、誇れるものなんだよ。と気づかせてくれたお話会がありました。

数あるオンライサロンの中で私が唯一オンラインサロンのメンバーになっている、現在シンガポール在住でベストセラー作家でもあるリーゼントマネージャーの「岡田兵吾」さんが率いる「兵吾村塾」

(ちなみにこの「兵吾村塾」の由来は岡田兵吾さんが敬愛する吉田松陰先生の「松下村塾」よりきています。)

そこで教育というトピックの熱い会話の中で仰っていた、

日本の教育は確かに詰め込み式でディスカッションに弱いかもしれない、しかしながら日本の教育は巻き返しが効くんです!

不登校児が東大に入ったり、ヤンキーが先生になったりも出来る。本人の努力次第で道は切り開かれて完全にシャットアウトされる事はない。という事でした。

なるほど、確かにそうだ!

ここシンガポールのローカル校では12歳の年にPSLEという、この先進む学校のレベル分けの試験が行われています。ある意味ふるいにかけられて、エリートコース、職業訓練コースと、一生を決める試験がその歳で行われるんです。

かなり複雑な道を辿れば多少の取り返しは出来るかもしれないが、そうそうそのコースを外れられないという過酷な試験を12歳で....

なので遅咲きなんて言ってられない。今咲かせないと後には二度と咲けない。

これはかなりシビアだなと最初聞いた時は驚きました。

(ちなみにドイツも似たような制度らしいです。)

そう考えると日本の教育は何度でもやり直しがきく。

英語にしても読み書きばかりの受験英語で、結局日本人は話せない。とよく聞きますが、裏を返せばどんなに難しい文章でも読める!

本も辞書も新聞も規約書も!

「読めるって事は武器なんです!」

と岡田兵吾さんが仰ってた時、私はある意味衝撃を受けました。

そんな事今まで考えもしなかった。

あともう1つ、これは恐らくミックスの子供を持つ親御さんが頭を抱えている共通の悩み事なんじゃないかと思うんですが、

漢字.....

湯水のように湧き出てきて、音読み、訓読み、送り仮名と変幻自在。

(日本語を独学で学んでいた主人は「悪魔のようだ」と言ってました。)

義務教育の漢字の読み書き、ドリル式、反復練習の詰め込み方式。聞こえはどうあれ、子供の頃からの刷り込みはやっぱり必要。

成長し始めると「なぜに、どうして?」が邪魔をするしく、理由も考えず「これはこう云うもんなんだ」と「?」なしで覚えられるのはある意味幸せなんじゃないのかと。

若かりし頃、結構天然入った友達が居酒屋のメニュー読んでポツリと話した、

「義務教育って凄いよね~、日本人ならこのメニュー見て「冷奴」を「れいやつ」と読まないし、「海鮮サラダ」を「うみせんサラダ」と読まないでしょ。」

この言葉が今でもふっと頭をよぎる事があります。彼女がそんなところに感心していたのにも驚きましたが…

悪いところを探そうとすれば悪いところしか見えなくなるけれど、良いところを見ようとすれば、良いところが見えてくる。

まだ溜まらない。なのか、もう少しで溜まる。のか。

結局は自分の解釈次第で変わってくる、ってことなんでしょう。


シンガポールにも児童館のような場所を作りたい!という思いから育児支援コミュニティKidsPriorityCafeを発足し日本に帰国後も主催運営しています。頂きましたサポートは有り難く運営費に使わせて頂きます🙏また、コラボ希望も随時受け付け中!お気軽にご連絡ください😃