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【リモートワーク×リスキリング】仕事をしながら、通信制大学で学び直し。きっかけや働き方をインタビュー

こんにちは。2014年からフルリモート経営をしている株式会社キャスターのPRチーム(広報)モリ&ツボイです。

6月20日に政府が、「Re-skilling(リスキリング)」いわゆる“学びなおし”にかかる費用を支援する新制度を発表しました。

最近、「大人の学び直し」という言葉をよく見かけるようになりましたね。キャスターでも仕事を続けながら、学び直しをしている人が何人もいます。

リモートワークだと、学びとの両立もしやすいのでしょうか? 2回にわたり、インタビューした内容をお届けします。

今回は、「CASTER BIZ 採用」事業部でリクルーターとして働きながら、通信制の大学に通うNさんにお話を聞きました。


仕事と勉強の両立には、フレックス制度がマストだった

ーーそもそも、どうして仕事を続けながら通信制の大学に通おうと思われたんですか?

私は理系の大学を卒業しているんですが、本当は文学部に行きたかったんです。でも、高校の先生に「文学部だと就職できないよ」と言われたのと、理系科目の方が得意だったこともあり、理系を選びました。ただ、1つの科目を専門的に学ぶ理系のスタイルや勉強にあまり興味を持てず、やっぱり文学部に行っておけばよかったなと思っていました。

大学卒業後は研究職に就きましたが、1年半ぐらいでやめて、それからはずっとIT・ベンチャー業界で人事畑を歩んでいます。IT系の人事となると、ますます理系大学を出た意味がなかったなと思い始め...通信制の大学には社会人も多く通っていることを知り、入学することを決めました。

当時は社会人4年目でちょうど経済的な余裕も出てきていたし、転職を考えていたタイミングでもあったんです。転職も、大学に通いながら仕事を続けるためにフレックス制度のある会社を選びました。

ーー大学ではどのようなことを学んでいるのですか?

私が通っている大学の文学部は幅広い科目を取り扱っていて、社会学や民俗学、教育学、情報学などを包括している学部なんです。
必要な単位を満遍なく取りながらも、特に興味がある社会学と教育学を中心に学んでいます。社会学は成り行きで専攻したんですが、今の時代に即した内容で、今後も変化していく学問なので面白みを感じています。

学業と両立しながらも、担当クライアント数が増加

ーー仕事と学業の両立は大変そうなイメージがありますが、実際にはどうですか?

両立についてはよく質問されますが、私の場合、勉強時間はそれほど多くないかもしれません。試験が近づいてきて課題に取り組む時は、平日1日1時間、土日は3時間くらいやっています。

一番ハードなのは、スクーリングの時期です。通信制の大学でも、通学をして授業に出席しなければもらえない単位がいくつかあって。私の場合は、夏季スクーリングの6日間だけは通学しないといけないんです。最終日には期末試験もあるので、授業を受けて、試験勉強もして、6日間を駆け抜ける感じです。その期間は、有休や半休をとって通学しています。

ーー学び直しを決めたときに、休職するという選択肢は考えたことはなかったですか?

もちろん、学業のみに絞った方が勉強の幅は広がると思います。
でも、経済的には厳しくなりますし、仕事を辞めて学業に専念してしまうと、キャリアが止まってしまうことも不安でした。

それで、少しでも両立しやすい環境にしたいと思い、フレックス制度をマスト条件にして転職先を選びました。平日に図書館に資料を取りに行きたいこともあるので、早めに仕事を切り上げられるのはありがたいなって思ったんです。

でも、前職ではフレックスで15時に退勤できるものの、事前申請や全体周知が必要だったりとあまり融通が効かなくて...それで、キャスターに転職したんです。

ーーキャスターに入社後、学業との両立はしやすくなりましたか?

キャスターでは、仕事をセーブするどころかクライアント数も増えていっています(笑)。

でも、それはクライアント数を増やしたいと自ら手を挙げたからなんです。上司は「大学もあるし大変じゃない?」と心配してくれたんですが、無理せず働けるよう相談した上で担当させていただきました。今は、さらにもう1案件追加で担当しています。

両立できているのは、社内の体制や仕組みが随時アップデートされて負荷が減っているというのもあると思います。クライアントが増えた分、お給料が上がったのも嬉しいことです。

大学の快適な環境で、勉強も仕事も


ーーリモートワークであることは、両立するうえでプラスに働いていますか?

キャスターへの入社を決める際、リモートワークはそれほど重視していませんでした。2018年に入社したんですが、その頃はリモートワークをしている人も周りにいなくて、ちょっと不安を感じていたんです。むしろ、フルリモートという理由でキャスターへの入社を断ろうかなと思っていたくらいでした。

でも、結果的に今は、リモートワークでなかったら、大学を辞めているか仕事を辞めていたか、どっちかになっていただろうと思います。

スクーリングの期間、午前中に授業を受けて、午後は自宅に帰って仕事となると移動時間のタイムラグがもったいないので、大学で最低限の仕事をしています。急ぎの仕事は大学で進めて、キリの良いところで帰宅して再び仕事できるという環境なのがすごく助かっています。
通っている大学は個室が完備されているので、仕事でオンラインミーティングが入っても快適に仕事ができます。人も少なく、コワーキングスペースのように活用しています。
キャスターはリモートワークができることもですが、フレックス制度があることや、有給が取得しやすく業務の調整もしやすいなど、全体的に良い環境だと思っています。

ーー勉強していることが仕事に活きていることはありますか?

うーん、直接的にはないのですが...
大学では、論文を書く際にロジカルな思考や文章としてのクオリティの高さを求められます。文章力が鍛えられたので、テキストコミュニケーションが主であるキャスターの仕事でも活かされているんじゃないかなと思います。

ーー学んでいることを今後はどんなことに活かしたいですか?

今後も人事に関わる仕事をしていきたいと思っているので、社会学を仕事に活かすことができたらなと思います。世の中では、雇用や働き手のさまざまな課題が取り上げられていますが、今勉強していることを活かして、少しでも解決できたらいいなと思っています。

ーーありがとうございました!

次回は、仕事をしながら電話応対技能や語学を学んでいるメンバーのお話をお届けします。
また「キャスター通信」を覗きに来ていただけると嬉しいです!


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