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なぜ「採用広報」は必要なのか?3年間支援してみて分かった“じわじわ効果”の底力

会社パンフレットや自社サイト、SNSなどさまざまなツールを活用しながら、採用候補者に自社の魅力を伝えていく採用広報。

近年、採用活動を語る上で欠かせない取り組みの1つとなっています。しかしその必要性を知りながらも「なかなか手が回らない…」とお悩みの企業が多いのも事実。

CASTER BIZ recruitingではnoteWantedlyなどでの情報発信に特化した「採用広報プラン」を3年前より展開。導入企業から「お願いしてよかった!」という声を多数いただいています。

採用広報によって、具体的にはどんな効果が得られるのでしょうか。また、情報発信にあたって大切なポイントや継続する秘訣は……?
今回は専任ディレクターが「採用広報プラン」の効果について詳しくご紹介します。

自己応募を促す「採用広報」の重要性

――最初に、CASTER BIZ recruitingがなぜ「採用広報プラン」を展開するようになったのか、その経緯から教えてください。

まず、CASTER BIZ recruitingのサービス内容から説明させてもらいますね。
採用戦略立案からダイレクトリクルーティング、転職エージェントの対応、求人原稿の作成、日程調整など“面接以外の採用プロセス”を丸っとお任せいただけるのが「レギュラープラン」です。

CASTER BIZ recruitingは2018年にこのサービスを起点にスタートし、累計300社以上の企業にご利用いただいています。

しかしサービス開始から数ヵ月も経たないうちに、私たちは採用広報の重要性を痛感。サービス化に踏み切りました。

要因の1つが、求人媒体に登録されている“人材データベースの枯渇”です。

ダイレクトリクルーティングを迅速に進めれば進めるほど、データベース内の採用ターゲットは減少。それに伴ってスカウト経由の応募も先細りになり、半年ほどでデータベースそのものが枯渇してしまうケースも珍しくありません。 

そこで、ダイレクトリクルーティングに頼らず、自己応募を促すアプローチが必要だと考え「採用広報プラン」を開始することにしました。

――そもそもの話なんですが、スカウト経由の応募と自己応募に違いはあるんですか?

実は、採用決定率に差があるんです。

CASTER BIZ recruitingの導入企業のデータを分析したところ、初回面談以降の採用決定率は

・スカウト経由 6.5%
・自己応募経由 9.9%

という結果になりました。

 特定の企業に興味を持ち、自己応募に踏み切った候補者の“入社意志の固さ”が伺えますよね。

自己応募を増やすカギとなるのが、情報発信です。

認知度の向上、そして候補者に「魅力的な企業だな」「この会社で働いてみたいな」と思わせるような採用広報をすることが、非常に重要なポイントとなります。

実際の効果とは?自己応募数が前年比270%、選考通過率UPなど


――改めて「採用広報プラン」のサービス内容について、教えてください。

noteやWantedlyなどで発信するブログ記事の企画から公開まで、丸っとお任せいただけるサービスです。社員や経営陣の方へのオンラインインタビューを定期的に実施し、月3本の記事を制作・公開しています。

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CASTER BIZ recruitingの特徴は、クライアントごとに専任のディレクター・ライターをアサインしていること。

この体制によってクオリティを保ちつつ安定した運用を実現しています。

どんな人に届けたいのか」「どうすればより魅力的に感じてもらえるか」の検証を重ねながら、テーマに沿ったベストな表現方法に落とし込めるんです。採用広報は長期施策のため、それをご理解いただいた上で継続的な伴走支援をしています。

 ――導入した企業には、具体的にどのような効果が現れましたか。

某企業では、長期的に採用広報に取り組んでいただいた結果、自己応募数が前年比270%となりました。驚異的な数値ですよね。

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※同企業の10ヵ月の推移

その他、各社からさまざまな声が寄せられています。
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<導入企業から寄せられた主な効果>

・noteやWantedlyのフォロワーが増え自己応募の増加につながった。
・ステークホルダーの企業理解が促進され、リファラル採用が増えた
・人事への理解が高まり、社内の採用協力体制が構築できた
・「どうしても入社したかったので、インタビュー記事をすべて読み込んで面接に臨みました」など候補者の意欲が高まり、マッチ度が格段に上がった
・カルチャーマッチする人からの応募が増え、選考通過率が向上した

<その他“副産物的”に喜ばれたこと>

・中途採用のために始めた採用広報だったが、学生の興味関心も引き出せた。新卒向けセミナーでは、記事を読み込んでから参加する学生が増え、よい質問が挙がるようになった。
・インタビュイーの家族が記事を読み、仕事内容について理解が深まった。家族からの賞賛や応援により本人のモチベーションもUPした

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“外部ならではの視点”を活かし、厚みのある情報発信を実現

――そもそも各社はどんな課題を解決するために「採用広報プラン」を導入するケースが多いのでしょうか。

 やはり「自社の魅力を伝えていきたいが、どうしたらいいか分からない」「採用広報の必要性を感じながらも、リソース不足で手が回らない」といったケースが多いですね。

各社とのキックオフミーティングでは、採用活動の現状やカルチャーなどを一通りお伺いした後、企画の方向性や運用方法について相談していきます。すると「こうやって伝えていけばいいんですね」「こんなにスムーズに運用できるなんて!」と感激していただけることが多々あります。

――企画会議は毎回、どのようなことを意識して臨んでいますか。

「外部ならではの視点」を最大限活かすように心がけています。

どんな企業にも、自社では「当たり前」になりすぎていて気づきにくい素敵な部分、ユニークさが必ずあるんですよね。そうした魅力を上手く引き出し、企画に反映したいなと思っています。

加えて、企業のイメージに「厚み」が出るよう、多種多彩な企画のラインナップも心がけていますね。

採用候補者は、業務内容に興味を持つ人がいれば、働く環境を重視する人もいます。また、個性的な社員やチームそのものに惹かれる人もいるでしょう。

ターゲット層との接点を増やすため、記事ごとのテーマにはバリエーションを持たせるようにしています。

運用面の細やかな工夫が、採用活動との相乗効果を生む

――「採用広報プラン」を展開するにあたり、CASTER BIZ recruitingとして大切にしていることは何ですか。

採用広報はじわじわ効果が広がっていくもの。ですから、長期的に継続いただけるよう、特に運用方法には工夫を凝らしていますね。

定期ミーティングでは、約2ヵ月先の企画まで決定。全体の進行管理はもちろん、取材日程の調整・企画趣旨の説明・原稿確認まで私たちがインタビュイー本人と直接やりとりするケースもあります。

「できるだけ人事担当者の手を煩わせない」運用を徹底しています。

また、当然ながら採用広報の目的は「採用活動の成功」。採用活動とセットで採用広報を支援する場合、社内の連携には特に注力しています。

「採用広報プラン」チームのディレクタやライター、そして「レギュラープラン」チームのリクルーターや原稿担当など、さまざまな立場のメンバーが迅速に情報を共有。

クライアントとも連携して、募集職種などを鑑みながら「今、発信すべきことは何か」を見極める――それが、相乗効果を最大限発揮する秘訣だと捉えています。

これからも「やってよかった!」と心から感じていただけるよう、チーム一丸となって1社1社に伴走していきたいですね。
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採用を推進するオンライン人事サービスCASTER BIZ recruitingは、クライアントの採用チームの一員となって採用業務を推進。累計300社を超える企業に導入いただいています。

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