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大人へ絵本memo ~優しさという勇気を植える~

オバマさんが言っていたよね。

優しさは教育だって。


人は感情を抱えて生まれてくるけれど

その使い方を知らない。

だから子ども達に

どんなときに優しさを出すか

表現して見せてあげる。


本当の大人は
優しさを教えられる人

だとしたら

教え方が分からないときに

絵本が手助けをしてくれる


悪との戦いはを見せる前に

戦いの無い優しさをたくさん与えよう。

悪との戦いは一見正義だけれど

本当のところは

正義の反対側だって
正義かもしれないから。


優しさを先に身につけないと

見定めることが出来なくなる


優しさに触れると
自尊心という名の勇気が湧いてくる

いっぱい詰め込めば

どんな悪が出てきても大丈夫


優しさのために戦う相手は

誰かの悪ではなくて

自分の中に

もともと存在する悪だって

わかるから


その後だったら
どんな物語を読んでも
相手の悪を攻撃しないだろうと思う。


絵本のなかには

優しさしか詰まっていません。


ニュースを見て、悪いことをした人(悪)を責めたくなるし
攻撃する人もいるけれど
そういう姿を見せたくなってしまったら

自分の悪と

向き合おう


自分の優しさだけでは足りないと思うなら

絵本を与えてね。

絵本は

知識や教養のためではないです。

少なくとも

はじめの10歩くらいまでは。


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『まゆとおに』ーやまんばのむすめまゆのおはなしー
富安 陽子(作) 降矢 なな(画)
2004年 福音館書店

どんなに多くの人が怖いと言おうが
私は私で確認する
その人の良いところを見つける。



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『ソメコとオニ』
斎藤 隆介(作) 滝平 二郎(画)
1987年 岩崎書店

オニを怖がらないソメコの遊び相手になるうちに

オニは喜びを感じた?

いえいえ、それどころか・・・

困って手紙まで書く羽目に 笑




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『ブータン』
太田 大八 (著)
1995年 こぐま社

優しさとは勇気だと

はっきりわかる

物語



いじめなの?と思ったときの初期対応
書いていて思いだしたのでひとつだけ。

子ども4人。多かれ少なかれ、それぞれに嫌なことをされたと言ってくる時がありました。しつこく後ろから突かれるとか、集団で無視されるるとか。時には毎日酷い言葉を・・・・
とんでもないことをされたらビックリするし悲しいし相手の子が憎くなってしまう。

我が家の場合の初期対応でやっていることがあります。

相手の子を心配する。

もしも嫌なことを言われまくってコテンパンにされてきたら
「嫌だったね」と気持ちを受け止めた後
「その子は大丈夫?」「そんなに酷いことを言うなんて何かあったのかなあ」と我が子に聞きます。もしかして何か心に辛いことがあるのかもしれない。だけれどそれを誰かに向けちゃいけないよね。大丈夫。確認するね。
そんな風に我が子に理解を求めて

もしも親御さんがたまに話す人なら
「最近言葉がきつくなっているけれど大丈夫ですか?お家でも変わった様子ある?」などと聞きます。

あまり接点のない親御さんなら先生に
「あの子がうちの子にしつこく嫌なことを言ってくるけれど大丈夫ですか?
見守ってあげて下さい」と言います。

先生でも対応に不慣れな人はいて「○○されて困ります」と言うと、こちらを助けようとする余り、その子を叱ったり状況を聞くためにお互いを対面させて話し合ったり、子どもにとっては気まずい状態になることも多いです。

なってしまったことを確認してもらうのも大事なことですが
この先もやらないで欲しい。
まずは相手の子を気にかけてもらう。
その中できちんと叱ってもらう。

先に向かって対応していく方が
先生にも当事者にも負担が少なく
解決することが多いです。

小さな変化のうちに、その子に対して大丈夫?って言ってあげるのは
とても良い効果がありました。

今悩んでいる方には大きさが違うかもしれないし、相手の子を気にかける段階でなければ申し訳ありません。

エスカレートしていたら遠慮することなく相手を叱りにいきます。


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