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夏に突発性難聴になった記録



8月に突発性難聴になりました。これはそれの記録です。
突発性難聴とは何か、罹ったらどうすればいいのか、どんな治療を受けるのか、いつかどなたかの参考になればと思い、私自身の体験を記しておきます。
手っ取り早く治療法や入院費などを知りたい方は目次から飛んでください。

8月4日金曜日。
仕事帰りのドトールで紅茶を飲みながら読書をする。何となく耳詰まりを感じるが、耳垢が溜まっているのかな、と思うだけで、特になにも気にせず。
帰宅して20時頃、寝転がりながらネットを見ていると、急に右耳からキーンと耳鳴りがしはじめ、耳の聞こえが悪くなる。
気圧のせいだろうか?と思い、綿棒で耳かきをしてみるも何も変化せず、聞こえは悪いまま。
その後、突然右耳から音が消える。パソコンを強制終了したときのような感じ。右耳の機能がシャットダウンされた、と感じました。
流石に「え?」と驚き、一体何が起きたんだ?と戸惑う。
ネットで検索をして「耳が突然聞こえなくなった」などの記事を読み、もしや突発性難聴かメニエール病?と考える。
そして取りあえず落ち着いて歯磨きでもしよう、とベッドから立ち上がろうとすると、衝撃なことに真っ直ぐ立てなくなっていた。真っ直ぐに歩こうとしても左側に傾いて、ふらふらと眩暈がする。
何なんだこれは、と不安になりながらも、壁伝いに何とか歩いて洗面所へ。眩暈が酷く立っていることが不可能だったので、その場でしゃがみこみ何とか歯を磨いた。
右耳が聴こえないだけではなく、眩暈がするということは三半規管も何かおかしくなってしまっているのだな、と理解は出来たので、これはもう早急に病院にかかるべきだ、と決意してその日はそのまますぐに就寝。

次の日の8月5日の土曜日。
土曜日でも診療を受け付けている近所の耳鼻咽喉科を探して電話。診療をしてくれるということだったので、タクシーを呼ぶ。真っ直ぐ歩けず危険なため、近所でも大事を取ってタクシーを使いました。
午前の11時くらいに病院に到着。20分くらい待ってから診察と検査を受ける。検査は大体30分前後くらいだったろうか。
聴力検査を受けたけれど、左耳はやかましく色々な音が聞こえるのに、右耳からは何も音が聞こえない。本当に何か音を流しているの?と逆に疑ってしまうほど。
そして、検査結果。
0~100の段階が書いてあるグラフを見せられました。
0が健常者の聴力。40~60辺りは軽度の難聴。底値が100でこれは高度難聴で何も聞こえていない状態。
医師はグラフを私に見せながら、「あなたの今の状態はこの100の状態、右耳が何も聞こえていません」と説明してくれた。
「もしかしたら聞いたことあるかもしれないけど、あなたは突発性難聴だと診断しました。40~60あたりだと薬を飲めば治ることが多いんだけど、あなたのはかなり重症で、薬だけだと治らないかもしれない」
「もしかしたらもっと大きな病院で入院して点滴治療を受けないといけないかもしれない、薬を飲むより直接点滴をね、身体にぶちこむとね、効果が全然違うから」
「ただあなたは昨夜からの症状ですぐ病院に来た、まだ80歳のおばあさんではない、治る可能性はゼロではない」
「取りあえず三日分薬を出すのでね、また来てください。その結果次第で別の大きな病院を紹介するかどうか判断しますので、お大事にね」
医師の説明は大体こんな感じだったと思います。
私は本当に突然ふってわいた病気にただただ呆然とするばかりで、「はあ……」と頷く以外の反応があまり出来なかった気がする。
眩暈がだいぶおさまっていたので、帰りは歩きだったけれど、現実感がとぼしく「ええ……一体この先どうなっちゃうんだろうか」と夏の暑さの帰路でぼうっと考えいたのを覚えいる。

8月7日月曜日。
仕事の前に上司に相談がある、と告げて突発性難聴にかかったこと、もしかしたら入院をする可能性があることを話す。
上司は親が突発性難聴になったことがあるといい、よく理解してくれて、この病気は時間が勝負だからまずは治療優先で大丈夫だから、と優しく言ってくれて有難かった。

8月8日火曜日。
仕事を早退して二度目の耳鼻科診察。
この日も聴力検査があった。それによるとわずかだけ先日よりは右耳の反応が良くなっている、という結果だった。
「それでもやっぱり不安でしょうから、入院設備も整っている大きな病院の紹介状を書きますね。そこに電話して、まあ私の名前出してくれてもいいから、紹介した先生に診てもらってください」
というわけで先生は、耳鼻咽喉科の入院設備もある総合病院の医師への紹介状を書いてくれた。
帰宅後はすぐにその病院に電話をした。しかし「予約が埋まっている状態で、来週の月曜日にならないと空きがない」という返答だった。
ネットなどで調べたところ、突発性難聴は時間との勝負で、治療が遅れるほど治る確率が低くなる、遅くとも二週間以内に治療を開始しないといけない、と書かれていたのが頭にあったので、「他の耳鼻科の先生でも駄目ですか?早くかかりたいんです」と訴えた。
受付の人は「耳鼻科の担当に相談してみます」と言ってくれたが、結局は「申し訳ありません、やはり紹介状に書かれている医師じゃないと駄目だということです」という答えで、早く診察を受けたくて必死なのに、大きな病院で診察を受けられるまで何と1週間近くの6日も空いてしまうことになった。
で、その1週間近く。しんどかったら休んでもいいと言われてはいたが、仕事には普通に出た。
ただ薬を服用しているものの、相変わらず眩暈はするし右耳はまったく聴こえず、職場での会話が聴きにくい。片耳が聴こえないので、どこの方向から声が発せられているのか、判断がしにくい。
右側でしている会話は一切聴こえず、一度話かけられもまったく気づかず、肩を叩かれてようやく反応できたことがある。
これはかなりの衝撃だった。ほんとうに自分はいま右耳が聴こえない難聴になっているんだ、と。
診察にかかれるまで日が空くことと片耳が聴こえないストレスと不安で、過食気味になった。とにかく早く月曜日になって診察を受けて今がどういう状態なのか、これからどうなるのか、それを知りたくてたまらなかった。

8月13日の日曜日。
ようやく次の日は診察を受けられる、とほっとするのも束の間。薬の効果がきれたのか何なのか、土曜日から段階的に眩暈が異常に酷くなる。真っ直ぐに立っていられないだけでなく、ベッドで寝そべっていても頭がぐらんぐらんして眩暈がやまない。何も考えられないし、何も出来ない。黙っていても勝手に頭が揺すぶられる感覚。どうなってるんだ、これは。気持ちが悪い。限界だ、無理!と思い、いけないことだけど、あるだけの眩暈用の薬を全部いっぺんにくちに放り込んだ。
それからもう寝るしかない、とこれはメンタルクリニックで処方されている強力な眠剤をいつもの倍の量をぶち込んで無理矢理に眠った。

8月14日の月曜日。
念願の総合病院での診察。眩暈が酷すぎて立ってもいられないので、申し訳ないけれど、親に車で病院まで送ってもらった。
新患ということもあったのか、紹介状があっても診察の待ち時間は2時間近くもあった。待ち疲れでどうにかなりそうだった。
待っている間に聴力検査を行った。検査自体は他の耳鼻科で受けたものと一緒のもの。ピーという音が流れたらボタンを押してください、という検査。相変わらず右耳はまったく聴こえなかった。
待ちにまった診察。
開口一番、「駄目だよ、全然駄目!全然まったく右耳聴こえてないもん」と医師が言ってきた。
「ここまで酷いとすぐ点滴治療受けないと、初診は他の病院で5日になってるけど、何でこんなに間があいちゃったの?」と訊かれたので、病院に電話して早く受け付けてほしいとお願いしたが、別の先生じゃ駄目なのかと聞いても紹介状の医師じゃないと無理だと言われたこと、先生の予約が埋まっていてどうしても早くて月曜日になってしまうと言われたことを説明したら、「それは病院側の対応が悪いよ~、ほんとうに申し訳ない、僕じゃなくても他の耳鼻科の先生いるからさ、その人たちに受けてもらって全然良かったんだよ、受付の対応がいけなかったんだなあ、それはこちら側の落ち度です、本当に申し訳ない」と謝罪された。真剣に考えてくれていて、いい先生なのかもしれないなあとぼんやり思った。
「で、ここまで悪いと今すぐに入院して点滴治療をしないといけません。正直なはなし点滴するまで時間もちょっと空いてしまったのと、眩暈を伴う突発性難聴は治る確率が低いのもあって、全力で治療はするけれども、良くなる可能性は限りなく低いと考えてもらった方がいいです。これより良くなる可能性は二割程度です。良くなるというよりは、これ以上悪化させないため、全力で治療しても無理だった、とどこかで自分を納得させるための治療になるかもしれない、というのを頭にいれておいて下さい」
医師の説明はこうだった。頑張っても良くはならない可能性の方が高いのかあ……と残念に思ったが、それでも可能性が0ではないなら、この状態はやはり辛いので一縷の望みにかけるべきだろう、と緊急入院を了承した。

入院は今すぐに、ということだった。
診察が終わり次第、すぐに看護師さんがやってきて入院についての説明などが開始した。
その間に親に電話して「やっぱり入院しないといけないって」と連絡を入れておいた。
入院期間を訊ねたところ「今の段階では何とも言えないんですよね、点滴治療がどのくらい効果あるのか、点滴をどのくらい落とせるかで決まるので……ただ日曜日辺りまでは確実に入院してもらうことにはなると思います」とのことだった。
そういうわけでまさかの緊急入院が決定し、私は生まれてはじめての入院生活を送ることになったのであった。

入院にあたってまずは会社に説明をしなければならない、と電話をした。
ちょうどその時期はお盆休みだったので、私が休むことになるのは取りあえずは16日(水)~18日(金)ということになった。それ以降も長引くならすぐに連絡をすることになった。
「何だかとんでもないことになったなあ、1週間の入院費はいくらだろうか、高額療養費制度を申請しないといけないだろうな」と緊急なので個室しか空いておらず、ひとりでは広すぎる個室のベッドで寝転がりながら様々なことを考えた。

入院着に着替えるとすぐに看護師さんがやってきて、点滴治療がはじまった。これは薬で服用するとなると20錠以上の量になるものらしい。
主な点滴はステロイド。
実は点滴自体打つのがはじめてなので、どんな感じなのだろうかと内心ドキドキしていたのだが、大した痛みもなく普通の注射と同じような感じだったのでほっとした。
眩暈は相変わらず酷くて、トイレなどに立ち上がるたびに点滴棒を持ってフラフラと転ばないように歩くのに苦労した。

入院生活は比較的穏やかなものだった。
ただ一日目はバタバタと忙しなかったのもあり、右耳がもう良くならないかもしれないこと、入院生活が開始すること、それらすべてに実感がなく過ぎていったが、二日目はさすがに現実のショックがやってきた。
一転して虚無、のような。
一生もうこのまま右耳は聴こえないのかもしれない、と思うと音楽を愛する人間としてはショックで少し涙が浮かんだ。

家族や友人に連絡するとよければお見舞いに行くよ、と言ってくれたけれど、なかなか面会制限の厳しい病院で面会可能なのは平日の午後からの16時まで、時間は15分だけ、というので親に入院セットを持って来てもらうだけに留めた。

入院中はひたすら点滴を打って、一度目の点滴が終われば次の点滴を打って、の繰り返し。点滴をしている間はお風呂も禁止で、三日目の点滴が終わったあとにようやくシャワーを浴びれた。
ずっと寝転がってるだけだったので、体力が落ちていたのと眩暈がまだ治まっていないのもあって、シャワーを浴びるのにもひと苦労だった。
病院のシャワーということで、手すりが設置されていたのがとても有難かった。

幸いフリーWiFiはあったので、毎日加入しているアマプラでぼんやりと面白そうなドキュメンタリーや映画を見たり、Twitter(今は正しくはXと言いますが……)を見たりしていた。
あとは散歩がてら病院内に入っているコンビニに行き、お菓子や惣菜を買ったり。
読書が好きなので出来ればこの有り余る時間で本も読みたかったけれど、眩暈がするのと心境的にとても入院時は活字を読むという行為は出来なかった。
眩暈は入院の五日目くらいでようやく大分良くなってはきた。それでも立ち上がるとふらつくのはまだまだ治らなかった。

8月20日の日曜日。
親と一緒に、医師から病気についての詳しい説明をあらためて訊く機会を設けてもらった。
私の一番の懸念は左耳も聞こえなくなる可能性はあるのか、ということだったので、それを質問した。
「それは稀です。非常に運が悪く両耳とも突発性難聴になってしまう人もいるけれど、滅多に起こらないのでそこは心配はいらないです。ただ、左耳は大事にしてください。些細な変化でも何か感じたらすぐに病院で診察を受けてください」とのことだった。
あとはたとえ右耳が聴こえない状態でも、たとえばヘッドフォンなどで音楽を聴く場合は両耳につけて右耳にも刺激を与えてあげること、その方が脳を刺激して結果的に右耳の反応が良くなることもあるそうだ。
説明を受けて、それから「いつ退院出来るのでしょうか」と聞くと「そろそろ大丈夫です、明日でももう大丈夫ですよ」との返答だったので、8月21日の月曜日に退院が決定した。

私が入院した期間は8月14日(月)~8月21日(月)の一週間だった。
退院前にも検査と診察があって、そこでまた聴力検査を受けた。
結果はほんとうにほんとうに、わずかではあるけれど、右耳の聴力はまるで反応がなかった入院前よりは反応があると。
「治療を頑張った甲斐がありましたね、効果があるので薬を飲んでいきましょう」
正直、最初の診察時の医師の言葉からもう回復は不可能なのだと半分は諦めていたので、これは本当にとてもうれしかった。
思わず身を乗り出して「本当ですか、良くなってますか」と先生に言ってしまった。
退院後は薬物での通院治療。次の予約は8月29日の火曜日だった。
退院は朝10時までに済ませるという話だったので、前日に準備をはじめて忘れ物がないよう確認して、看護師さんや医師の方々にご挨拶をして無事に退院。ありがとうございました。

さてさて、それからの現在。
毎週仕事を早退して耳鼻咽喉科に通院しております。負担ではあるけれど、良くなるためだから仕方がない。
毎週聴力検査をしていますが、とてもありがたいことに毎週確実に右耳の聴力があがっています。
100の底値だった初診時から今は70辺りなのかな?高度難聴が中度難聴程度にまで回復しました。

ただ眩暈はすっかり治りましたが、右耳のノイズはず~~~っと止みません。それでも最初の酷い雑音よりは良くなったけれど、今も「ジーーー」という蝉の鳴き声のような音が右耳の奥からしている。
これはたぶん、一生の付き合いになってしまうのだろうな、と覚悟しています。かなり鬱陶しいものですが、仕方がないですね。

突発性難聴になってしまった最初の週は、職場で右側からの話声がまったく聴こえなかったのですが、9月2週目の現在は小声でかすかに人の会話が聴こえるようになりました。前の席の人たちの雑談も聞こえなかったのですが、これも小さくではありますが、内容の把握までは難しくとも何か話しているな、というのは聴こえます。
右耳がまったく聴こえないときは、右側からの気配というものも全然感じなくなっていて、いきなり右側に立たれたりすると驚いたりしたのですが、聴力が少し回復したおかげなのか、気配もぼんやり昔のように感じられるようになって、不意をつかれる、とか突然右に立たれて驚く、ということがなくなったように思います。あらためて、人間は五感で生きているのだなあ、と感じた出来事でした。

突発性難聴の原因

これは今も解明されていないということです。ストレスが原因ともネットでは見ますが、私が受けた説明では「現在はウィルス説が一番有力で、これは誰でもかかるもので原因がわからないので予防はできない。逆に自分があれをしたせいで、と思い悩む必要はまったくない、そこは気に病まないでください」と言われました。

突発性難聴になったら

片耳が突然聞こえなくなったら、とにかくすぐに耳鼻科に行ってください。この病気は時間が勝負と言われています。早ければ早いほど回復の度合いも高く、予後が良いです。治療が遅れると回復の見込みが低くなります。遅くとも二週間以内には治療をした方が良いようです。
特に私のように眩暈を伴う症状がある場合は重症の場合なので、すぐに診察を受けてください。

突発性難聴で使用する薬

◆プレドニン錠(合成副腎皮質ホルモン剤)、いわゆるステロイド薬。
朝・昼食後に服用。苦いです。ステロイドを使用すると免疫力が落ちるので、コロナ・インフルエンザ・風邪などの感染にはじゅうぶん注意してください。
あとは食欲亢進しちゃうので過食に注意してください(私も頑張ってます……)。

◆アデホスコーワ腸溶錠(血流改善薬)
朝・昼・夕食後に服用。めまいなどの症状に出される薬。内耳の血流を良くしてめまいをなくす効果があるようです。

◆メチコバール錠(ビタミンB12剤)
朝・昼・夕食後に服用。難聴にはビタミンB12が効果ありとされているため出されるようです。

◆ランソプラゾールOD錠(副作用を和らげるための薬)
昼食後に服用。これはステロイドなどの強い薬を使っている場合に、胃腸の調子が悪くなることもあるので、それをなくすための薬のようです。
幸い私は薬の副作用は今のところまるでありません。

1週間の入院費

これは11万5000円近くかかりました。医療費だけの金額で、この他に入院着等のセットを頼んだのですが、それは3000円くらいでした(安いコースを選んだのですがね……)。
ただいま高額療養費を申請中ですが、やはり一回で10万も飛んでいくのは心情的にかなり厳しいものがあります。のちのち一部返金されると分かっていても。
入院保険などは絶対に入っておくべき!となりました。

入院生活で得たもの


穏やかな時間。
最初はショックもありましたが、その後ショックが和らいでからの入院生活は、のんびりとしてなかなか乙なものでした。
お金のことを考えなければ、食事も勝手に運ばれてくる、食べ終われば下げてくれる、食器洗いもしなくていい、看護師さんたちは皆さんやさしく親切。
何よりも「時間に追われる」という感覚が消え失せました。
毎日何かしら「これでいいのか」「もっと何かしないといけないのでは」「もっと有意義に時間を使わなければ」という焦燥感に追われていたのですが、それがすっきりと無くなりました。
「あ、こんな風に時間を気にせず何もせずにいてもいいんだ」「別に何かをしないといけない義務なんてないんだ」と気づかせてくれました。
これは私にとって大変有意義な発見でした。
毎日毎秒何かに急かされるように生きている現代人にとっては、たいせつな価値観かもしれません。
おかげで退院後は前よりものびのびと趣味の時間も楽しめるようになりましたし、穏やかな気持ちで日々を過ごすことができるようになりました。
これは病気になって唯一の良いことかもしれません。
毎日「どうしよう、もうこんな時間だ!」となっていたのが、「あ、まだ○○時だ、読書しよう、映画観よう、朝に時間あるから少しだけ筋トレしようかな」と時間にゆとりを持って過ごせるようになって感謝しています。
代償が右耳の聴力なのは大きすぎるので、プラマイはゼロになるかなぁ?とも思いますが……。

長くなりましたが、以上が私の突発性難聴になった記録です。
この病気は防ぎようがないので、皆さんもお気をつけて!とは言えないのですが、ほんとうにある日突然やってくるので、万が一かかってしまったら、すぐに耳鼻科に行って診察を受けてくださいね。

それでは、読んでくださってありがとうございました!

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