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【詩と日記】ミッドナイトブルー

夜の海では手を引いて

波に拐われぬよう

ずっとずっと囁いて

潮騒に惑わされぬよう

青だけが 青だけが真実で

青だけが 青だけがあなただった

たった一つ たった一つ私の唯一

砂の輝きを覚えているから

宵闇の香りを忘れないから

肌を濡らしたものが何か

ずっとずっと秘密でいい



私は夏が好きです。
晩春からの薔薇の季節が特に。
裸足にリネンのワンピース一枚で大丈夫な季節が
何よりも好きなんです。
だから夏至が一年で一番好き。

でも海にはあまり興味がありません。
海はどうも強すぎて。
好きなのは森です、泉とか小川とか。
私は水の人だそうです、それも真水。
私を知る人はみんなそう言います。
自分でもそう思います。

だけど時々憧れるんです。
青が好きだからかな。

移り変わる時間の中の海の色とか
穏やかな波打ち際のきらめきとか。
だから想像してみる。
結果、柔らかく美化されまくった何か。
でも、たまにはこんな海もいいと思いませんか?

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