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見える巨人、見えない広島

 昨日の中日横浜戦中止の一報を受け、僕の興味は巨人戦へと移った。その試合を見ていると、両軍のユニフォームが対照的だったのでそのことを書くこととする。

巨人のユニフォームは携帯端末対応?

 このnoteでも数回巨人の新ユニフォームについて書いたのだが、その度に「スタイリッシュ」や「スッキリした」という言葉を使っていた。僕は巨人戦と中日戦はテレビで見ることがほとんどなので、今回の広島巨人戦が初めて携帯端末で試合中のユニフォームを見る機会だったのだが、シンプル・イズ・ベストにした理由をハッキリと感じることとなった。

 まず、大きく変わったのが背ネームの排除だ。これによって、背番号を大きく着けられるのだ。それが功を奏する形となり、巨人ナインの激しい動作の中でもかなりくっきりと背番号が見えるのだ。また、シャープになった「GIANTS」の花文字もテレビでは少しヒヨワに見えたが、小さな画面ではちょうどいいデザインになっていた。思えばMLBでもミネソタ・ツインズがスタイリッシュなロゴを使用しているので、こうしたデザインが増えていくのかなとも感じた。しかしながら、対する広島のユニフォームはその対極のものとなっていた。

残念な広島の新戦闘服

 ビジター・ユニフォームの背番号が見えないということで評判の悪い広島の新ユニフォームだが、ホーム・ユニフォームの視認性も少し疑問が残った。

 ホーム・ユニフォームで目立った変更といえば、背番号の下に昇華プリントで施された細い1本のラインだけかに見えるが、背番号と背ネームが2回りほど小さくなっている。携帯端末の小さい画面で見ると、背番号は注視すれば見えるのだが、背ネームがかなり見にくいのだ。小さな文字に対して、縁どりがかなり太く、墨汁が垂れたようになっているのだ。広島のユニフォームをデザインした方には申し訳ないのだが、今オフにもう一度ユニフォームのデザインを見直すといいだろう。背ネームの縁どりを補足して、背中から腰にかけて施されているラインを取り除けば広島球団史に残るグッドデザインのユニフォームになるのではないかとも感じるだけに、ワンポイントが惜しいのだ。まるで新井貴浩監督の采配のようにである。

最後に

 ここまで駄文を書いてきたが、下記のリンク先の動画を携帯端末で再生していただくとわかって頂けるだろう。

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