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セ・リーグユニフォームランキング【Bクラス篇】

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 前回は巨人、阪神、中日の老舗球団をユニフォームAクラスとお伝えしたが、今回は大変失礼に値するがBクラスを書いていくこととする。あくまでも個人的な趣向の中の話なので、見たくない方はこの時点で閉じていただけると幸いだ。

4位:ヤクルト

チームカラーは何色なのか?
ホーム:100点
ビジター:50点
合計150点/200点

 広告関係のことはまだ分からないが、セ・リーグで唯一何も変わらなかったのがヤクルトだ。大岩ラリー正志氏の傑作であり、MLBのように落ち着きながらも力強いユニフォームは人の行き来が激しくてもどこか落ち着いている東京の街並みに非常にマッチするだろう。特に、濃紺色、赤色、そして白色のトリコロール・カラーで構成されたホーム・ユニフォームは秀逸だ。広岡達朗氏、故・野村克也氏、若松勉氏ら歴代の名将達が袖を通した伝統的スタイルを継承しており、その中で3色の袖ラインという新しいものを取り入れているのだ。また、昇華プリントである点、広告が貼られている点は前回同様度外視している。これは外野の人間がやいのやいのと言うことではないからだ。

 ただ、ビジター・ユニフォームは断腸の思いで50点の大幅減点とさせて頂いた。理由はホーム・ユニフォームとビジター・ユニフォームがあまりにも印象が違うので、全くもって違うチームに見えてしまうからだ。もちろん、「Yakult」のマークを彩っている若草色は昔からヤクルトのチームカラーだったことは知っている。野球中継のスコアボード欄では、ヤクルトのYsマークの背景は昔から緑色であった。ただ、ユニフォームにこの色が向いているかと考えたらはてなマークが浮かんでしまうのだ。紺色という寒色の生地を使っているのだから、それと対になる暖色の赤がマッチするだろう。

5位:横浜

これはこれで…
ホーム:70点
ビジター:70点
合計140点/200点

 新ユニフォームでTwitterを賑わせた横浜を5位に。発表直後にベイファンへ向けたレプリカユニフォームが届くというところにこの球団の良さがあるのだが、肝心のデザインは人の好き嫌いが極端に分かれるものとなった。

 ただ、僕は好きなデザインだ。特別なデザインを施す際、ファンは強い嫌悪感を抱くことが多い。僕自身、中日ファンだった小学生の頃、中日のロイヤルブルーが濃紺色へと改められた時は非常に違和感を覚えた経験もある。しかし、横浜は徐々にユニフォームのデザインを変えていく広告を打ち出して解消したのだ。この手法は素晴らしい。肝心のデザインは下記のリンクを参照していただけると幸いだが、「これはこれでいい」の典型なのではないか。

6位:広島

「なぜ?」の結晶
ホーム:50点
ビジター:30点
合計80点/200点

 例え数名の方にご贔屓していただいているだけのこのノートとはいえ、デザイナーの方が知恵を凝らして作り上げたユニフォームを悪くいうのは気が引けることなのだが、今回の広島のユニフォームは何度見ても「なぜ?」の連続であった。ただ、人気テレビ番組の「プレバト」名物コーナーの毒舌俳句教室で言う、数箇所を直せば傑作となるユニフォームである。

 まず、ビジター・ユニフォームはデザイン以前に機能性にはてなマークが浮かぶ。膨張色の赤色を重ねるのならば、縁どりに白等の明るい色を入れるべきだろう。メーカーのデサント社はオリックスのユニフォームでも生地とマークを同じ色で構成したが、こちらは金の縁どりを入れているために見にくいということはないのだ。背番号のフォントは素晴らしいだけに、これだけが残念なポイントだ。また、赤を何色も使い分けるのは如何なものだろうか。ホーム・ユニフォームは臙脂色のような濃い赤色、ビジターの赤色はピンク色寄りの赤色、そしてマークは朱色よりの赤色…とどの赤が「赤ヘル」の赤なのかという感じだ。

 次に、ホーム・ユニフォームは背面のセンターラインを消すだけで非常にいいデザインとなるだろう。刺繍は「さすがミズノだ」と思わせるような芸術的なものに仕上がっているので、広島はやはり昨季まで使用していたようなクラシックな野球のユニフォームのイメージそのままのユニフォームを使い続けて欲しいものだ。

最後に

 今回をもって、一旦毎日更新をストップさせていただき、つぶやきのような形で思ったことをお伝えしようと思っている。次回の更新は2/6(金)を予定している。

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