パ・リーグユニフォームランキング【Bクラス篇】

 久しぶりにユニフォーム関係の更新となるが、ユニフォーム・フリークの皆様はこのnoteの存在を覚えていただいているだろうか。前回のセ・リーグ篇は降順での紹介だったが、今回はパ・リーグを昇順でランキングしていくこととする。

6位:ソフトバンク

野球は最先端だが…
ホーム:60点
ビジター:60点
合計:120点/200点

 この球団はアジア1の野球施設が揃っている事で名高いが、ユニフォームは流行に乗らず毅然と変えないスタンスを取っている。ダイエーからソフトバンクへと親会社が変わって以降、20年近く同じユニフォームで戦っているのだ。

 このユニフォーム、着始めた平成17年当時では流行りに乗ったユニフォームだっただろう。袖に遊びを入れることが流行っており、バレンタイン監督の下で下克上旋風を起こしたロッテは新撰組のだんだら風の模様が入った袖のユニフォームを、日ハムが現在まで続く左右非対称の袖を採り入れたのもこの時期だ。ただ、日ハムの左右非対称は時代に合わせたシンプルなものになっており、ロッテはもはや当時のものを「復刻ユニフォーム」として来ているので、そろそろ変えないといけないのは明白であろう。こちらもセ・リーグと同じく、他のデザインが秀逸なための最下位である。「6番目」と言った方が妥当か。

5位:楽天

改「悪」
ホーム:70点
ビジター:70点
合計:140点/200点

 前回、「広告は球団の生命維持装置なので、外野の人間がやいのやいのと言うことではない」という理由で今回のランキングで広告については度外視をすると入ったものの、楽天のユニフォームだけは減点させて頂いた。

 なにも広告をつけるなとは言わないが、今回言及するのは広告の「付け方」にある。平成23年の東日本大震災以降、楽天は腕章に「頑張ろう『E』東北」というスローガンのようなものをつけているのだが、今回の広告搭載によってその腕章のサイズがうんと小さくなってしまったのだ。楽天で監督を務めた星野仙一氏は生前、「地元をないがしろにする球団に未来はない」とよく豪語し、閑古鳥のなくナゴヤドームを嘆いていたが、今回の件はまさにそれに当たるのではないか。ユニフォームのデザインや色合い自体は非常に秀逸なものなので、広告をもう片方の腕につけるという選択をしていたら間違いなく上位に入っていただろう。

4位:西武

統一感のない2着
ホーム:100点
ビジター:50点
合計150/200点

 松井稼頭央新監督の下、御家復興を目指す新生西武はビジター・ユニフォームは据え置きでホーム・ユニフォームのみの変更となった。双方共に、これまで遮断されていた「ライオンズブルー」の水色と「レジェンドブルー」の紺色が合わさったデザインとなっている。特にホーム・ユニフォームは往年の西鉄ライオンズを彷彿とさせるものがありながらも必要以上に着飾らない素晴らしいデザインなので、満点をつけた。昇華プリントである点も、夏は灼熱となる西武ドームなので仕方ないだろう。

 ただ、大幅な減点はビジター・ユニフォームだ。ホーム・ユニフォームがクラシックなデザインなのに、こちらはザ・昇華プリントと言った感じのごちゃごちゃしたデザインだ。横浜のように、ホーム・ユニフォームまで振り切っているのならば分かるのだが、そういう訳でもない。いかにも「メーカーが宣伝したいデザインを詰め込みました」と言った感じだろうか。詳しくは下記のリンクを参照されたい。

最後に

 次はAクラス篇に期待いただけると幸いだ。

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