月刊陸上競技12月号増刊「箱根駅伝百継 未来への襷」を買った。

本当は、明日陸マガの「箱根駅伝2024完全ガイド」と一緒に購入してもよかったと思うんだけど、
月陸さんの公式アカウントで表示された目次に書かれている「関東学連幹事たちに聞く箱根駅伝の準備&運営」の内容が気にかかったので、近くのおっきな本屋さんで買ってきました。
こちらのごほんの商品レビュー、多分140字で収まらないので、つい最近始めたばかりのnoteで書いていこうと思います。

追記)「箱根駅伝2024完全ガイド」の発売日、12月5日でした。
今日、本屋さんでその事実を知り、赤っ恥をかきました。
発売日を4日も早く誤認するなんて、とんだ早とちりですね!(*/ω\*)


さて、気になる中身ですが、あのレジェンド選手や指揮官のインタビュー・対談記事から関東学連幹事の対談から各大学の歴史まで、たくさんの写真や記事が載っていて、まさに「箱根駅伝の歴史よくばりセット」と言っていいくらい、盛りだくさんで充実した内容でした。
「これだけ載ってて1800円しかしないの!?やすっ!もうちょっとお値段張っててもおかしくないでしょ!?」と思うくらい、盛りだくさんでした。
レジェンド選手や指揮官の対談に始まり、もう今は一般人に戻ってる元選手の対談があったり、あの懐かしの選手から今をときめく選手まで、たくさんの写真が載っていて、読んでる途中、ずっと語彙力がなくなって、終始「やばい」しか言ってませんでした。

そんな中、見ていてえきでんらぶが気になった記事が2つほどあったので、それに対する感想を書いていきたいなと思います。

まず1つ目が、各大学の歴史を振り返る記事の中で、日本大学の歴史を振り返り、日本大学の名選手を取り上げるコーナーです。
えきでんらぶが気になったのは、日本大学の名選手を取り上げるコーナーで取り上げられていた選手の紹介の中に載っていた「戦死」の文字。
まだ31歳、当時の陸上選手の選手寿命はどれくらいだったのかはわからないが、今の時代の基準で考えたらまだまだ選手としてやっていける若さだし、仮に引退していたとしても子どもがいたりしてもおかしくないような年齢での戦死。
「長い歴史があると、それだけ時代に翻弄された選手の存在もあるんだなあ」と感じると同時に、
選手として「やりきった!」と思えるまで選手生命を全うして引退できること、
引退後も人並みに充実した人生を送って、天寿を全うできることが当たり前じゃない時代があったという事実を思い知らされ、
「今の日常の『当たり前』って、当たり前じゃないんだな……」と感じさせられたのであった。

2つ目が、関東学連幹事の対談記事です。
これについては、購入を検討した当初の段階からすごく気になっていた内容の記事で、この対談記事を読むためにわざわざ1800円を出して買ったといっても過言ではないくらい気になっていたので、本屋さんで買っておうちに帰ってから、じっくりと読ませていただきました。
(だって、大会の裏で色々と動く学生にスポットライトが当たる記事が載る機会って、そうそうないじゃないですか!)

さて、気になる内容ですが、関東学連の学生たちが、毎年、箱根駅伝に向けてどんな業務をやっているのか、どういうポイントに気を付けて運営をしているのかについて事細かに書かれていました。
何なら、業務をしている様子の写真まで載っていました。
詳しく話すと記事のネタバレになってしまうので、ここではなるべく触れないようにしますが、
安全に競技をするための交通規制を行ううえで、地元の警察との連携が大切になってくる、という話や、
大学の待機場所になっているところの使用許可を得るための申請が必要になってくる、という話、
何より中継所付近の地元住民やお店屋さんの人達も含めて、地元の人達全員の理解と協力なしで箱根駅伝は成り立たないんだな、
ということが誰が見てもわかりやすく掲載されていました。
この記事を読んで、えきでんらぶは「関東学連の学生たちも大変なんだな」と思うと同時に、「裏で箱根駅伝をやるために動いてくれる人達の存在と、地元の人達全員の理解と協力なしで箱根駅伝は成り立たないんだな」と思いました。
いち駅伝ファンとしてというより1人の社会人として、もう少し、関東学連の学生たちに感謝できる大人になりたいと思いました。

さて、何だかんだ感想を書くと長くなってしまいましたが、最後に一言。
駅伝ファンの皆さん、「あまこま」もいいけど、月陸が出したこっちの本も買ってね。


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