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The Best of Uzbek osh??

週刊プロフに記事を書きませんか?
ん?週刊プロフ??
まさか、そんなものが存在していて、そしてそんな話が私のところにやってくるなんて。
中央アジア、とりわけウズベキスタンを愛してやまない私は、何も考えずその話に飛びついた。


さて、プロフの話の前に私と中央アジアのなれそめを手短に。
以前、私は日本語教師として2年間、ウズベキスタンはタシケントに住んでいた。
そこで、彼らの文化、人柄、生活スタイルに魅せられすっかりファンになってしまった。

日本語教師であり、ワインソムリエでもある私は、人や国を知る時、「食」と「言葉」の観点から、自分なりに観察、理解していくことが多い。
ちなみに、ウズべキスタンではプロフのことを「オシュ」(osh)ということが多い。
「オシュ」とは当然プロフの意味なのだが、ごはん(食事の意味での)の意味で使うこともある。
それくらい、オシュが代表的料理で彼らの生活になじんでいるということだろう。
日本やタイの、普段よく食べる「米」を食事という意味での「ごはん」と呼んでいるのと非常によく似た感覚だ。

元々米料理が好きな私。
ウズベキスタンでも導かれるようにオシュにはまり、美味しいプロフを食べるべく、ウズベク人に「どこのオシュがおいしい?」と何度となくきいてきた。
さすがはプロフに誇りを持つウズベク人、一様にそんな外国人を喜んでくれ、みな爛々とうれしそうに答えてくれる。

「有名なのはプロフセンターでしょ!」「タンドールのプロフがうまいよ」
色々なお店の名前を教えてくれる。

「サマルカンドオシュ最高!」「ヌクスのシンプルなオシュ」
なるほど、ご当地オシュ。地元愛の強い彼ららしい答えだ。

「やっぱり家のオシュがおいしいよ!」
そうか、生まれ育った家庭の味、あるだろうなぁ。日本の味噌汁のように家庭でそれぞれ違うんだろうなぁ。ぜひとも招待されたい…!


そんな中で、「結婚式のオシュが一番おいしいよ!!」との声。
同じような答えが数多くあがった。

…結婚式のオシュ。
トイオシュ(to’y oshi)だ。
to’y=結婚式 osh=プロフ

このサイトを見に来るみなさんならご存知だろうか。
ウズベキスタンでは結婚式の朝、男性が大勢集まってプロフを食べる、トイオシュ(to’y oshi)という習慣があるのだ。
朝集まるので、「朝プロフ」などと日本人の間では呼んでいた。実際ウズベク人がそう呼ぶかはわからない。

ま、ともあれ、多くのウズベク人がこの「朝プロフ」が抜群に美味しいというのだ。

長くなってきたので今回はここまでです。
次回はこのトイオシュ(to’y oshi)を詳しく紹介していきます。

沢井孝介

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