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そら公安もつけあがるわ…🚓

沖縄で若者と警察が大喧嘩したらしいことが報道されてますが、まぁ公安に喧嘩売るとは大した若者だなと思います。
まぁ仲間が失明させられたとあればね、ある意味無理もないことかなと思うものもあるのですが、実際としては警察を擁護するコメントを多く見かけますね。
公安と折衝経験のある身からすると「いや・・・よくこんな警察を無条件に信じられるな」と感心するのですが、みなさん「被疑者の処遇を決めるのは司法の仕事やぞ?」と言うのをですね、意識して欲しいなと思うんですよ。

🚓警察は正義の代行屋ではない

色々とまだ事実確認中の面はあると思いますが、今話題の「警棒は手に持ってたのか持ってなかったのか」という部分について、西村博之は「覚えてないわけないでしょ」と指摘していましたね。
まぁ覚えてないわけないと思うんですよ。とっさに警棒を掴んでいたとしても「覚えてない」ってことはないんじゃないかなとは思います。
じゃ、なんでそれが話題になるのかって言ったら、当然「行き過ぎた警察行為はNGだから」ですよ。
そりゃ茶の間にいる大衆からすればこう思うかも知れません。
「補導されるようなことしたガキが悪い!」
「自業自得」
「悪いことしたんだから片目失うくらいで文句言うな」
仮にそう思う大衆が多かったとしてもですね、警察は「大衆の望む正義を執行してはいけない」のです。何故なら「過剰な警察行為はダメだよ」と法律で定義されているからです。
刑法195条で「特別公務員暴行陵虐罪」として被疑者への暴行はダメだよと定義されているのです。

📚正義の為に法治主義を捨ててはいけない

ちょっとどうでも良い話をしますが、警察署ってのは行政の下部組織です。
言ってしまうと「総理大臣の手下」ということになりますね。
警察が行政の下部組織としてあるのが正解なのかどうかはわかりませんが、なぜ警察が正義を行使してはいけないかというと、結局ああいうことが起こるからです。
警察が持っているのは逮捕権。逮捕をし、取り調べをし、勾留をすること。あくまで最終的に正義を執行する場というのは司法(裁判)の役目です。
つまり、法治国家として考えるなら、少年が行った罪とは別にして、警察側の対応が妥当なものであったかというのは、問われるのが当然なわけです。

🗾まだまだ日本は法治国家ではない

とはいえ「日本は法治国家じゃないでしょ」と言われたら、もう返す言葉はないんですけどね。
実際問題、日本は人治国家と言えば人治国家であります。

まぁ労基法、派遣法、未成年者の飲酒防止に関する法律なんかフッツーに守られないですからね・・・。
道交法、ほぼ100%のドライバーが違反してますし。
で、件の少年と警察にしても「警官が正しいから殴るのオッケー」では、もう完全に人治国家のそれなんです。
「非行はダメだけど過剰な警察行為もNG」
法治国家としてはここでコンセンサスが作られないといけないんですね。
まぁねぇ、公安が如何に良い加減なことやる組織かって、こないだフロッピーディスク2枚紛失の事件でわかったんじゃないかと思いたいですけどね。

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