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デザインの見積り方

見積りのノウハウ

新案件に向けて見積を作っています。
折角なので今回は見積の記事を書いてみる事にしました。

デザインの見積ってノウハウが必要?
って思っている人も多いかなと思います。
実は見積りも簡単に作る方法があるので紹介したいと思います。


自分の基準とは?

会社でディレクションをしていた時は、自分の感覚プラス会社の基準を照らし合わせて見積を作っていました。
大事な案件は、社内の複数ディレクターが見積した複数の見積を見合わせて行ってバランスをとるなんて事もやっていました。
こうしていくつか見積をすると、会社の基準・業界の基準・自分の基準がなんとなく分かるようになります。

今はフリーランスの立場なので、シンプルに自分の基準と業界標準を足して出しています。
この自分の基準というのが結構ポイントかなと思っています。業界を知らない人にも知ってほしいのは、自分の時間の価値をどれくらい持っているかという事に置き換えてみてね!という事です。
例えばバイトなどの最低賃金などがあると思いますが、時給1000円を安いと思うのか高いと思うのか人それぞれです。
これが自分の基準です。


自分基準の見積り方

僕の場合は業界に属しているので、大きな価格破壊はしたくないと思っています。それはプロとしての品質を保つ覚悟と業界への接し方の部分にも関わります。
では、プロでもなくて業界のこともあまりわからない場合はどうすれば良いか?業界経験が薄い人でも出来る方法が先ほど紹介した自分基準です。
案外簡単なので仕事の依頼が来た場合を想定して是非やってみて下さい。

 ❶まずは自分がやった場合の制作時間を出します(凡そのかかる時間)
 ❷制作時間と時給を掛け算します(時給=自分基準部分です)
 ❸その金額を商品価格として相手に見積を出します

見積はこれだけですw(見積書の書き方はネットで探してみてね)
良く学生や若手がタダで良いです~!
という人がいますが、仲の良い友達や趣味じゃないなら0円は辞めましょう。あなたも人間なら生活があるはずです。せめてその生活を維持できるお金をとっても誰も文句は言いません。それくらいのお金が払えないのであればろくな相手ではありません。
逆に自分の見積が高すぎて断られたらチャンスだと思ってください。
あなたは仕事を断る方法と、相場を外したという2つの経験を得られます。
これは僕がプロとしてもたまに使う方法ですが、あまりやりたくない仕事やモチベーションが上がらないものは少し高めの見積を出します。
自分ではなく相手に断らせる為です。
例え断られなくても、少し高い報酬になる事でモチベーションが上がりますので、しっかりした納品まで持っていく事が可能です。
自分で断らないという部分の効果で言うと
  ・次の仕事の依頼が途切れづらい
  ・自分が断り辛いから
などの効果があります。

まずは勇気を振り絞ってお金の交渉をしてみましょう。
飛び込んでみれば色々学べる事があると思います。

おまけ:時給(自分の基準)の見つけ方

折角なので自分の時給の計算も教えておきます。
若手の場合は初任給位を想定しましょう。
ざっくりその業界の初任給20万円のお仕事だとします。
普通の社会人は1か月30日の間に大体20日ほどの仕事をします。
つまり1日1万円のお仕事です。
後は一日8時間働くとします。
どうでしょうか!?

  あなたの想定時給は1250円です◎

後はあなたがどれくらい時間をかけるのかによって見積が簡単に出せる様になります。勉強の時間は別にした方が良いですが、実際に手を動かして作業したり、制作に必要な行動を作業時間として自分基準の時給と計算してみましょう。
厳密にプロが計算するときはもう少し色々考えますが、見積に悩んでいるというのであればお手軽にこの計算をしてみると意外と大きくずれる事はないかなと思います。
それは、あなたの大事な時間と行動の価値(成果物)に対して相手が報酬を支払うというシンプルな考えになっている為です。成果物次第で喜ばれたり、文句を言われたりしますが、プロの場合はこの辺の管理をしっかりと行っているので、相手に損をさせない事をかなり気を付けています。
是非、参考にしてみて下さい~!




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