宮崎の餃子を満喫するツアーを開催
2021年・2022年の家計調査で「ぎょうざ」支出金額と購入頻度で日本一となった宮崎の餃子ですが、なかなか食べる機会もないことから知られていないですよね。まずは餃子愛好家に宮崎の餃子を知って欲しいと思いまして、東京餃子通信の塚田編集長と、毎日餃子TVの曾さんをお誘いしまして、宮崎を駆け回って餃子を食べまくるツアーを開催してみました。
ここでは、実際のツアー順序ではなく、地域ごとにまとめますので、これから宮崎に餃子を食べに行こうという方はご参考ください。
なお、お店はこれだけではありません。宮崎県内にはさまざまな餃子店がありますので、ぜひ宮崎県ひなた餃子連合会のサイトも参考にしてみてください。
宮崎市内
宮崎空港は宮崎市内にあって、宮崎駅まで電車で直接行くことができます(宮崎空港から宮崎駅まではSuicaも使えます)。まずは宮崎市内の餃子屋さんをご紹介。
東京餃子通信さんでも、宮崎市内の餃子が紹介されております。餃子の詳しいレビューは、ぜひ東京餃子通信をご参考に!
【餃子】 屋台骨 本店
屋台骨さんは宮崎市中央卸売市場の中にあって、朝から昼までの営業をしている餃子屋さんです。通常は中に入れない工場の風景も、毎日餃子TVさんが動画でご紹介してくださっているのでぜひご参考に。
私も朝から工場撮影に立ちあわせていただきました。社長が小麦粉から皮を作るところ、出来立ての皮でキャベツや豚肉の餡を練って餃子に成形してパッケージに封じて出荷されていくところをずっと見学させていただきました。
そして10時半にはラーメン屋の屋台骨さんと、餃子の屋台骨さんがオープン。店舗は同じ敷地内にあり、餃子店で餃子を買って、ラーメン屋に持って行って食べるということも可能だそうです。今回は焼き餃子と水餃子をいただきました。
宮崎駅東口からバスで「イオンモール宮崎」へ行き、徒歩7分。
【観光】 一葉稲荷神社
マツコの知らない世界「開運神社の世界」で紹介された話題のスポットまで、屋台骨さんから徒歩10分ほどです。
名前の由来は以下の通りなのですが、一葉の松葉は見つけられませんでした。きっとみんな拾われてしまったのでしょう。あと、お守りも完売してました。
神社の裏に回って上を見ると、災難厄除けの白兎が見えます。
【餃子】 りょうガーデン
宮崎駅西口から徒歩5分ほどの好立地で、ランチでも餃子をいただけます。
お店に入ると野菜なども売っていて、素材の新鮮さへの期待が膨らみます。
元有名割烹の料理長ということで、餃子が美味しいのはもちろん、そのトッピングなども秀逸なおいしさ。
営業時間が昼も夜もやっているので、餃子食い倒れツアーコースに組み込みやすいですね。
【餃子】 餃子のよどがわ
宮崎の繁華街「ニシタチ」から少し住宅地に入ったあたりにあるお店。
カウンターもテーブルもあるので、お一人でもグループでも。
店主の淀川司さんは、サーフィンのために宮崎に移住して来られたということで、サーファーの方はぜひカウンターで。
餃子のコースがあるので、ぜひじっくりとさまざまな餃子を堪能してください。小粒で薄皮な餃子からは、自家農園で栽培した野菜の旨みが溢れます。
【餃子】 黒兵衛
宮崎市内に黒兵衛さんは2店舗あります。一番街の黒兵衛さんはカウンターのみで、焼き餃子と飲み物しかありません。毎日餃子TVで紹介されているのはこちらのお店です。
かたや、中央通りの黒兵衛さんはスープ餃子や白飯もあります。がっつり食べたいか、サクッと食べたいか、あとは混雑状況によって店を選ぶと良いかもしれません。場所も、それぞれニシタチを挟んだ場所にあります。
黒兵衛は戦後の宮崎県延岡市にルーツがあり、現在も餃子の包み方や焼き方が踏襲されています。戦後は油よりラードの方が手に入りやすかったから、今でもラードで餃子を焼いてます。今となっては贅沢。
【餃子】 丸鐡餃子
鉄鍋に返して提供してくれるので熱々なまま食べられるので、宮崎ハイボールとの相性が抜群なのです。
餃子も焼き餃子だけでなく、揚げ餃子やスープ餃子も。お肉はえびの市のブランド豚とのこと。
【餃子】 大明神
ニシタチを抜けたあたりの大明神さんは、一口餃子のお店。カップル客が多い印象でした。女性でも一口でいけるサイズの餃子だからでしょうか。
席はカウンターとテーブルがあります。なお、店主はめっちゃシャイです。
【餃子】 802 GYOZA
宮崎といえば鶏肉が頭に浮かぶ方も多いと思いますが、こちらは鶏餃子専門店。
場所的には、フェニックス・シーガイアリゾートに近い場所。昼から営業しているので、シーガイアにお泊まりの方には便利かも。
【餃子】 ナガノヤ
宮崎県内に10店舗展開されているナガノヤさん。商品名称が奇抜すぎると話題のスーパーマーケットです。
今回伺ったのは、ナガノヤ芳士店です。
【観光】 江田神社
パワースポットとして有名な「みそぎ池」がある神社。みそぎ池でイザナギノミコトが黄泉の国の穢れを払った時に、アマテラスやツクヨミ、スサノオが生まれた場所とされています。
鶏餃子の802GYOZAさんから徒歩圏内です。
【観光】 青島エリア
南国らしい海岸と、不思議な自然現象が生み出した鬼の洗濯岩、神秘的な青島神社など、宮崎で人気の観光スポット。
高鍋町
宮崎の中でも餃子の聖地として、2020年にマツコの知らない世界「お取り寄せ餃子の世界」でご紹介したエリアです。
半世紀以上続く二強の店舗をはじめ、さまざまな餃子がこの人口2万人の街に密集しています。しかも、豚肉・牛肉・鶏肉の餃子が楽しめる畜産県らしいバラエティの豊な餃子が揃っています。
我らがバイブル東京餃子通信でも高鍋町編が公開されています。
毎日餃子TVさんでも、高鍋町の餃子もいろいろ紹介されてます。
最近、高鍋駅前に「ムーンダンス」という彫刻も完成し設置されていました。
高鍋駅はSuicaが使えないので、宮崎空港や宮崎駅から行く場合はご注意を。
そして高鍋駅から繁華街までは距離があるので、タクシーを使うのがおすすめです(駅前にタクシー乗り場はあるものの、いないこともあるのであらかじめ予約しておくのが良いと思います)。
【餃子】 餃子の馬渡
もっちり皮を商標に持つ餃子店。昭和42年創業で、高鍋町で最も歴史があります。
【餃子】 たかなべギョーザ
高鍋町民は、馬渡派とたかなべギョーザ派に分かれているそうです。たかなべギョーザは薄皮なのと、中華系の餃子料理がさまざま楽しめます。
餃子の馬渡さんとたかなべギョーザさんは、歩いて数分です。めっちゃ近いので、ぜひはしごしてください。
【餃子】 炊き餃子 㐂八郎
たかなべギョーザの店主が開いた新しいお店。こちらは鶏肉を使った炊き餃子が名物料理となっています。
【餃子】 中国料理 樹樹
餃子の聖地である高鍋町の中で、新進気鋭の餃子屋さんとして人気のお店。ふっくらした皮に宮崎県産の豚肉やキャベツに、梅しそ餃子やトマトバジルなど新しい味を加えた餃子が人気。
あと、昼から食べられるのがありがたい。
【餃子】 藤原牧場やまんうえ
高鍋の市街地から西にある山の上にある牧場で育った、みやざきハーブ牛のお店です。餃子もみやざきハーブ牛が100%使われています。
お店の前には広い原っぱがあって、バルコニーもありましたので、天気がよければ気持ちよく過ごせそうです。ただし、車がないとちょっと行くのが大変かもしれません。
【餃子】 鶏専家 一本気
柔道家の有川光誠さんが営む、地頭鶏の炭火焼きのお店。餃子にももちろん地頭鶏の炭火焼きが入っています。
【観光】 高鍋大師
今回のツアーでは立ち寄らなかったのですが、もし時間があれば高鍋大師がおすすめ。車の方は、途中の山道が狭いのでご注意ください。
景色が良くて、眼下にはキャベツ畑、遠くは海岸まで見渡せます。
【観光】 黒木本店
「百年の孤独」や「中々」など全国で知られる焼酎を製造する黒木本店も、高鍋町にあります。工場見学や試飲は取引先に限られるということなのですが、渋くて美しい工場や蔵が渋くて美しいので、外観だけでもぜひご覧いただければと。
高鍋の餃子には、黒木本店の焼酎やジンをペアリングしてみてください。
日向市
日向市駅までは、JR九州の日豊本線で行くことができます。
【餃子】 中国家郷菜 上海花園(シャンハイガーデン)
とても広くて、屋根も高いので気持ち良い店内。メニューも豊富なためか、家族でいらっしゃっている方が多い印象でした。
餃子は「中国吉林省出身の孫さん手作りの餃子」ということですが、形状は成形機っぽいので、餡までが手作りなのかもしれません。いくつかのお店が合体して、今のお店になっているようです。
お店は日向市駅の目の前なので便利です。
【餃子】 餃子の里
餃子の里さんは、宮崎県産の素材を使ったバラエティの豊な餃子。お持ち帰り専門店ではありますが、特別に店の前で食べさせていただきました。
個人的にお気に入りは椎茸ぎょうざ。バターソテーされた椎茸が、食感的にも香り的にも食欲そそります。
電車やバスだとちょっと距離があるので、車で行くのがおすすめ。
【観光】 馬ヶ背展望所
私たちは時間の都合で行ってないのですが、日向市には馬ヶ背というリアス式海岸、高さ70mの断崖絶壁を展望所で見ることができるそうです。時間があればぜひ行ってみてください。
都城市・三股町
宮崎市から南西方向、霧島連山が美しく見えるエリアです。
【餃子】 生餃子製造直売 ハチサンイチ
東京餃子通信の塚田さんが丁寧にハチサンイチさんの餃子をご紹介してくださっているので、こちらをぜひご参考に!
ハチサンイチさんは餃子のクリエイティブがすごい。自家製ならではの個性的な餃子が並びます。
どれも気になる餃子ばかりなので、いくつか気になるものを焼いていただきました。
お店の前は駐車場が広く広がっています。基本的には冷凍販売がメインのようですが、少しだけ飲食スペースがあります。
【観光】 霧島エリア
霧島を眺めるだけでなく、行くこともできるようです(私はまだ行ってません)。「霧に煙る海に浮かぶ島」という由来だそうで、火山活動が続く霧島連山が生み出す自然、その中で伝わる神話の世界を楽しんでみてください。
番外編
【dai華】宮崎ぎょうざ応援ソング「てげうま!! 」MV
宮崎ぎょうざの応援ソングにミュージックビデオが制作されました。ぜひこの歌を聴きながら、宮崎の餃子巡りを楽しんでください。
私もちらっと写っていますので、探してみてくださいね。
宮崎餃子マップ
宮崎県ひなた餃子連合会に参加している店舗のマップも用意しています。ぜひこちらを参考に、ツアー行程を考えてみてくださいね。
宮崎県下の様々な餃子屋さんをご紹介してきましたが、行ってみたいお店は見つかりましたでしょうか?夜しかやってなかったり、お持ち帰りしかやってなかったり、お店に行かれる時は事前に確認しておくことをお勧めします。宮崎の餃子が注目されるにつれ、もっと餃子が食べられるお店は増えていくはず。
また、ここにはまだ掲載していない(掲載できない)名店もまだあります。
ぜひ皆様ならではの宮崎餃子くいだおれツアープランを私にも教えてください。
Webエンジニアリングと餃子についてはお任せください。