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昔ばなし

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2021年9月の記事一覧

イワンのばか

イワンのばか

人間の美しい心を汚すのが大好きな悪魔が小悪魔に命じ、働き者のイワンの畑仕事の邪魔をするが、小悪魔は捕まり逃がしてもらう代わりにどんな病気も治るリンゴを渡す。
イワンはそのリンゴを重い病気のお姫様にあげるのに失敗したが、不思議なことに病気は
治り、恩人としてイワンはお姫様と結婚し、働く者だけが食べていい国を作る。
悪魔は国に残った欲のない人々と働くイワンの邪魔をしようと金や兵隊を与えるが、イワンは人

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ふるやのもり

ふるやのもり

老夫婦と孫が住んでいる家で飼われている立派な馬を狙って、泥棒とオオカミがたまたま同じ日に馬屋に忍び込んでいると、おばあさんがふるやのもり(古い家の雨漏り)が一番怖いと孫に言ってるのを聞く。
雨漏りがしたのでおじいさんがふるやのもりが来た!というのを聞いてパニックになった泥棒とオオカミが鉢合わせし、お互いをふるやのもりと思い泥棒がオオカミに抱きつき外へ走り出すが、泥棒は大きな木の枝につかまり穴に落ち

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アラジンと魔法のランプ

アラジンと魔法のランプ

貧乏だが正直者で幸せなアラジンのもとに叔父を名乗り魔法使いが訪れ、火山の噴火口の中にある古ぼけたランプを取って来るよう頼まれる。
穴に潜ったアラジンはランプと宝石をポケットいっぱいに詰め込んで出口に戻ると、魔法使いと揉み合いになり穴に落とされ閉じ込められる。
アラジンは穴の中でランプをこすると大男が現れどんな願い事もかなえてくれるので、家へ連れ帰ってもらい、立派な家も建ててもらい、お姫様と結婚する

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白雪姫

白雪姫

誰よりも美しくなければ気が済まない魔女が、不思議な鏡にこの国で一番美しいのは白雪姫と言われ、暗殺を計画する。
何とか助かった白雪姫が森をさまよっていると、7人の小人が住む小屋にたどり着き、一緒に暮らす。
魔女は白雪姫がまだ生きていることを知るとリンゴ売りのおばあさんに化け、白雪姫に毒リンゴを食べさせ殺してしまう。
白雪姫は死を悲しんだ小人たちにガラスの棺に長い間寝かせられていたが、通り掛かった立派

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魔法の子馬

魔法の子馬

イワンという元気のよい少年が、麦畑を荒らした白馬からお詫びに美しい馬2頭と醜い子馬をもらうが、ズル賢い王様に取り上げられる。
王様に馬屋番を命じられたイワンは魔法を使える子馬に助けてもらい、王様と結婚したくない月の王女が出す無理難題を解決する。
王女は最後に王様の若返りのために煮えたぎったミルクとお湯とブドウ酒の釜に入るよう言うと、王様はイワンで先に試すと、凛々しい若者に変わる。
それを見た王様が

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舌切り雀

舌切り雀

心の優しいおじいさんが山でしばかりをしていると、木の下で怪我をしている子雀をみつけ、家に連れ帰り手当てをする。
おじいさんが留守の間に、いじわるなおばあさんにエサをもらえなかった雀が洗濯用の糊を食べてしまい、舌を切られ山へ帰る。
山から帰ったおじいさんがそれを聞き、雀を心配して山に向かうと雀のお宿にたどり着き、再会した雀にもてなしを受ける。
おじいさんがお土産に小さいつづらを選び家で開けると宝物が

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オルペウスの竪琴

オルペウスの竪琴

竪琴が上手なオルペウスの妻が毒蛇に噛まれ死んでしまい、妻を甦らせてもらうため、困難を乗り越え死の国の王を訪ねる。
竪琴を奏でお願いをするオルペウスに心を動かされた王は、妻を地上に連れて帰ることを許すが、道中で振り返ったり口を利くと二度と会えなくなると伝える。
オルペウスは地上に妻を導くが、ついてきているのか不安になり振り返ってしまい、妻は再び死んでしまう。
悲しみにくれ歌い続けるオルペウスが死ぬと

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ちょうふく山の山んば

ちょうふく山の山んば

村人が十五夜の晩に月見をしていると、急に雷が鳴り雲の中から「ちょうふく山に住んでいる山んばが子どもを産んだので餅を持ってこい。」という声が聞こえ、餅をつく。
誰も届けたがらないので、物知りのおばあさんが怖がる若者を従え向かうが、途中で山んばの声に驚いた若者に餅と共に置き去りにされる。
おばあさんは手ぶらで山んばの家にたどり着き、餅は途中に置いてきたと伝えると、山んばの子どもが取ってきて餅を一緒に食

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マッチ売りの少女

マッチ売りの少女

雪が降りしきるクリスマスイブにひとりの少女が裸足でマッチを売るが一束も売れない。
朝から何も食べず、寒さで足もちぎれるかと思うほどになり家に帰るが、酒を飲んでる父親に全部売るまで帰るなと追い出される。
寒さと疲れで動けなくなった少女はマッチで暖をとると、ご馳走やクリスマスツリーが現れる。
少女が亡くなったおばあさんを思い出し、最後のマッチをするとおばあさんが現れ、天に召される。

アンデルセン童話

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桃太郎

桃太郎

おばあさんが川で洗濯をしていると桃が流れて来たので、家に持って帰りおじいさんと食べようとすると中から赤ちゃんが現れる。
赤ちゃんは桃太郎と名付けられぐんぐん大きくなり、村人を苦しめる鬼を退治すると宣言し、鬼ヶ島に向かう。
道中でおばあさんに持たせてもらった吉備団子を分けてやり犬・猿・雉を家来にし、鬼ヶ島に到着する。
桃太郎は鬼たちを倒し、差し出された宝物を持って帰り、おじいさんとおばあさんと幸せに

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