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#エジプト神話

アトゥム

アトゥム

エジプト神話における創造主
・ヘリオポリスの九柱神であり、妻を持たずに他の八柱神を生み出した。
・はじまりの水ヌンから抜け出し、大気の神シューと蒸気の女神テフネトを口から吐き出す。シューとテフヌトの子が大地の神ゲブと天空の女神ヌト。ゲブとヌトの子が冥界の神オシリス、再生の女神イシス、破壊の神セト、葬祭の女神ネフテュス。
・時代の変化とともに太陽神ラーと同一視されるようになる。
・男性女性両方の性別

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アヌビス

アヌビス

エジプト神話における死者の神
・冥界の神オシリスと葬祭の神ネフテュス(破壊神セトの妻)の不倫の子で捨てられるが、オシリスの妻イシスに拾われ育てられる。
・セトにばらばらにされたオシリスの体をミイラ にし、復活の手助けをする。
・ホルスの目と呼ばれ、死者の罪状を決め、復活を約束された者の遺体をミイラにする。
・黒い山犬の頭を持ち、死と毒を支配する神でもある。

トト

トト

エジプト神話における知識の神
・再生の神イシスの策略により、破壊の神セトが妊娠し、額からトトが生まれる。
・月の神でもあり、宇宙の法則を理解し、暦や文字を発明する。
・太陽神ラーの信頼を得て参謀役になったり、冥界の神オシリスの補佐官になる。
・トキまたはヒヒの頭を持ち、数多くの魔術書を書き残す。

クヌム

クヌム

エジプト神話におけるナイル川の神
・妻は出産と多産の女神ヘケト
・粘土をこねて他の神々を作った創造神
・牡羊の頭を持つ
→ピラミッド建造のクフ王の名前の由来でもある。

セト

セト

エジプト神話における破壊の神
・ヘリオポリスの九柱神
・大地の神ゲブと天空の女神ヌトの子であり、兄のオシリスを殺害する。
・神々の敵と言われるが、大蛇アポピスからラーを守る役目もあり、守護神としてピラミッドに刻まれる。
・長く尖った耳と鼻、長く伸びた尾を持ち、元の姿はカバやワニ、レイヨウ、オカビなどと考えられている。

バステト

バステト

エジプト神話における愛情の女神
・太陽神ラーの娘とされるが、妹や妻とも言われる。
・ラーの敵である大蛇アポピスを倒す、凶暴な面を持つが、猫の姿と共に子宝の守護神になる。
・シストラムという楽器を持つ。
・猫の顔を持ち、雌ライオンや牝牛の顔を持つセクメトやテフヌト、ハトホルと同一視される。
→世界中の猫型妖怪や神の中で最も人々に親しまれている

ゲブ

ゲブ

エジプト神話における大地の神
・ヘリオポリスの九柱神
・大気の神シューと蒸気の女神テフヌトの子。天空の女神ヌトの兄であり夫。
・天地が生まれた時、ゲブとヌトは固く抱き合っていたが、父親のシューに無理矢理引き離され、天地は現在のような形になる。
・地震はゲブの笑い声と考えられている。
・頭がウサギやヘビで描かれ、頭上に雌ガチョウを乗せる姿もある。
→豊穣の神としても崇められている。

ホルス

ホルス

エジプト神話における天空神
・太陽神ラーの息子とも冥界の神オシリスの息子とも言われ、20を超える種類のホルスが誕生する。
・親子二代にわたる破壊神セトとの確執があり、セトの首を切り落としたり、月の目をえぐり取られたりの末、妻である豊穣の女神ハトホルに治療される。
・取り戻した目を父オリシスに渡したエピソードから、ウジャトという目のデザインが護符として人気がある。
・ハヤブサの顔を持ち、太陽と月はホ

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オシリス

オシリス

エジプト神話における冥界の神
・ヘリオポリスの九柱神
・大地の神ゲブと天空の女神ヌトの子であり、豊穣の神でもある。
・弟である破壊神セトに殺されるが、妹であり妻のイシスの魔術で甦り、冥界の神になる。
・ミイラでおなじみの全身布に包まれている姿をしており、二枚の羽が付いた冠をかぶり、杖と鞭を持つ。
→弟にバラバラにされ、大事な部分だけが見つからなかったのが可哀想。。