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曽爾で泊まった古民家宿での贅沢な時間

東海自然歩道を曽爾まで歩いた
10月14日に泊まった宿
面白そうと思って予約してみたが
帰りにあんな名残惜しくなるとは…

曽爾で宿探し


曽爾村は奈良県の東側
三重県との県境に位置する村で
関西から比較的アクセスが良く
ススキの名所としても有名な場所

僕も過去にススキ目当てやったり
芸術祭やハイク目的で訪問してたけど
毎回曽爾には泊まらずでした😓

場所的に日帰りでも可能なのと
宿が見つからなかったのが理由…

曽爾村の場所|Googleマップ

そんな曽爾に今回1泊しようとしたのは
予てから歩いてる東海自然歩道🌱
室生口大野から曽爾へ歩いた後
本数の少ないバスに焦りたくないのと
泊まって翌日も歩けたら…という企み🤣


曽爾は今まで宿探ししたことなく
以前訪問した時にも宿らしい建物が
なかったような気がしたので
選択肢少ないの覚悟で探してみた

検索はいつもの楽天トラベル🙌

以前は複数のサイトはしごしてたけど
予約確認が面倒なのとポイントの都合で
ネット予約は楽天固定になりました

楽天トラベル地図上に表示画面

画像の番号が宿の場所で
緑線は書き足した自然歩道ルート

楽天トラベルで出てきた
曽爾村内の宿は3と5の2ヶ所のみ
1泊2食の料金はどちらも同じくらい

そうなると自然歩道に近い5ですが
予約日は2食共弁当のプランしかなく…
自然歩道から離れるものの
見た目が気になる3(古民家宿)を予約🙌

3の宿もバス停には近いし
歩き旅の延長やと思えば
場所は気にする要素ではなく…
最終的な決め手は食事と雰囲気でした😆

自然歩道から宿までの道のり

東海自然歩道を歩いた記事の
続きから書くのでここまでの経路が
気になる方はこちらの記事もどうぞ

金木犀の香る公衆トイレ付近で
東海自然歩道から分かれて宿へ…

ちなみにこの時、15:30頃
近くにバス停はあるものの
駅方面へのバスは14時台が最終で
宿取ってなかったら帰れなかった💦

同時に宿方面へのバスもないので
歩くという選択肢しかありませんでした🤣

自然歩道歩きでも眺めた鎧岳
角度変わるとまた違った雰囲気

宿まで約3km、徒歩45分ほど
歩く距離としては長いですが
その前に20km、7時間歩いてるのと
比較的歩きやすい道やったので
惰性で歩くことができました🤗

川沿い道に入ったとこで
傘が必要なくらいの雨が降り出すが
本降りになる前に宿に到着🙌

右側の○で囲った部分が
自然歩道から宿までの道のり

古民家の宿|木治屋

建物の感じは予約時に見たけど
実際に見たらさらに魅力的✨
周囲の景色とも相まって
タイムスリップした感じ😆

築144年の古民家

この古民家ができたのは明治12年
西暦1879年なので今年で築144年‼️
1879年のできごとを見ると
エジソンが白熱電球を発明とあるので
白熱電球と同じ歴史がある古民家てことか😆

余談ですが…、
エジソンが発明した白熱電球のフィランメントは、京都府八幡市の石清水八幡宮境内の真竹が適していると採用され、数十年使われたそうです。

境内にあるエジソン記念碑

昨年1月に八幡宮よりも
記念碑が見たくて訪問🤗


話が逸れすぎましたが
現地でも門の前で行ったり来たり

同じような写真が多数

なかなか入らなかったのは
外観を眺めてたのと
普通に入っても良いのか?
という変に考えすぎたため💦

門をくぐり庭に入っても
そっとゆっくり一歩ずつ…

閉鎖的な入口でも喫茶店なら
営業中の札を見つけて突入するが
宿となるとそれもないし🤔

…と思ってると不意に横から
つなぎの作業着姿のおじさん登場

宿泊ですか?と聞かれ
どうぞ、こちらへ…とやっと室内へ🤣

おじゃまします

宿に入るというよりは
古民家のお宅におじゃまする感じ

苔むす土間の玄関
玄関脇の調度品

玄関上は天井板がなく
大屋根の梁や小屋組が見える
外からは見えない茅葺も…

受付などはないので
そのまま部屋へ案内してもらう

予想通り和室やったけど
以外にもベッドだった客室

太い漆黒の梁がかっこいい✨
古民家風の内装とかいうが
リアル古民家は格が違う😆

廊下とは反対側に縁側もあり…
敷地内にはいくつか建物があり
傍らには神社もあったみたい⛩

縁側から見える景色

縁側の先には洗面所とトイレ
ここは宿泊部屋からしか行けないので
専用の洗面トイレやったのかな…

他の部屋にも付いてるとは思えんので
今回は良い部屋に泊まれたみたい♪

トイレは実家感が強め
ウォシュレットはなく
花柄の便座カバーでした😆

お風呂と食事

朝早かったのと歩き疲れで
部屋に入ってすぐ眠気きたが
落ち着く前にさっぱりしたい🙌

お風呂は玄関前を通った奥
湯船は1つしかなく男女交代制

思ってたより広めな岩風呂は
なんとご主人の手作りだとか
お湯は温泉ではないけど
疲れた体、少し冷えた体には
これ以上ない贅沢でした🤗

部屋に戻りベッドで横になると
いつの間にか寝てしまってたようで…
女将さんのご飯できてますよ〜で起きる
(本当に家感がすごい…)

食堂へ続く廊下

寝起きで頭ぼんやりやからか
どこいるんやっけ…ってなる😐

夕食は天然猪肉のぼたん鍋と
鮎の塩焼き、釜炊きのご飯など😋

ぼたんの名は薄く切った猪肉を
牡丹の花に似せてならべることから

ぼたん鍋は初めてやなかったけど
しっかり味わって食べたのは初🐗
特にクセもなく美味しいお肉

今シーズン初の鍋を一人で味わう
なんとも贅沢な夕食でした😋

何も無いことこそ贅沢

夕食後は部屋に戻り
何をするわけでもなくぼーっとする

ちなみに部屋にはテレビはないが
Wi-Fiは利用できました
むしろWi-Fi無いと電波が薄い…

部屋にあった冊子に
宿を紹介するチラシが入ってた

ここにあるのは
緑と空気と時間だけ

確かに…、と納得👍

宿泊日は夜になって雨が激しくなり
雨音はするものの他の音はなく
静かな室内ですることもなく
ベッドの上で天井を見上げる🙄

そうしてるうちに寝てました💤
(おそらく21時頃に就寝)

朝食は少し遅めの8時から
お釜ご飯と湯豆腐、出汁巻卵
多すぎず少なすぎない和定食でした

天気が回復し歩く気満々やったので
ご飯もしっかり食べて準備万端🙌

ここで問題となるのが
宿へ来る時に歩いた3kmの道のり

朝はバスの時間に合わせて出発しようと
宿到着時に最寄りバス停で時刻を確認🚌

8:39発のバスに乗る予定でしたが
ご主人の粋な計らいで自然歩道の
前日歩き終えた場所まで
車で送ってもらえることに🥺🙏

実は前日の夕食時に
何も無い曽爾へようこそ…って話から
何目的で来られたの?と聞かれ
東海自然歩道を歩いてきて
翌日も歩き終えた場所から歩くんです🤗
というと車で送る提案をしてくれました

送迎をされてない宿なので
ご好意に感謝しかない✨

出発前の宿前から

車で送ってもらいながら
バスの本数が少ない話になり
当初は0にすると言われたけど
それでは困るからと村が負担して
今の本数を維持できてるんだと…

そんな不便で何もない場所に
来たことを感謝されご主人とわかれる

名残惜しさが半端ない…

何もない、不便な場所は行きにくいが
何もないからこそ見えてくるもの
感じるものが必ずあるし
迎えてくれる人たちの優しさがある
そういう場所やからこそ再訪したくなるし
名残惜しいって思うんやろな…

古民家の宿 木治屋
場所:奈良県宇陀うだ曽爾そに村伊賀見2126-2
プラン:1泊2食付き、夕食ぼたん鍋
料金:¥11,000

夕食時にご主人からいただいたもの

社寺でいただく御朱印みたい✨
自然歩道歩きで気になってた
鎧岳のスタンプもある⛰
登りに来た時にまた泊まりたいな😆

漆部の郷 曽爾とありますが
曽爾は漆塗りが始まった地らしい

奈良〜平安期、漆を司る政庁「漆部造ぬるべのみやつこ」が
置かれていたとする文献が遺る。

現在は途絶えてしまったその文化を
取り戻すための挑戦が続いてるそう
そんな話もご主人から聞きました🌱
またいろんなお話聞きに再訪します🤗


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