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ハイキング|曽爾から赤目四十八滝へ

念願の兜岳と鎧岳に登った翌日
曽爾そにから赤目四十八滝を目指し
ハイキングしてみました🍃

赤目四十八滝は日本に数多く存在する
四十八滝の一つで三重県名張市にある
近鉄赤目口駅などからバスも運行され
特に紅葉の季節は混雑する観光地

四十八滝は滝群に付される名称であり、実際に四十八以上の滝が存在してるわけではない例が多い。

Wikipediaより

以前から聞いたことはあったし
行きたいなとも思ってたけど
今まで一度も歩いたことない場所💦

今回も前日の山登りに続き
同行者という立場やったけど
全て初めて歩く道のりなので
前日に続き楽しんで歩けました♪


曽爾に1泊、翌日は赤目まで歩いてみる

3月30日はかねてから念願だった
曽爾に聳える兜岳と鎧岳に登りました
《内容はこちらの記事で…》

山から下山後は半年前に泊まった
古民家宿の木治屋に宿泊

古民家宿 木治屋

140年前の古民家に泊まる

ここにあるのは
緑と空気と時間だけ…

宿ポスターより

モノがあふれる現代では
何もない場所に行くことが難しく
ただ無になれる時間が贅沢✨

夕食はぼたん鍋をメインに
釜炊きご飯、鮎の塩焼き

朝食の卵焼きが絶品で
追加で頼みたいほど…😋

古民家の宿 木治屋
場所:奈良県宇陀うだ曽爾そに村伊賀見2126-2
プラン:1泊2食付き、夕食ぼたん鍋
料金:¥11,000


宿の詳細については前回宿泊時
記事にしてるので興味あれば…

この週末は2日とも同行ハイクやけど
宿泊だけは紹介するような感じでした
前回宿泊時から一緒に宿泊した友人には
合う気がしてたけどドンピシャなようで…
ご主人とは話が弾んでました😆

嬉しいような少し寂しいような…
でもお気に入り宿のファンが増えたので
紹介できて嬉しいが一番やろうな♪

宿の庭から…

前回宿泊時は両日とも曇天か雨で
ここで青空に出会えたのは初めて🙌
季節の花も加わり印象が変わった

絶壁望み川沿いを歩く

宿を出発してしばらくは
舗装された道を歩く

道のりは4バス停ほど…
とはいえバス本数は少ないので
あてにせず歩く予定でした🙌

対岸はキャンプ場

道の横を流れるのは青蓮寺川
赤目とは別の流れですが
この川沿いにも渓谷がある

垂直の岩壁が連なっているのは
紅葉スポットでもある小太郎岩

前日歩いた屏風岩や兜岳、鎧岳と
似たような岩壁で繋がりを感じる😆

登山口となる落合が見えてくる

数軒の建物を過ぎると
奈良県から三重県へと入る

この先には香落渓かおちだにと呼ばれる
奇岩と紅葉が有名な景勝地が続く

この地形は1500万年前に起こった
火山の噴火によって堆積した安山岩が
長い歳月をかけ浸食され続けたことで
形作られた景観で柱状節理の壮大な崖が
両岸に聳え立っている。

Wikipediaより

香落渓は今回行かなかったけど
絶壁、柱状節理などの説明から
赤目の景観とも似てるなと感じた
川の流れは違っても場所は近いので
同じ火山地形ってことなんやろな♪

峠越え

ギリギリ奈良県の落合から
赤目を目指して山に入る🙌

少し登ると地形が露になる
半島のように突き出す山を境に
左が三重県、右が奈良県な場所

急な登り始めを過ぎると
緩やかな地形の杉林になる

苔むす谷

徐々に標高を上げながら
いくつも谷を越えていく道

緩い道かなと思ってたら
峠越えの終盤は登りが続く💦
足長な主催者に遅れを取る…

水の流れる音が消えて
小笹がそよぐ音に変わり
風を感じた場所が峠でした🙌

峠の標識はないがこの日最高地点
登山口から300mほど登ってた💦

赤目方面へ下山すると
すぐ林道になり車道とも合流

赤目四十八滝渓谷の
起点となる出合に到着🙌
とはいえ観光地となっている
赤目四十八滝はまだ先…


《少し余談》
峠の標識に出合バス停とあったが
歩き着いた場所には見つからない…
利用する予定はなかったけど
気になり調べてみました

観光エリア最深部にある標識

この標識からかつてはバスがあり
渓谷沿いを歩いて出合へ行き
バスで下流へ戻れてたと判明

2006年の出合BS時刻表

いつまで運行してたのか不明で
季節運行で1本のみですが
この経路が利用できた時は
茶屋も営業してたんやろな…🙄

自然なままな最上流

現在は峠越えする人のみ歩く
赤目四十八滝渓谷の最上流
良い意味で整備され過ぎてない
自然なままの川沿いから歩き始め🍃

上流から歩いてきたら
歩きやすすぎる快適道でした🙌

綺麗すぎて水が見えない😆

最上流は高低差が少なく
静かに流れる川沿いの道

水の流れで浸食された地形が
川の中に透けて見える

アンコールチョット

下流に向かうにつれて
両岸に特徴的な岩が増えてきて
遺跡の様やなと思ってたら
絶妙なネーミングをされてた

カンボジアのアンコールワットに
少し似てるアンコールチョット
赤目新名所!ゆかい遺産だそう😂

静かで色々緩めな最上流
ただ歩くならここが心地よかった🌱

赤目四十八滝渓谷・上流

一般的な渓谷エリアに入ると
案内も道も観光地仕様になる

現在地は渓谷内最終の滝とあり
多くの人はここで折り返すが
この先の最上流に続く風景を
見てきた身としては勿体ない😙

ただここから下流へは
さすがの迫力と景観続きでした
撮れた滝を紹介してみます🙌

巌窟がんくつ滝(落差7m)
中腹に深い石穴があるのが由来

赤目四十八滝HPより(滝名以下同じ)
水面ギリギリで…

上流はまだ未舗装路が続くが
歩く人の多くは山靴ではなかった

琵琶びわ滝(落差15m)赤目五爆
絶壁に囲まれた岩風呂のような滝壺は深い蒼色をしていて、滝の形が楽器の琵琶に似ているのが由来。

琵琶滝を下流から…

琴滝(落差2m)
静かに耳を澄ませると滝の音がまるで琴の音が深山にこだましているように聞こえるのが由来。

木漏れ日が降り注ぎ
心地良い川の音を聞き歩く道

自然の堰の様な段差を流れる場所
この先の滝は見た目通りの
雛段ひなだん滝という名称でした

荷担にない滝(落差8m)赤目五爆
巌を挟んでふたつに別れて流れ落ちるさまが、荷を担っているようなのがこの名の由来。すぐ上にも深さ10mほどの滝壺と滝があり、渓谷随一の景観とされています。

豪快な滝に目を奪われがちやけど
川の両岸は絶壁も増えてくる

激しく流れ落ちる場所もあれば
鏡のように静かな場所もある

恐々しい名称の滝ですが
由来は骸骨っぽい岩らしい😂

雨降あめふり
道の脇にある崖上から岩を伝って雨が降るように飛沫が落ちてくる。

雨降滝の足元である道は
常に雨降状態で濡れてるけど
この日は日差しあり虹色が少し🌈

こうがい
巨石に挟まれて落ちる滝の形が日本髪に刺す飾りである笄に似ていることが由来。また滝が流れ込む滝壺は横渕と呼ばれ、赤目四十八滝で唯一滝と滝壺の名前が違う。

自然の中のプールの様な横渕

赤目四十八滝渓谷・下流

渓谷沿いの案内地図には
明確な上流、下流との表記ないが

百畳広場の百畳岩

入口から最終滝への所要時間の
半分くらいにある百畳広場を
分けるポイントとしました😙

滝ではない場所も
独特な景観が美しい

陰陽いんよう
大自然が生み出した陰陽和合の妙景。陽とは滝の流れを指し、岩石を浸して斜めに流れる。一方、滝壺は陰をあらわしている。

絶壁に張り付く道

下流に近付くにつれて
整備された道になってくるが
それ以上に絶壁の迫力が増して
凄い場所を歩く道も出てくる😆

布曳ぬのびき滝(落差30m)赤目五爆
一条の布をかけたように落ちる滝は、五爆のひとつに相応しい美しさ。固い岩をえぐった水の力には感心させられる。

比較対象なくて分かりにくいが
相当大きな滝でした✨

千手せんじゅ滝(高さ15m)赤目五爆
岩を伝って千手のように落水するのが由来とも、千手観音にちなんで名付けられたとも…

不動ふどう滝(落差15m)赤目五爆
不動明王にちなんで付けられ、滝参りとはこの滝にお参りすることをいい、明治の中頃まではここより奥は原生林で入ることができなかった。

赤目牛の像

赤目という地名の由来は、役行者えんのぎょうじゃが修行中に赤い目の牛に乗った不動明王に出会ったとの言い伝えにあるとされる。役行者および修験道に関連するが、忍者の修行場であったとも伝わる。

不動滝を過ぎると道が良くなり
渓谷入口付近では舗装された道💨

最初歩きやすいのは良いけど
この先も終始こんな道やと勘違いして
ラフな靴で歩き始めてしまうと思うと
良くないような気もする🙄

上流から歩いてきたら入口付近は
公園の中の遊歩道でした😊

巌窟滝から百畳岩まで40分
百畳岩から入口まで50分てのが
一般的な所要時間だそうです


渓谷道から出ると観光地🙌
何の関係があるか分からない
忍法赤目プリンの店を発見😅

渓谷に生息するという
オオサンショウウオに忍者が乗るが
もちろん練りこまれてるわけもなく
普通に美味しいプリンでした😋

赤目滝バス停

実は下流の後半は早足で
滝も五爆以外は確認できず
理由はバスの最終が迫ってたため💦
無事に乗れたけど最終15時45分て…

駆け足になったとはいえ
初めての赤目四十八滝を歩けて満足
訪問前は観光地の渓谷やろうと
侮ってたけど想像をだいぶ裏切られ
季節変えて再訪したくもなった🤩
混むやろうけど秋も見てみたい

赤目口駅にあった地図
今回訪れた曽爾、赤目滝をはじめ
以前歩いた室生からの自然歩道や
美杉の方まで描かれてました
こう見ると結構歩き回ってる😆

今回のルート

・時間:約5時間45分、・距離:11.7km
・登り:747m、・下り:825m
木治屋→落合BS(登山口)→出合→《赤目四十八滝渓谷》→赤目滝BS

関連記事_曽爾村

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