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双子誕生まで〜双胎間輸血症候群と診断されて〜

このnoteをはじめようと思ったきっかけの
ひとつでもある双子の誕生。


双子の誕生までには
何個も乗り越えなきゃいけない壁があったり
その分幸せもたくさんあったり
語ったらキリがないほどです。


うちの双子は前回もお話しましたが
一卵性双生児で
二卵性双生児よりもリスクがあると
病院で検診を受けた際に言われました。


簡単に双子といっても種類が3つあります。


①二絨毛膜二羊膜双胎(DD双胎)
いわゆる二卵性双生児と呼ばれるもので
胎盤が2つあってお腹の中のお部屋も2つある
双子ちゃんのこと。

簡単にいうとアパートやマンションの
お隣さんって感じです。
同い年の兄弟を同時にお腹で育ててるイメージ。

②一絨毛膜二羊膜双胎(MD双胎)
一卵性双生児の1つで
胎盤が1つで一応2人の間には
薄い壁がある双子ちゃんのこと。

簡単にいうと
同じ家の別々のお部屋にいる感じ。

③一絨毛膜一羊膜双胎(MM双胎)
一卵性双生児の1つで
胎盤が1つで薄い壁もなく
同じ空間にいる双子ちゃんのこと。

簡単にいうと
1ルームに一緒にいるイメージ。

うちは②にあたる双子です。

そして28週のときに
MDツインで最も恐れられている
双胎間輸血症候群(ttts)という症状が
起きていると診断されました。


簡単に言うと
胎盤から流れる血液のバランスがくずれて
baby1にいかないといけない血液が
baby2にいってしまうという症状です。

それにより

baby1は
・血が足りないため貧血
・おしっこを出さないため羊水が減る

baby2は
・血が多くなってしまうため
 多血状態になり心臓に負担がかかる
・おしっこをだす分羊水が多い

といったリスクが生まれます。


うちの場合は
かいが供血児(baby1)、
なぎが受血児(baby2)でした。


ですので今も体格差がありますが
かいは1608g、なぎは2806gと
約1.2kgの差があり誕生しました。


今でこそ元気ですが
28週から生まれてくる35週までの
約2ヶ月間で先生たちから
生死に関わる話をされたり
本当に生きた心地がしない日々を送りました。

できるだけ週数を稼ぎたいと言われていたので
あの2ヶ月間は
はやく1日が過ぎてほしいと
毎日願うばかりでした。

双子だったため
NICUのあきが2つ確保できないといけないので
すぐに生まれる予兆があれば
転院をしていたので
2ヶ月間で3つの病院をまわりました。


でもふたりの生命力がすごかったんでしょう。
今こうして元気に毎日を
過ごしています。


毎日イライラしてしまうことはあるけど
この過酷な状況の中で生まれてきてくれたことを
思うと本当にふたりには感謝しかないのです。


双子を妊娠して
嬉しい気持ちよりも
わたしは不安な気持ちのほうが勝っていました。

妊娠してすぐに
リスクの話をされるし
お腹も人一倍大きくなるし
毎日元気なのかなとそればかりでした。

そんな時に双胎間輸血症候群と診断され
かなり自分を責めました。


きっと今同じような気持ちで
妊娠をされてる方、
同じような状況の方いると思います。


わたしに何ができるかわかりませんが
その時の気持ち、
気をつけていたこと
その他諸々を発信したいと言う気持ちがあって
noteをスタートしました。


これからシリーズで誕生から出産までを
お話して何か力になれたらなと思います。

途中個人情報など含まれそうなところは
有料にしようと思いますが
もし興味があったら読んでみてください。

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