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#15 自分でつくる新しい生活様式 後編

前編では2019年と2020年の二度にわたる鹿児島とセブの2拠点生活の意味を考察しました。
後編では2020年のセブ生活における「ハイライト」を振り返ります。
閉じた世界の中で過ごした日々は、次のステージへの扉を開いてくれたという実話。

一見、華々しく、ともすると自慢にも見える?
でも受け取ってほしいのはそこじゃない。
「キャリアコンサルタント」が自分のキャリアをつくる上で何を考えどんな行動をしていたかを公開することに意味があると信じ、心を込めて書きました。その量なんと3000字越え!

3月末から6月半ばの出来事ですが時系列がバラバラなので、ざっくり「直近3カ月」とご理解くださいませ。

ではどうぞ。

 

楽しむことを自粛しない

制限の中で自由を手にした私は、最大限にロックダウンを楽しもう!と決意します。

まずは「おうちでダンササイズ」
え?そこ?って思うでしょ。これがけっこう大事なんですよ。
日本でも外出規制のムードが高まり、zoomでつないで音楽に合わせて踊るイベントをはじめました。
TRFのEZ DO DANCERCISEを教材にするあたりが世代を感じます。
1回40分のエクササイズに心も身体も喜ぶ!週3踊るだけでに二の腕やウエストが引き締まりアスリート体形に!

そのうちオンラインの仕事が忙しくなり週2回になったけれど、3カ月で合計30回の開催ができました。しかもセブと日本とアメリカをつないでのダンササイズ。時間や場所を超えて楽しみながら〇〇〇太りを防ぐことができたのは大きな成果です。
 
TRFさんは楽しませるだけじゃなくて「健康を保つ」ことにも大きく貢献してくれましたね。
医療体制の整わないセブで過ごすに外国人にとって「健康」は最優先事項。体を鍛えたり免疫力を上げるための自助努力が必要でした。
サムさん本当にありがとう。
 
副産物としてTRFのヒット曲が3曲も踊れるようになったので、結婚式の余興もどんとこい。


ライブ配信の一般公開化がもたらしたもの

ダンササイズという新しいルーティーンに加え、不定期だった動画配信が毎朝のルーティーンに昇格。
出社もしないのに朝6時に起きて着替えてメイクする。もちろん寝るのも小学生並みに早いです。
ルーティーンのおかげで超健康生活が守られ、体調を崩すことなく過ごせました。
  
ルーティーンにも大きな分岐点がありました。
心境の変化があって、これまで友達限定だった配信を一般公開することにしましたが、ここから、ただのおしゃべり配信を「コンテンツ」として届けるための試行がはじまります。「制限から生まれるアイデア」への挑戦です。

まず、テーマを決めて配信スタート。
最初の10分ほどはコメントをくださる皆様とおしゃべり。そして本題へ。
コメントを拾っている間に話がずれてしまうこともあるけれど、最後はテーマに戻ってきます。

FBのライブ配信は基本的には私ひとりの生しゃべりにコメントでつっこみを入れていただく形。
もっと双方向が欲しいな~どうすればいいかなら~と考えた結果、カタルタを投入!

※説明しよう。(以下、公式ページより引用)
カタルタ®︎は、語りを遊びに変えるカードセットです。思考全体をゲーム化することにより、語りを遊びに変え、遊びをインスピレーションへと導きます。https://www.kataruta.com/

(カタルタをご存じない方はこちらの記事もどうぞ)
#10カタルタ愛をカタルタで語る 


一般的な使い方(自分でめくって自分で話す)以外もいろいろ試しました。
・お題を出してコメントをもらって、私がめくり、出てきたリンクワードに続けてまたコメントしてもらう
・お悩みをコメントしてもらって、私が1枚めくり、適当に答える「お悩み一問一答」

 
朝の忙しい時間になんと多くの方が参加してくれること!みんないったいどんな姿でコメント打ってくれてるのかな。笑

カタルタでコミュニケーションしながら動画配信をするのって、場を回すほうも労力がいるんです。おしゃべりしつつ、カード使いつつ、1つ1つのコメントに対応していく。だまってコメント返してたら放送事故ですからね。視聴者もさまざまです。カタルタに参加してくれる人もいれば、普通にコメントを入れてくれる人もいるので、瞬時に判断してコメントします。
「話す」「読む(読んで判断する)」「カードを操作する」「コメントを返す」の同時進行。大いなるボケ防止法!
  
つまり、コミュニケーションのトレーニングの場でもあり、オンラインでのゲーミフィケーションの可能性を拡げる場でもあったのです。なんて贅沢な時間だこと。
 
そんなことを続けているうちに朝活配信は記念すべき400回を迎え、2.0から5.0へバージョンアップ。
たくさんの方にお祝いの言葉をいただき、本当にありがとうございました。
でもね、2年かけて400回ですよ・・・。まだまだ道のりは長い。

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オンライン企画のスマッシュヒット

限りなく自己救済に近い動画配信ですが、コツコツと続けてきた2年の経験が活かされる場面がついに来ました。
日本で対面活動ができない方がオンライン化を迫られて苦戦していることを知り、オンラインファシリテーション講座の構想がはじまります。
 
手元のノートを見ると、3月30日に元ネタのアイデアが記されていました。
当時はFBライブでの朝活配信が330回、zoomでのワークショップが20回。セミナー受講も多かったので、参加者として感じることと、主催者として注意することの両方をお伝えできるればいいなと考えていました。
 
しかしなかなか形にならない・・・。
悶々としていたところにチャンス到来。協力者の存在が企画の実現を後押ししてくれました。私一人では想いを形にすることはできなかったし、形にできてもたくさんの人に届けることができなかった。
アイデアを口にすることで、「それいいね!」と応援してくださる方が現れ、必要な人に必要な情報を届けることができた経験は、私自身が自分の仕事のオンライン化を進める力になりました。
このあたりは機会があれば深く考察したいです。
 
構想から2週間で企画化が進み、1週間後には「オンラインファシリテーション実践編」をリリース。
嬉しいことにリリース直後に席が埋まり、慌てて出した追加日程も即満席。ヒットです。無料講座だからという見方もあるかもしれませんが、無料でも席が埋まらないことはよくあるので、市場のニーズに応えられていたのでしょう。
  
1か月かけて全11回、個別相談もあわせると何十時間という時間を40名の方とご一緒させていただきました。さすがオンラインの力!北は北海道から南はオーストラリアまでご参加があり、新しいご縁も生まれました。
今では一時期のオンライン熱は落ち着いたようなので、とてもタイムリーな企画だったと言えます。
以前noteでも書きましたが、オンライン化は「流行」ではなく「一つの選択肢」として必要なので、これで終わりではなく引き続き探究していきます。

※オンラインファシリテーション実践編については、WEBサイト(着火ブログ)で詳しくご紹介していますので、ご興味ある方はこちらをどうぞ。https://manablegate.com/


まとめるとこんな感じ。
①ダンササイズ ⇒健康維持、グローバルなつながり
②朝活配信⇒オンラインファシリテーション、ゲーミフィケーションの実践
③オンラインファシリテーション講座 ⇒市場ニーズに応えるコンテンツ開発と提供


振り返るとまさに「ハイライト」な日々。そりゃ文字量も多くなるよね!

これまで培った経験や好きで続けていたことが時代にマッチして、本領発揮できた例です。
ずっとテーマにしている「どこに行ってもできる自分の仕事をつくりたい」という世界が、今ここにあるという実感。
ひとりでは決して成し得なかったことです。
応援してくれる方々、信じて選んでくれる方々、たくさんの愛を頂いたセブ生活でした。
(ここで紹介した3つ以外にも収穫はありますが、またの機会に。)


はい、めでたしめでたし!


とは行きません。

「はじまり」があれば「終わり」がある。
祭りはいつか終わる。
「ハイライト」は、影があるから脚光を浴びるんです。

続きは次回。


長文にお付き合いくださりありがとうございました。
次回はもう少し文字量を考えます。。。(反省)


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