父 (ICU:入院15日目:エクモ離脱3日目)


お昼の面会時間に会いにいく。

病室に入ると
父は看護師さんに起こされており、
両目を開いていた。

昨日よりも覚醒状態がいい印象だ。
だが意識はあっても、こちらを認識している印象はない。
それでも昨日より浮腫がよくなってきているのを見るだけで
少しずつでも回復していくれているんだと実感。


いきなり意識や脳が起きることはなく
一度脳の血流が途絶えると意識障害は起こる。

その影響は必ずと言っていいほど現れる。


それでも、少しでも私たちのことを
認識してほしいという願いが強くなる。

少しでも長生きしてくれたら…


面会時間は約20分
もう少し長くいたいけど
色々処置もあるので、

また明日ねって伝えてきました。


職場に出す、介護休業の申請をしなくてはならなくて
週明けに職場へ行こうと思う。
職場の人には本当に感謝しかない。
こんな急な休みにも対応してくれて
医療従事者という立場だから大変さがわかるのだろう。


何も詳細を説明していないから
今まで父の経過を話すのは少し辛いけど
協力してもらっている分、ちゃんとしないとね。


母は少しずつ食欲が戻り
ご飯も食べてくれているが
ふとした時にはため息がつく。

ふとした時って
かなしくなる。


周りの人たちの幸せな時間が
長く続きますように。

そして、親や先祖は絶対に大切にしなくてはならない。


私の父の兄弟や家族関係は複雑で
母はこの心配もしている。
相続関係だ。
父がいなくなったほうが
兄弟は取り分が増えるから…
期限が迫っている中、何も連絡してこないのは
それを待っているという気にしかならない。

とても最低な人たち。

因果応報。



暗く複雑な話をしてすいません。


続く。


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